セブン-イレブンとヤッホーブルーイングの新ビール「有頂天エイリアンズ」5月21日発売

セブン-イレブン×ヤッホーブルーイングの共同開発ビール「有頂天エイリアンズ」

株式会社ヤッホーブルーイング（長野県軽井沢町）と株式会社セブン-イレブン・ジャパンは、2025年5月21日（水）より、共同開発したクラフトビール「有頂天エイリアンズ」を首都圏および長野県・山梨県の約7,500店舗で順次先行発売します。さらに、6月11日（水）からは全国のセブン-イレブンでも順次発売される予定です。

このビールは、一般的なラガービールとは全く異なる味わいを持ち、現行缶製品で最多量のホップを使用しています。テスト販売では、想定よりも早く完売した実績もあり、期待が高まります。

「有頂天エイリアンズ」の特徴と開発背景

「有頂天エイリアンズ」は、一般的なラガービールの特徴である「透明ですっきり・苦みが強め・穏やかな香り」とは真逆の特徴を持つビールです。具体的には、「濁ってまろやか・苦み控えめ・トロピカルな香り」が特長で、ビアスタイルは「ヘイジーIPA」となっています。

開発には2年を要し、両社の思いが詰まった商品です。セブン-イレブンは「ビール売り場をよりワクワクするものにしたい」と考え、ヤッホーブルーイングは「クラフトビールの魅力をより多くの人に知ってほしい」という思いを持っています。両社が議論を重ね、既存のビールとは異なる新たな選択肢を提供することで、売り場にバラエティをもたらすことが目的です。

ビールの特性と香り

「有頂天エイリアンズ」は、パイナップルやマンゴーなどのトロピカルフルーツを思わせる香りが特徴です。ホップの使用量は、ヤッホーブルーイングの「よなよなエール」と比較すると約1.8倍に達し、ホップの香気成分の含有量はラガービールの約11倍です。

また、シルキーな口当たりを実現するために、過去最多量のオーツ麦を使用しています。このように、ビールの製造においては、さまざまな工夫が凝らされています。

テスト販売の成功と今後の展開

2024年12月に実施したテスト販売では、長野県・山梨県の708店舗において、当初2か月で想定していた在庫が1か月で完売するほどの好評を得ました。新規顧客の比率が既存の他ビールの約2.3倍であったことから、普段セブン-イレブンでビールを購入しない方々にも興味を持たれたことがわかります。

「トロピカルな香りが印象的」「ビールの概念をガラッと変えてくれるビール」といった声が多く寄せられ、5月21日（水）より首都圏・長野県・山梨県のセブン-イレブンでの先行販売が開始され、6月11日（水）からは全国展開が予定されています。

プロモーション活動とオリジナルグッズ

「有頂天エイリアンズ」の発売に合わせ、5月26日（月）から6月1日（日）の期間中、渋谷駅西口「しぶにしデッキ」に屋外広告を掲出します。この広告では、缶に描かれたエイリアンのキャラクターが「全地球人にとどけたい。」というメッセージを発信し、飲みやすさを訴求します。

また、エイリアンのキャラクターをあしらったオリジナルTシャツや光るコースターといった限定グッズも販売されます。これらは公式通販サイト「よなよなの里」で、5月15日（木）16時より順次発売される予定です。

「ヘイジーIPA」市場の拡大を目指す

「ヘイジーIPA」は、2024年に行われた世界的な品評会で同スタイルの出品数が最多となるなど、クラフトビールの新定番となりつつあります。ヤッホーブルーイングは、「ヘイジーIPA」をより身近に楽しめる市場づくりに挑む「ヘイジーチャレンジ」を2024年7月に立ち上げました。

このプロジェクトでは、第1弾としてプロトタイプ製品「HAZY IPA 2024」を販売し、第2弾として「有頂天エイリアンズ」をテスト販売しています。全国展開を見据えた今回の「有頂天エイリアンズ」の発売により、ヘイジーチャレンジは達成間近です。

製品概要と販売情報

「有頂天エイリアンズ」は、ビールの新しい楽しみ方を提供することを目指し、セブン-イレブンとヤッホーブルーイングのコラボレーションによって誕生した商品です。今後の展開に注目が集まります。