2025年5月23日開催「海南ウィーク」大阪万博で自由貿易港の魅力と文化を発信
ベストカレンダー編集部
2025年5月27日 13:20
海南ウィーク開催
開催期間:5月23日〜5月25日

海南省の魅力を発信する「海南ウィーク」
2025年5月27日、海南省は「グリーンな発展・開放と共有」をテーマに、大阪・関西万博の中国パビリオンにて「海南ウィーク」を開催しました。このイベントは、海南自由貿易港の開放性と活力を広く伝えることを目的としており、約120名の参加者が集まりました。
開幕式には、中国貿易促進会の代表や、日本に駐在する中国の外交官、日本政府関係者、さらには海南省の政府や企業関係者が出席し、海南省の魅力を直接体感しました。海南省は中国最南端の島であり、「中国のハワイ」とも称される美しいリゾート地です。

海南省の地理的優位性と経済的魅力
海南省は、中国本土と東南アジアを結ぶ戦略的な位置にあり、最大の自由貿易港として独自の経済政策を展開しています。過去数年にわたり、158の国や地域から投資を受け入れ、外資系企業の新規設立数は年間平均で57%の成長を見せています。
特に、海南省の海口市と日本の東京・大阪間には直行便があり、2023年第1四半期には日本からの観光客が前年同期比で38.8%増加しています。このようなデータは、海南省が日本にとっても魅力的な観光地であることを示しています。

開幕式の内容と文化的なパフォーマンス
開幕式では、中国国際貿易促進委員会の李慶霜副会長や、駐大阪総領事の薛剣氏、在日本中国大使館の羅暁梅公使が挨拶を行いました。彼らは海南省の地理的な優位性や文化的な魅力、経済・貿易面での潜在力を高く評価し、日本の皆様に海南を訪れてもらうことを呼びかけました。
また、開幕式では海南ならではの華やかなパフォーマンスが披露され、オープニング歌舞「福寿賦」や「雨林天堂」などが観客を魅了しました。特に、リー族の伝統的な竹・木製楽器の演奏や、ファッションショー「黎・非遺大秀」では、千年の伝統文化が「生きたファッション」として表現され、会場からは大きな拍手が送られました。

無形文化遺産の特別展示と経済交流会
中国パビリオン内では、海南省の無形文化遺産を紹介する特別展示も行われました。来場者は、図解や実物展示、職人による実演を通じて、リー族の装飾品や織物、文化クリエーティブ商品に触れることができました。
さらに、海南省の伝統的な染色・織物技術や竹木楽器、椰子の殻を使った彫刻など、10名の無形文化財の伝承者が技を披露し、海南独自の文化を体験する機会を提供しました。
午後には、海南自由貿易港に関するプロモーションと経済・貿易交流会が開催され、海南省及び日本の政財界から約130名が参加しました。各市町や園区がそれぞれの投資魅力を紹介し、来場者は海南を多面的に理解することができました。

協力覚書の締結と今後の期待
交流会では、海南省貿易促進会と日本関西中華総商会が協力覚書を締結し、会員企業同士の連携を強化することを確認しました。また、日本の「淘品国際株式会社」と「海南智慧生態産業園集団」が協力協定を結び、「海南グローバル国際展示センター」の設立が決定しました。これにより、今後さらに多くの日本企業が海南省に進出することが期待されています。
「海南ウィーク」は5月25日まで続き、期間中には東京・大阪・兵庫など各地でプロモーションや経済・貿易交流イベントが開催されます。これにより、海南自由貿易港の発展成果と国際的な成長機会を広く伝えていくことが目指されています。
イベント名 | 開催日 | 場所 | 参加者数 | 主な内容 |
---|---|---|---|---|
海南ウィーク | 2025年5月23日〜25日 | 大阪・関西万博 中国パビリオン | 約120名 | 開幕式、文化パフォーマンス、無形文化遺産展示、経済交流会 |
以上の内容から、海南省の魅力や経済的なポテンシャルが多面的に紹介され、今後の国際的な交流が期待されることが明らかになりました。海南省の発展に注目が集まる中、今後の動向が期待されます。