5月31日オープン!古材を再利用した平屋モデルハウスが神奈川県に登場

平屋モデルハウスオープン

開催日:5月31日

平屋モデルハウスオープン
「KATARITSUGI」プロジェクトって何?
「KATARITSUGI」プロジェクトは、古民家の構造材を再利用し、次世代に古き良き日本の暮らしを語り継ぐ取り組みです。
平屋モデルハウスのオープン日はいつ?
平屋モデルハウスは2025年5月31日に神奈川県開成町でオープンします。この日は「古材の日」とされています。

「KATARITSUGI」プロジェクトの概要

小田急不動産株式会社は、2025年5月31日(土)に神奈川県開成町に平屋モデルハウスをオープンすることを発表しました。この日は「古材の日」として定められており、古民家の構造材を再利用した住まいの新たな形を示す重要な日となります。このプロジェクトは、「KATARITSUGI(かたりつぎ)」と名付けられ、古き良き日本の暮らしを次の世代へ語り継ぐことを目的としています。

本モデルハウスは、新潟県阿賀町にある築約160年の古民家から再利用された構造材を使用しており、地域の文化や歴史を尊重した住まいの形を提案しています。これにより、古民家の魅力を現代の生活に生かし、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。

住まい選びにエシカル消費を提案する「KATARITSUGI」プロジェクト5月31日「古材の日」神奈川県開成町に平屋モデルハウスをオープン 画像 2

古民家再生の背景と意義

日本には約102万戸の古民家が存在していますが、少子高齢化に伴い、これらの多くが空き家となっています。古民家の持つ価値や歴史を次の世代に伝えるためには、これらの古材を新たな形で活用することが必要です。小田急不動産は、全国古民家再生協会と連携し、古民家の再生・活用に取り組むことで、地域経済の活性化や環境保護に貢献することを目指しています。

本プロジェクトの目的は、古民家の古材を通じて、地域の関係人口を創出し、古民家の歴史や所有者の想いを次の世代へ繋ぐことです。これにより、古民家の再生を通じた新たなストーリーが生まれ、地域の文化が豊かに継承されていくことが期待されています。

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平屋モデルハウスの特徴とコンセプト

本モデルハウスは、雪深い新潟県阿賀町で約160年にわたり住まいを支えてきた古材を利用しており、家族のつながりや学び、季節の移ろいを感じられる空間を創出しています。特に、リビングの大梁には古材が使用されており、その存在が家族の時間を豊かにする役割を果たしています。

モデルハウスのコンセプトは「時をつなぎ、暮らしを紡ぐ。“古き良き日本の暮らし”の住まい。」です。古材が持つ歴史を尊重しながら、現代の住まいに新たな息吹を与えることが狙いです。以下は本モデルハウスの主要な特徴です:

  • 開放感あふれる土間:最高天井高4m超の空間が広がり、リビングやパントリーとつながる動線が確保されています。趣味や子どもとの工作など、自由に使える土間は“もうひとつのリビング”として機能します。
  • 家族のつながりを育むリビング:約160年の歴史を持つ古材の梁が見守るリビングは、家族の中心となり、自然と会話が生まれる空間です。
  • 学びが息づく趣きあるしつらえ:床材には国産杉板を使用し、外壁には杉板張り、屋根には安田瓦を採用することで、日本の伝統家屋の趣を感じられます。
  • 自然のある風景:外構には緑豊かなアプローチや四季折々の植栽が施され、日常生活の中で季節の移ろいを感じることができます。
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モデルハウスの基本性能と持続可能性

本モデルハウスは、古材を活用しつつも、耐震性や断熱性、省エネ性能を高い水準で満たしています。具体的には、以下の性能を有しています:

  1. 耐震等級2の取得:大地震にも耐えられる構造を持ち、建築基準法の1.25倍の耐震力を実現しています。
  2. 省エネ性能の評価:BELSにおける住宅のZEH水準評価を取得し、断熱性能6を満たしています。
  3. 炭素貯蔵量:古材を含む木材全体の炭素貯蔵量は杉の木換算で41本分に相当し、廃棄物削減やCO2排出抑制に寄与しています。

これらの取り組みを通じて、小田急不動産はサステナブルな経営を推進し、循環型社会の形成に貢献することを目指しています。

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家主の想いを受け継ぐ「家史(いえし)」

本モデルハウスでは、古材の元となった古民家の歴史や文化をまとめた「家史」という一冊が用意されています。この「家史」は、古民家の背景や建築の特徴を丁寧に記録し、再生された住まいのルーツを未来へと語り継ぐための重要な資料となります。

このように、古民家の再生を通じて、地域の文化や歴史を尊重し、次世代に受け継いでいくことが「KATARITSUGI」プロジェクトの大きな目的であり、古き良き日本の暮らしを守るための新たな挑戦です。

項目 内容
プロジェクト名 KATARITSUGI
オープン日 2025年5月31日
所在地 神奈川県足柄上郡開成町みなみ3丁目2-3
古民家の年数 約160年
間取り 2(3)LDK
耐震等級 2
省エネ性能 BELS評価取得
炭素貯蔵量 杉の木換算で41本分

このように、古民家の再生を通じて持続可能な社会の実現に寄与する「KATARITSUGI」プロジェクトは、地域の文化や歴史を尊重し、次世代に受け継いでいくための重要な取り組みです。古材を通じて新たな暮らし方を提案し、持続可能な未来を創造することに寄与することが期待されます。

参考リンク: