2025年6月1日発足、AIメディカルサービスが新代表体制で内視鏡AI事業の成長を加速

AIメディカル新体制発足

開催日:6月1日

AIメディカル新体制発足
AIメディカルサービスの新体制って何が変わるの?
2025年6月1日付で多田智裕氏が会長、瀧川泰司氏が社長に就任し、共同代表制へ移行。これにより事業化フェーズを加速し、医療AI分野での成長を目指します。
内視鏡AIの最新状況はどうなってるの?
2024年3月に第一弾の内視鏡画像診断支援AIを実用化し、2025年5月には改良版の第二弾製品を上市予定。医療現場でのがん見逃し減少に貢献しています。

AIメディカルサービス、新体制への移行

株式会社AIメディカルサービス(以下「AIM」)は、2025年6月1日付で新たな経営体制を発表しました。これにより、代表取締役会長には多田智裕が、代表取締役社長には元ボストン・サイエンティフィック ジャパン副社長の瀧川泰司が就任します。この新体制は、AIMが更なる事業成長を目指すための重要なステップです。

AIMは2017年に設立され、内視鏡の画像診断支援AIを開発する企業として、世界の患者を救うというミッションを掲げてきました。7年間の研究開発を経て、2024年3月には第一弾の内視鏡画像診断支援ソフトウェア「内視鏡AI」の実用化に成功しました。さらに、2025年5月には医療現場からのフィードバックを基に改良した第二弾内視鏡AI製品の上市も予定しています。

AIメディカルサービス、新代表取締役社長に元ボストン・サイエンティフィック ジャパン副社長の瀧川泰司が就任し共同代表制へ移行 画像 2

新体制の背景と狙い

AIMの新体制は、日本社会が直面している少子高齢化、医師不足、社会保険費の膨張などの複雑な課題に対応するために設けられました。これらの構造的な変化は、従来の医療システムでは持続的なサービス提供が難しくなることを意味しています。そのため、イノベーションによる根本的な転換が求められています。

AIMは、研究開発フェーズから事業化フェーズへの移行を図り、より中長期的な価値創出に向けた取り組みを強化しています。新たな経営体制の下、社会や業界の構造的な課題に対し、持続可能でインパクトのある解決策を提供する企業へと進化することを目指します。

AIメディカルサービス、新代表取締役社長に元ボストン・サイエンティフィック ジャパン副社長の瀧川泰司が就任し共同代表制へ移行 画像 3

新代表取締役のプロフィールとコメント

新たに就任した代表取締役会長の多田智裕氏は、東京大学医学部を卒業後、複数の病院で勤務し、2006年には自らのクリニックを開業しました。多田氏は、日本消化器内視鏡学会の専門医として、内視鏡医療の発展に寄与してきました。

多田氏のコメントによれば、瀧川氏を社長として迎えることができたことを非常に嬉しく思っており、内視鏡事業の経験が豊富な瀧川氏の力が加わることで、AIMが真のグローバルニッチトップカンパニーとして成長できると確信しています。また、自らの医学的知見を活かし、医師がトップにいる企業ならではの価値を追求していくと述べています。

一方、代表取締役社長に就任した瀧川泰司氏は、神戸大学経済学部を卒業後、住友銀行に入行し、その後数々の企業での経営経験を積んできました。特に、ボストン・サイエンティフィック ジャパンでは事業開発責任者を務め、豊富な知識と経験を持っています。

瀧川氏は、ヘルスケアサービスの需要が急増する中で、質の高いサービス提供とユーザーエクスペリエンスの向上が求められていると強調し、AIメディカルサービスの「世界の患者を救う」というミッションを引き継ぎながら、さらなる成長と変革に挑戦する意欲を示しました。

AIメディカルサービスの概要と今後の展望

AIメディカルサービスは、内視鏡医療の最先端技術を駆使し、国内外の140以上の医療施設と共同研究を行っています。内視鏡AIを医療現場に迅速に導入することで、がんの見逃しを減らし、より多くの患者を救うことを目指しています。

会社概要は以下の通りです:

会社名 株式会社AIメディカルサービス
所在地 〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目 18-1 Hareza Tower 11F
設立 2017年9月1日
事業内容 内視鏡の画像診断支援AIの開発およびその付随事業

AIMは、今後も医療AIの研究開発を進め、内視鏡医療の質の向上に寄与することを目指しています。新たな経営体制のもと、さらなる成長を遂げることが期待されます。

このように、AIメディカルサービスは新たな体制で、より一層の事業成長を目指し、医療業界における革新を追求していきます。今後の展開に注目が集まるところです。

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