2025年5月2日受注開始！LAOWAの新シネレンズで映像制作が進化

新しいシネレンズの登場

2025年5月2日、株式会社サイトロンジャパンは、Anhui ChangGeng Optical Technology (Venus Optics)社が展開するレンズブランド「LAOWA」から、Vista Visionフォーマットに対応した世界初のシフト機能を搭載したシネプライムレンズ「LAOWA 15mm T4.8 Zero-D Shift Cine」と「LAOWA 20mm T4.1 Zero-D Shift Cine」の2モデルを発表しました。

これらのレンズは、受注開始日が2025年5月2日（金）からで、通常1か月程度での納品が予定されています。これにより、映像制作の現場において新たな表現力を提供することが期待されています。

製品の特長

LAOWAの新しいシネレンズは、特に以下の特長を持っています。

• シフト機能：フルフレームで±11mm、Vista Visionフォーマットで±9mmのシフト量を実現しています。この機能により、建築物や室内空間の撮影において、収束線や傾きを補正し、歪みのない自然な映像表現が可能です。
• 大型センサー対応：イメージサークルはφ65.2mmで、主流の大型センサーに対応しており、映画撮影市場での利用が見込まれます。
• Zero-D設計：両モデルには「Zero-D」テクノロジーが採用されており、広角レンズ特有の歪みを極限まで抑制しています。
• 近接撮影対応：最短撮影距離は15mmモデルで20cm、20mmモデルで25cmと、クローズアップ撮影にも適しています。
• 色収差の抑制：設計により、中心から周辺まで均一なシャープネスを実現し、クリアでシャープな映像を提供します。

シフト機能の詳細

シフト機能は特にパースペクティブのコントロールに優れています。高層ビルなどの撮影時にも、シフト機能を利用することで正確にまっすぐな構図を実現することができます。

シフトなしとシフトありの比較を行うことで、視覚的な効果の違いを感じることができ、よりプロフェッショナルな映像制作が可能になります。

反射の回避

鏡やガラス越しの撮影では、レンズを右または左にシフトさせることで光軸をずらし、カメラの映り込みを防ぐことができます。これにより、クリーンで美しい画を得ることができるのです。

製品仕様

以下に、各モデルの詳細な仕様を示します。

発売概要

以下は、各モデルの発売概要です。

• LAOWA 15mm T4.8 Zero-D Shift Cine
• マウント：Arri PLマウント
• 予想市場価格：税込440,000円前後
• 受注開始日：2025年5月2日 (金)
• LAOWA 20mm T4.1 Zero-D Shift Cine
• マウント：Arri PLマウント
• 予想市場価格：税込440,000円前後
• 受注開始日：2025年5月2日 (金)

また、これらのレンズに対応する交換用バヨネット（Sony E, Canon EF, Nikon Z, Canon RF, Lマウント）は、別売で提供されており、希望小売価格は税込11,000円前後となっています。

まとめ

LAOWAから登場した新しいシネレンズ「LAOWA 15mm T4.8 Zero-D Shift Cine」と「LAOWA 20mm T4.1 Zero-D Shift Cine」は、シフト機能を搭載し、映像制作の新たな可能性を提供します。これにより、より自由な構図やパースペクティブのコントロールが可能となり、プロフェッショナルな映像制作に貢献することでしょう。

以下に、この記事で紹介した内容をまとめます。

これらの新製品は、映像制作における新たなツールとなることが期待されます。