2025年5月31日 世界禁煙デーに東京タワーがイエローグリーンにライトアップされ禁煙啓発イベント開催
ベストカレンダー編集部
2025年6月1日 05:50
東京タワー禁煙ライトアップ
開催期間:5月31日〜6月6日

世界禁煙デーに東京タワーをイエローグリーンにライトアップ
2025年5月31日、公益社団法人日本医師会(会長:松本吉郎)は、東京都医師会と共に東京タワーで特別なイベントを開催しました。この日は世界禁煙デーであり、東京タワーをイエローグリーンにライトアップすることで、禁煙の重要性を広めるための意義深い取り組みが行われました。
イエローグリーンという色は、受動喫煙をしたくない、させたくないという強い思いが込められています。全国各地で行われているイエローグリーンキャンペーンに賛同し、東京タワーのライトアップが実現しました。

イベントの内容と参加者の反応
イベント当日は、抽選で選ばれた30名の中学生が参加し、望月友美子日本禁煙学会理事/新町クリニック産業保健統括部長によるセミナーが行われました。このセミナーでは、たばこが人間に与える害について詳しく説明されました。
参加した中学生からは、「そもそもたばこを販売しないという選択肢はないのか」や「たばこを大麻などと同じように規制しないのか」といった鋭い質問が出され、若い世代の禁煙に対する関心の高さが伺えました。

川柳コンテストの開催
イベントの一環として「すすめよう禁煙!川柳コンテスト」の表彰式も行われました。このコンテストは、禁煙の重要性やたばこの害について意識を高めることを目的としており、今年初めて開催されました。
一般部門には28,068作品、ジュニア部門には1,196作品が応募され、多くの方々が禁煙に対する思いを川柳という形で表現しました。
受賞作品の紹介
表彰式では、各部門の入賞者に対して表彰状と目録が授与されました。受賞作品は以下の通りです。
部門 | 賞 | 作品 | 受賞者名(敬称略) | 所在地 |
---|---|---|---|---|
一般部門 | 日本医師会長賞 | タバコより一緒にいたい人がいる | 仲川暁実 | 愛知県 |
一般部門 | 東京都医師会長賞 | 禁煙に効くワクチンは思いやり | しーしー | 千葉県 |
一般部門 | 審査員特別賞 | なぜモテる実はタバコをやめただけ | 電気石 | 東京都 |
一般部門 | 朝日新聞社賞 | ぼく5歳パパも禁煙5周年 | たくママ | 東京都 |
ジュニア部門 | 日本医師会長賞 | あと一本伸びるその手をぼくつなぐ | ひろ | 石川県 |
ジュニア部門 | 東京都医師会長賞 | 電子でもたばこはたばこ不健康 | 山崎怜美 | 東京都 |
ジュニア部門 | 審査員特別賞 | きんえんははいよろこんでおとうさん | 石田純麗 | 熊本県 |
ジュニア部門 | 朝日新聞社賞 | えんとつがもくもくしてるパパのくち | 吉川智貴 | 兵庫県 |
今後の禁煙活動に向けて
表彰式の冒頭で、松本日本医師会長は国民向け小冊子『禁煙は愛』の作成など、これまでの日本医師会の取り組みを報告し、今後も禁煙活動を推進していく意向を示しました。
尾崎治夫東京都医師会長も自身が25年以上にわたり禁煙活動に取り組んできたことを説明し、今回の川柳の入賞作品を活用して禁煙を進めていく意向を述べました。
東京タワーのライトアップと啓発活動
イベントの最後には、松本日本医師会長と尾崎東京都医師会長が点灯ボタンを押し、東京タワーがイエローグリーンにライトアップされました。この光景は、禁煙の重要性を広めるための象徴的な瞬間となりました。
さらに、日本医師会では禁煙週間である5月31日から6月6日まで、東京タワー下のフットタウン2階通路スペースにて禁煙に関する啓発掲示を行っています。多くの人々に禁煙のメッセージを伝えるための大切な取り組みです。
まとめ
今回のイベントでは、東京タワーのイエローグリーンライトアップを通じて、禁煙の重要性を広めるための様々な活動が行われました。以下に、イベントの主な内容を整理しました。
イベント内容 | 詳細 |
---|---|
セミナー | 望月友美子によるたばこの害に関する講演 |
川柳コンテスト | 一般部門28,068作品、ジュニア部門1,196作品の応募 |
表彰式 | 入賞者への表彰状と目録の授与 |
東京タワーのライトアップ | 松本会長と尾崎会長による点灯式 |
啓発掲示 | 禁煙週間に合わせた啓発活動 |
このように、日本医師会と東京都医師会は、禁煙の重要性を広めるために多角的なアプローチを行っています。今後も引き続き、禁煙活動の推進に努めていくことが期待されます。