2025年4月13日開始「はいプラくんの冒険」が大阪・関西万博でSAFを学ぶ体験ゲームとして出展
ベストカレンダー編集部
2025年5月28日 14:07
大阪・関西万博出展
開催期間:4月13日〜10月13日

学生作品が大阪・関西万博に出展
2025年4月13日(日)から10月13日(月)まで開催される「EXPO 2025 大阪・関西万博」の「フューチャーライフヴィレッジ」ゾーンにて、株式会社レボインターナショナル(以下、レボインターナショナル)と東京デザインテクノロジーセンター専門学校(TECH.C.)が産学連携で制作した学習体験型ゲーム「はいプラくんの冒険」が出展されます。このゲームは、次世代のバイオジェット燃料として注目される「SAF」について、楽しく・わかりやすく学べる体験ゲームとして開発されました。
学生たちは、レボインターナショナルからの課題を受けて、持続可能な航空燃料であるSAFをテーマにしたゲームを制作。これにより、プレイヤーはゲームを通じて、環境問題への理解を深めることができます。

SAFとは?
SAF(Sustainable Aviation Fuel)とは、廃食油や藻類などを原料とした持続可能な航空燃料のことです。温室効果ガスの排出量を大幅に削減することが期待され、近年注目を集めています。具体的には、以下のような特徴があります。
- 環境負荷の低減: SAFは従来の航空燃料に比べて、二酸化炭素の排出量を大幅に削減します。
- 再生可能資源の利用: 廃食油や藻類を原料とするため、持続可能な資源を利用しています。
- 航空業界の未来: SAFの普及により、航空業界全体の環境負荷を軽減することが期待されています。

株式会社レボインターナショナルについて
レボインターナショナルは、「バイオ燃料事業」「エンジニアリング事業」「油脂資源開発事業」を柱に、サステナブルな社会を推進する企業です。具体的には、廃食用油や未利用油脂を原料にしたバイオディーゼル燃料とSAFの国内最大級の生産能力を誇り、日本の資源循環モデルを牽引しています。
また、オーダーメイドの製造プラント設計・建設や、ベトナムでのジャトロファ栽培を通じた油脂資源開発などを行い、環境保全と地域の雇用創出を両立させています。これらの取り組みを通じて、国内外の環境事業をリードしています。
公式サイト: https://revo-international.co.jp/

ゲーム「はいプラくんの冒険」について
「はいプラくんの冒険」は、プレイヤーがごみとして出されたプラスチックの「はいプラくん」と共に、リサイクル工場を舞台にした体験型ゲームです。プレイヤーは、Kinectセンサーを活用し、手の動きをリアルタイムで認識。ごみがどのようにして持続可能な航空燃料(SAF)になるのかを、体を使って楽しく体験できます。
具体的なゲームの流れは以下の通りです。
- プレイヤーは「はいプラくん」と手をつなぎ、粉砕機から溶鉱炉へと移動します。
- 溶鉱炉でプラスチックを溶かした後、隣の抽出機のレバーを下げると、SAFが誕生します。
- 最後に、飛行機がテイクオフし、プレイヤーはごみから生まれた燃料の流れを体感します。
このように、一見難しく思えるリサイクルの流れを、キャッチーでわかりやすく表現したゲームとなっています。

万博会場での反響
実際の万博会場では、「はいプラくんの冒険」のブースに多くの子どもたちが訪れており、ごみから飛行機燃料が生まれる流れを、体を動かしながら楽しく理解している姿が見られました。子どもたちが夢中になってゲームに取り組む様子は、参加者にとっても印象的な体験となったことでしょう。
このように、TECH.C.とレボインターナショナルの企業プロジェクト作品「はいプラくんの冒険」は、EXPO 2025 大阪・関西万博「フューチャーライフヴィレッジ」ゾーンにて出展中です。学生たちのアイデアが詰まったこのゲームを通じて、楽しく未来のエネルギーについて学ぶ機会を提供しています。
TECH.C.の企業プロジェクトとは
TECH.C.の企業プロジェクトは、ゲーム、IT、デザイン、映像などの分野で、業界で活躍する企業から実践的な課題が提供される独自のカリキュラムです。学生は、企業の技術を活用したゲーム制作やVTuberキャラクターデザイン、企業のサービスを紹介する映像制作、esportsの大会運営協力、業務効率化を目指したシステム開発などに取り組みます。
企業プロジェクトのメリットには以下のような点があります。
- プロの現場を体験: 実際の企業からの課題に取り組むことで、現場で求められるスキルや考え方を学べます。
- 就職・キャリアに直結: 企業の担当者に自分の作品を見てもらえるため、実力をアピールするチャンスとなります。
- 現場レベルのスキル習得: 実務レベルのクオリティやスケジュール管理を経験し、プロからのフィードバックを受けることでスキル向上に役立ちます。
- 実際に採用されることも: 学生が提案・制作した作品が企業に認められ、商品化や採用に至るケースも多数あります。
このように、TECH.C.の企業プロジェクトは、実践的な学びを通じて「プロに求められる力」を身につける絶好のチャンスであり、大きな成長の場となっています。
学校法人コミュニケーションアートの概要
東京デザインテクノロジーセンター専門学校(TECH.C.)は、「産学協同」を活かした独自の教育システムを持ち、ゲーム、VTuber業界、IT、AI、ロボット業界、CG映像、アニメ、イラスト業界などを目指すことができます。技術やコミュニケーションに加え、以下の3つの考え方を学ぶことを通じて、未来をつくる人材を育成しています。
- 無限の創造力を発揮することの大切さ
- 変化の時代に常に新しい考えを生み出すことの大切さ
- 世界中の人々に共感を与え、感動と行動を生み出す大切さ
これにより、学生たちは自分らしさを活かしながら、未来の社会に貢献できる人材として成長しています。
まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
イベント名 | EXPO 2025 大阪・関西万博 |
出展作品 | はいプラくんの冒険 |
出展期間 | 2025年4月13日〜10月13日 |
開発企業 | 株式会社レボインターナショナル |
参加学校 | 東京デザインテクノロジーセンター専門学校(TECH.C.) |
SAFについて | 持続可能な航空燃料 |
このように、TECH.C.の学生たちが制作した「はいプラくんの冒険」は、環境問題に対する理解を深める貴重な体験を提供しています。今後も産学連携教育で実践経験を積んだ学生たちの活躍に注目が集まることでしょう。