ペリカン限定蒔絵万年筆「金魚」6月12日発売、伝統と技術の結晶
ベストカレンダー編集部
2025年5月22日 18:09
ペリカン金魚発売
開催日:6月12日
ペリカン限定蒔絵万年筆「金魚(Goldfish)」の魅力
ドイツの高級筆記具ブランド、ペリカンが発表した限定蒔絵万年筆「金魚(Goldfish)」は、石川県加賀の蒔絵師による技術と、ペリカンのクラフトマンシップが融合した逸品です。この万年筆は、123本の数量限定で生産され、そのうち日本国内では25本の限定発売となります。2025年6月12日(木)からの販売が予定されています。
ペリカンの蒔絵万年筆は、180年以上の伝統を誇るドイツペリカン社の技術と、日本の伝統工芸「蒔絵」の精緻さが見事に調和した作品であり、その美しさと技術は国際的に高く評価されています。特に、加賀蒔絵師の新田義明氏によるこの作品は、漆黒の表面に施された美しい蒔絵が特徴です。
金魚のデザインと蒔絵技法
蒔絵万年筆「金魚」は、静かに流れる水の背景に、優雅に泳ぐ二匹の金魚を描いています。尾ひれの流麗な動きや、光を反射する鱗の一枚一枚まで、緻密な蒔絵で表現されており、金、銀、螺鈿を使用してその美しさが鮮やかに描かれています。このデザインは見る者の心を惹きつけ、まるで生きているかのような生命感を感じさせます。
金魚は古代中国で突然変異によって誕生した赤い鮒を起源とし、長い年月をかけて品種改良が重ねられた結果、現在のように色鮮やかで優雅な姿へと進化しました。金魚はその華やかな姿から、金運や幸福を招く魚として広く親しまれています。
蒔絵技法の詳細
この限定万年筆では、研出蒔絵と高蒔絵を組み合わせた「加賀研出高蒔絵」技法が採用されています。この技法は、漆を塗っては磨く作業を何度も繰り返し、深い艶と美しさを生み出します。蒔絵は日本の伝統工芸であり、細やかな技術と時間を要するため、非常に高い技術が求められます。
以下は、蒔絵技法の特徴です:
- 研出蒔絵:漆で描いた絵を磨くことで、立体感を出す技法。
- 高蒔絵:金や銀の粉を使い、色彩豊かに表現する技法。
- 加賀研出高蒔絵:この二つの技法を組み合わせ、より高い芸術性を実現。
製品情報と販売について
ペリカン限定蒔絵万年筆「金魚(Goldfish)」の詳細情報は以下の通りです。
| 商品名 | ペリカン限定蒔絵万年筆「金魚(Goldfish)」 |
|---|---|
| 税込価格 | ¥495,000 |
| 世界限定本数 | 123本 |
| 日本国内限定本数 | 25本 |
| 発売日(一部店舗を除く) | 2025年6月12日(木) |
| 取扱店舗 | 全国の百貨店および筆記具専門店など |
この万年筆は、父の日の贈り物や特別なプレゼントとしても最適です。高級感あふれるデザインと、伝統工芸の技術が詰まったこの万年筆は、書くことの楽しさを再認識させてくれることでしょう。
ペリカン社の歴史と伝統
ペリカン社は1838年にドイツで設立され、化学者カール・ホーネマンが画期的な絵画インクを発明したことから始まりました。画材メーカーとしての基盤を築いた後、筆記具の製造にも着手し、ブランドのアイコンであるグリーンストライプが誕生しました。これにより、ペリカンは高品質な筆記具を提供するブランドとしての地位を確立しました。
ペリカン社の製品は、今でもドイツ工場で生産されており、心地よい滑らかな書き心地を提供し続けています。創業から180年以上の歴史を持つペリカン社は、伝統的なクラフツマンシップを守りながら、幅広いユーザーに向けて高品質な製品を届け、「手書き」の文化を未来へと繋いでいくことを目指しています。
まとめ
ペリカンの限定蒔絵万年筆「金魚」は、ドイツの技術と日本の伝統工芸が融合した、非常に特別な逸品です。その美しさや技術は、万年筆愛好者やコレクターにとって魅力的なアイテムとなるでしょう。以下に、本記事で紹介した内容をまとめます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 商品名 | ペリカン限定蒔絵万年筆「金魚(Goldfish)」 |
| 税込価格 | ¥495,000 |
| 世界限定本数 | 123本 |
| 日本国内限定本数 | 25本 |
| 発売日 | 2025年6月12日(木) |
| 取扱店舗 | 全国の百貨店および筆記具専門店など |
この万年筆は、伝統工芸の美しさと高級筆記具の魅力を兼ね備えた特別なアイテムであり、筆記具の新たな可能性を感じさせる製品です。