2025年5月27日開始「日経エンタメ世界進出分析」日本エンタメの海外影響力をデータで可視化
ベストカレンダー編集部
2025年5月27日 14:06
日経エンタメ世界進出分析
開催日:5月27日
日本のエンタメ産業のグローバルな影響力を可視化
株式会社日経BPが運営する「日経エンタテインメント!」は、日本のエンターテインメント産業がいかにグローバルで影響力を持つかをデータで可視化する新たな取り組みを開始しました。この連載では、毎回1カ国に焦点を当て、どのように日本のエンタメがその国で支持されているのかを様々な視点から分析し、公開していきます。
この取り組みは、特に日本のマンガ、アニメ、音楽、ゲームといったエンターテインメント産業の海外市場への進出を支援することを目的としています。具体的には、日経データ・ラボと共同でデータを解析し、その結果を「日経エンタテインメント!Web」サイトに連載形式で掲載します。
エンタメ産業の海外売上高目標
日本政府は、エンターテインメント産業の海外市場規模を2025年までに20兆円に拡大するという目標を掲げています。これは、現在の自動車産業と同水準に達することを意味しています。経済産業省は、関連政策を一貫して実施するための体制を構築しており、今後の展望に期待が寄せられています。
具体的に、映像、アニメ、ゲーム、出版の4分野における2023年の輸出額は約5兆7000億円とされており、今後この数字を約4倍に引き上げる計画が進行中です。特にアニメ市場は急成長を見せており、2023年には海外市場が国内市場を上回る見込みです。
アニメ市場の成長
一般社団法人日本動画協会の調査によると、2023年のアニメ市場は約1兆7200億円規模にまで成長すると予測されています。これは、海外市場が急速に拡大していることを示しており、特に日本のアニメは国際的に高い評価を受けています。
以下の表は、2023年の日本アニメ市場における国内外の売上高を示しています。
| 市場 | 売上高(億円) |
|---|---|
| 国内市場 | 約1兆5000億円 |
| 海外市場 | 約1兆7200億円 |
インドネシアのエンタメ市場に焦点を当てる
連載の第1回では、インドネシアのエンターテインメント市場に注目します。インドネシアは、世界的に見てもエンタメ市場の成長率が非常に高い国の一つです。PwCの調査によると、インドネシアのエンタテインメント市場は2023年から2028年にかけて年平均8.5%の成長率が見込まれています。
この成長により、インドネシアのエンタメ市場は100億ドル(約1兆4000億円)を超える規模に達すると予測されています。なぜインドネシアでエンタメ市場が急拡大しているのか、その理由を連載第1回で詳しく解説します。
連載内容の概要
インドネシア編の連載は全3回を予定しており、以下の内容が含まれます。
- 第1回: TikTok分析で見えたインドネシアで話題の意外すぎる日本エンタメとは?
- 第2回: アニメ『SAKAMOTO DAYS』がインドネシアでヒット、その新戦略とは(仮題)
- 第3回: YOASOBI、アニメ主題歌『アイドル』よりもバラード『たぶん』が刺さる理由(仮題)
これらの内容は、インドネシアにおける日本のエンタメの受容状況を深く掘り下げるものであり、特に若者の間での人気の理由やトレンドを分析します。
今後の展開
インドネシア以降の連載では、サウジアラビア、インド、米国など、他の国々における日本のエンタメ事情についても分析・解説が行われる予定です。これにより、日本のエンタメ産業がどのように国際的に広がっているのか、その全貌を明らかにしていきます。
日本のエンタメが国境を超えて支持されている背景には、文化的な共鳴やSNSの発展が大きく影響しています。特に若者層においては、SNSを通じて日本のアニメや音楽、ゲームが広まり、人気を博しています。
まとめ
この記事では、日本のエンタメ産業がグローバルでどれほどの影響力を持っているかをデータで可視化する取り組みや、インドネシアのエンタメ市場の急成長について紹介しました。以下の表に、今回の記事で取り上げた主なポイントを整理しました。
| 内容 | 詳細 |
|---|---|
| エンタメ産業の海外売上高目標 | 2025年までに20兆円 |
| 2023年のアニメ市場規模 | 約1兆7200億円(海外市場が国内市場を上回る) |
| インドネシアのエンタメ市場成長率 | 年平均8.5% |
| 連載内容 | インドネシアでの日本エンタメの受容状況とトレンド分析 |
日本のエンタメ産業が今後どのように成長していくのか、さらなるデータ分析と共に注目していく必要があります。
参考リンク: