SKxTECH、5月26日から系統用蓄電池市場へ本格進出を発表

系統用蓄電池市場進出

開催日:5月26日

系統用蓄電池市場進出
SKxTECHってどんな会社なの?
SKxTECHは通信インフラ工事の専門性を活かし、系統用蓄電池やデータセンター市場に進出する企業です。
SKxTECHの新しい成長戦略は何?
SKxTECHは系統用蓄電池システムとデータセンター市場へ事業を拡大し、資金調達と財務基盤強化を進めます。

株式会社SKxTECHの新たな成長戦略

2025年5月26日、株式会社SKxTECH(エスケイ・クロステック)は、通信インフラ工事で培った高度な専門性を核に、系統用蓄電池システムおよびデータセンター市場への本格的な事業拡大を発表しました。この戦略は、移動体通信基地局の特殊基礎工事において日本全国での豊富な経験と技術を活かし、未来の社会基盤構築に貢献する重要なステップと位置づけられています。

特に、エネルギーシフトとデジタルインフラの急速な進展は、企業にとって大きな挑戦であると同時に、計り知れない可能性を秘めています。SKxTECHは、これまでau(KDDI)、ソフトバンク、楽天モバイルなどの通信キャリア様の屋外基地局において、全国1,000局を超える基礎工事を手がけてきた経験を基に、次世代インフラの安定稼働に不可欠な基礎部分を確かな技術で支えることを目指します。

資金調達と財務基盤の強化計画

SKxTECHは、今後の事業スケールアップを加速させるため、資金調達を行い、財務基盤の強化を計画しています。2023年6月に設立された同社は、「現場起点のスタートアップ」として、地盤調査から設計、施工管理に至るまでの一貫したソリューションを提供してきました。

このような取り組みを通じて、同社は系統用蓄電池市場において2030年までに8兆円規模への成長が予測される中で、急拡大する市場ニーズに的確に応えることを目指しています。特に、回転貫入鋼管杭工法を駆使した特殊基礎工事の提供を通じて、次世代インフラの基盤を支えることに注力しています。

SKxTECHの強みと戦略的取り組み

SKxTECHが持つ強みは、以下の通りです:

  • 卓越した地盤技術:日本全国の多種多様な地盤を熟知し、地質特性に応じた最適な基礎設計・施工を実現。
  • 提案型施工体制:プロジェクトの初期段階から積極的に関与し、最も効率的かつ高品質な施工を推進。
  • 揺るぎない実績:屋外型携帯電話基地局における約1,000局を超える特殊工事の施工実績が、同社の技術力を示す。
  • 事業ポートフォリオの拡大:系統用蓄電池システム基礎工事やデータセンター工事への注力。
  • 強固な顧客基盤:大手通信エンジニアリング会社との信頼関係を基盤にした事業展開。

これらの強みを活かし、SKxTECHは3期目(2025年5月期)以降に系統用蓄電池関連の基礎工事案件を月1件程度のペースで受注していく取り組みを開始します。事業基盤の確立と本格的な事業スケールアップを進める中で、財務基盤の一層の強化を図る方針です。

株式会社SKxTECHの概要

株式会社SKxTECHは、2023年6月に東京都渋谷区に本社を置いて設立されました。設備工事業、電気通信工事業、特殊コンクリート工事業を専門とし、株式会社SKT(新潟市中央区)の移動体通信工事事業を承継しています。企業のスローガンである「技術の結集。通信・インフラの未来をつくる」に基づき、全国各地の移動体通信キャリア基地局基礎工事で培ったノウハウを新時代のエネルギー・データインフラ分野へと展開しています。

同社は、設計コンサルティングから施工管理まで、高品質なサービスを一貫して提供することを目指しています。

項目 詳細
設立年 2023年6月
所在地 東京都渋谷区
事業内容 設備工事業、電気通信工事業、特殊コンクリート工事業
主要顧客 au(KDDI)、ソフトバンク、楽天モバイルなど
事業の強み 地盤技術、提案型施工体制、実績、顧客基盤

SKxTECHは、地盤・基礎技術を活かし、社会基盤の維持・発展に貢献するインフラ分野への事業展開を進めています。今後の成長に向けた取り組みが期待されます。

参考リンク: