2025年6月上旬開始予定、LINEヤフーグループが政府備蓄米を全国に安定供給へ

LINEヤフーグループ、政府備蓄米の随意契約への申し込みを完了

2025年5月27日、LINEヤフーグループは政府備蓄米の随意契約に申し込みを完了しました。これにより、全国各地へのお米の販売と配送を目指し、グループの総力を結集していく方針です。最短で6月上旬からの販売を目指しており、契約が締結次第、オンラインショッピングサイト「Yahoo!ショッピング」内の「LOHACO by ASKUL」での販売が予定されています。

この取り組みは、現在の米の価格高騰を受けて、安定的にお米を届けるための重要なステップとなります。LINEヤフー株式会社が運営する「Yahoo!ショッピング」においては、予約販売方式を採用し、一部のユーザーによる買い占めを防止するための対策も講じられる予定です。

販売・配送の仕組みと対応

販売に関しては、アスクル株式会社の物流網を活用します。アスクルは、これまでの自社物流によるお米のEC販売ノウハウを生かし、LINEヤフーグループとの密な連携を図ることで、より多くの顧客が安心して購入できる供給体制を実現します。配送は、アスクルが担当し、迅速なサービスを提供することを目指しています。

さらに、LINEやPayPayからも備蓄米の購入ページへの誘導が行われ、ユーザーのニーズに応じた追加販売も検討されています。このように、グループ全体での協力体制を強化することで、安定した米の供給を実現することが期待されています。

関係者のコメント

LINEヤフー株式会社の代表取締役社長である出澤剛氏は、「全国各地の生活者の皆さまに対して、当社グループのECサービスなどを通じて、安定的にお米を届けたいと思っています。LINEヤフー、アスクル、PayPayとグループの力を最大限活用し、迅速に届けられるよう尽力します」とコメントしています。

また、アスクル株式会社の代表取締役社長である吉岡晃氏も、「これまで培ってきた自社物流によるお米のEC販売ノウハウを活かし、LINEヤフーグループでの密な連携により、より多くのお客様が安心してご購入できる供給体制を実現していきます」と述べています。

米の安定供給に向けた取り組み

LINEヤフーとアスクルは、全国各地の生活者に対して、国民の主食であるお米を安定的に提供することを目指しています。特に、米の価格高騰への対策支援に取り組むことで、消費者にとっての負担を軽減することが期待されています。

この取り組みは、政府備蓄米の活用を通じて、社会的な課題解決にも寄与することを目的としています。全国各地での販売と配送を通じて、地域経済の活性化にもつながることが期待されています。

以上のように、LINEヤフーグループは政府備蓄米の随意契約に申し込みを完了し、全国的な米の販売と配送を目指す取り組みを進めています。今後の展開に注目が集まります。