新日本海フェリーの新造船「けやき」、12月に舞鶴-小樽航路で就航予定

新造船けやき就航

開催日:12月1日

新造船けやき就航
新日本海フェリーの新造船「けやき」はいつ就航するの?
新日本海フェリーの新造船「けやき」は、2025年12月に舞鶴-小樽航路に就航する予定です。
新造船「けやき」の特徴って何?
「けやき」は省エネ型の最新鋭船型で設計され、省エネルギーを実現。船内の設備も充実し、快適な船旅を提供します。

新日本海フェリーが新造船「けやき」の命名進水式を実施

新日本海フェリー株式会社は、2025年4月29日に三菱重工業株式会社下関造船所において、新造船「けやき」の命名進水式を行いました。この式典では、ソプラノ歌手の田中彩子様による支綱切断が行われ、本船の正式な命名がなされました。「けやき」は、2025年12月に舞鶴-小樽航路に就航する予定です。

「けやき」という名称は、京都府舞鶴市の市木に由来しています。強健で、しっかりと根を張り、力強く成長する姿は、関西と北海道を観光と物流で結ぶ新造船にふさわしい名前と言えるでしょう。

新造船「けやき」の特徴

新造船「けやき」は、国内フェリーでは初めての採用となるダックテールを含む最新鋭の省エネ船型で設計されています。この船は、アンチローリングタンクとフィンスタビライザーを併用した省エネ型減揺システムを採用しており、従来の船舶と比較して約5%の省エネルギーを実現することが可能です。

船内の設計も非常に魅力的です。3層吹き抜けのエントランスやシースルーエレベーターを備え、開放感あふれる空間が演出されています。また、船首部には2層吹き抜けのフォワードサロンがあり、快適な船旅を提供します。レストランでは、コース料理を楽しみながら海の景色を眺めることができ、最上階には日本海の風を感じられる露天風呂が設置されています。

多様な客室のご紹介

新造船「けやき」では、さまざまなタイプの客室が用意されており、旅行者のニーズに応えています。以下は、船室の種類と定員の詳細です。

客室タイプ 設備 定員 室数
スイート 専用テラス・バス・トイレ付 2名 2室
デラックス 専用テラス・バス・トイレ付 2名 16室
ステート和洋室 シャワー・トイレ付 4名 8室
ステート洋室 シャワー・トイレ付 2名 30室
ステートウィズペット シャワー・トイレ付 2名 5室
ツーリストS 1名個室寝台 1名 74名
ツーリストA 階段式2段寝台 1名 44名
ドライバー室 1名個室寝台 1名 30名

このように、「けやき」では多様な客室が用意されており、特に家族旅行やペットと一緒に旅行する方々にも配慮されています。ツーリストクラスでは、プライベート空間が確保されており、快適な船旅を提供しています。

新造船「けやき」の基本情報

新造船「けやき」の基本的なスペックについても触れておきます。以下に主要な情報をまとめました。

項目 詳細
全長 199.0m
総トン数 約14,300トン
主機 8,540kW × 4基
航海速力 28.3kt
積載台数 トラック約150台/乗用車約30台
旅客定員 286名

これらのスペックは、新造船「けやき」が高い運航性能を持つことを示しており、快適で効率的な航行が期待されます。

新日本海フェリーの新造船「けやき」は、観光と物流の両面で関西と北海道を結ぶ重要な役割を果たすことが期待されています。船内の多様な設備や客室は、旅行者にとって魅力的な選択肢を提供し、快適な船旅を実現することでしょう。新造船「けやき」の詳細情報は、今後も随時更新される予定です。