6月7日、しなの鉄道で災害支援列車の実証実験開催。防災力向上を目指す

災害支援列車実証実験

開催日:6月7日

災害支援列車実証実験
災害支援列車って何をするの?
災害支援列車は避難所を列車で運び、駅前に開設する実証実験です。人や物資を鉄道で輸送し、防災力を高める取り組みです。
このイベントにはどうやって参加するの?
2025年6月7日に長野県で開催されるイベントは、参加費無料で誰でも参加可能です。詳細は公式サイトで確認できます。

災害支援列車の実証実験について

2025年6月7日(土)、長野県のしなの鉄道において、避難所をまるごと列車で運ぶ「災害支援列車」の実証実験が初めて開催されます。このイベントは、株式会社ふろしきやが企画・運営を担当し、しなの鉄道から委託を受けて実施されるものです。災害時における人や物資の輸送を鉄道で行う新しい取り組みとして注目されています。

本実証実験は、災害発生時における地域支援力の向上を目指し、鉄道の持つ輸送力と駅前空間の有効活用に着目したものです。具体的には、避難所を鉄道で輸送し、駅前に避難所を開設することを想定しています。実験当日は、約60名のボランティアスタッフや関係者を含む支援物資を輸送する予定です。

避難所をまるごと列車で運ぶ「災害支援列車」の実証実験、しなの鉄道で初開催 画像 2

イベントの詳細と目的

「しなの鉄道Connect つながる防災フェス」と名付けられたこのイベントは、近年の自然災害の頻発を受け、災害時における広域連携体制の重要性を再認識することを目的としています。特に、災害時における公共交通機関の役割を強化し、地域の防災力を高めることを目指しています。

具体的な内容としては、以下のような取り組みが行われます。

  • 人と物資の列車輸送:災害時を想定し、支援物資とボランティアを戸倉駅から黒姫駅まで輸送します。途中、北長野駅で防災倉庫からの物資も積み込みます。
  • 避難所の開設:黒姫駅に到着後、列車で運んだ物資と人員のみで避難所を開設します。会場は黒姫駅前の信濃町有地としなの鉄道の敷地を活用します。
  • 防災イベントの実施:避難所では、炊き出し体験や防災トーク、防災関連のブースを通じて、参加者が災害時の体験を学べるイベントを行います。
  • 一次避難の体験:実際の災害時を想定し、黒姫駅から戸倉駅まで列車で避難し、地域連携先である戸倉上山田温泉の旅館に移動します。

実施概要と参加方法

本イベントは、2025年6月7日(土)に実施され、時間は6:30から16:00までです。イベント会場は10:30から13:00の間に開かれます。参加費は無料で、誰でも参加することができます。

イベントの詳細については、以下のリンクから確認できます。なお、イベントの公式ウェブサイトは5月下旬に公開予定です。

しなの鉄道ニュースリリース

企業情報と背景

本事業を担当する株式会社ふろしきやは、長野県千曲市に本社を置き、新しい地域活用や社会課題解決に向けたプロジェクトを生み出す企業です。具体的には、ワーケーションまちづくり事業やモビリティスナック事業など、地域に密着した取り組みを進めています。

しなの鉄道株式会社は、長野県上田市に本社を構え、地域に根ざした公共交通機関として、地域の防災力向上に寄与することを目指しています。両社の連携により、災害時における鉄道の活用方法を検証し、地域防災力の向上を図ることが期待されています。

まとめ

本記事では、2025年6月7日に実施される「災害支援列車」の実証実験について詳しく紹介しました。この実証実験は、災害時における人や物資の輸送を鉄道で行う新しい取り組みであり、地域の防災力向上を目指しています。

項目 詳細
実施日 2025年6月7日(土)
実施時間 6:30~16:00(イベント会場:10:30〜13:00)
場所 戸倉駅〜黒姫駅間(イベント会場:黒姫駅)
参加費 無料
関連リンク しなの鉄道ニュースリリース

この実証実験を通じて得られた知見は、今後の地域防災体制の強化に役立てられる予定です。災害時の鉄道の活用方法を検証する重要な一歩となるでしょう。

参考リンク: