2027年完成予定、妹島和世設計の箱根ししいわハウスNo.4が自然と調和した新リトリートリゾートに

箱根ししいわハウス開業

開催日:1月1日

箱根ししいわハウス開業
ししいわハウスの箱根新拠点ってどんな施設になるの?
ししいわハウスNo.4は、妹島和世氏設計のリトリートリゾートで、18室のゲストルームや温泉、レストラン、ジムを備え、自然と調和した癒しの空間です。
完成はいつで、どんな特徴があるの?
2027年完成予定で、箱根国立公園の森林に囲まれ、富士山や湖の絶景が楽しめます。建物は森に浮かぶようなピロティ形式で、静寂と自然美を重視しています。

軽井沢のリトリートリゾート「ししいわハウス」が箱根に拠点を拡大

軽井沢にあるリトリートリゾート「ししいわハウス」が、箱根に新たな拠点を開設することを発表しました。新しい施設「ししいわハウスNo.4(SSH No.4)」は、著名な建築家である妹島和世氏を迎え、2027年の完成を目指しています。このプロジェクトは、自然の美しさに囲まれた箱根国立公園の一部として、多くの人々にとって心の安らぎを提供する場となるでしょう。

プロジェクトの概要

「ししいわハウスNo.4」は、温泉、湖、そして富士山のパノラマビューを享受できる立地に設計されます。箱根は、東京から電車でわずか90分の距離にあり、都市の喧騒から離れた静寂を求める芸術家や作家、旅行者たちにとっての文化的・精神的なリゾートとしての歴史を持っています。この新しいリトリートは、アクセスの良さと隠れ家的な要素を兼ね備え、ゲストにとって理想的な休息、内省、再生の場を提供することを目指しています。

施設の特徴

SSH No.4は、以下のような豪華な設備を備えた施設になる予定です。

  • 18室のゲストルーム
  • レストランとバー
  • 天然温泉
  • ジムとウェルネス専用スペース

妹島氏によるデザインは、細い柱に支えられたピロティ形式で、建物が森林に優しく浮かんでいるように見えます。敷地はなだらかに傾斜しており、背後の山々へと連続しています。道路からの騒音が遠のき、深い森林が広がるこの場所では、自然との調和を重視した建築が実現されます。

建築デザインの理念

妹島和世氏は、「森の一部であるかのように感じられる場所を作りたい」と述べており、自然と穏やかに共存し、人々がゆっくりと時間を過ごせる建物を目指しています。この建築は、日常から離れた静かな空間を提供し、人と人とのつながりを創出する場所となることを意図しています。

ししいわハウスの創設者であるフェイ・ホアン氏も、「妹島和世氏との協力を光栄に思います。彼女の建築は、軽やかでありながら深く地に足をつけたように感じさせ、箱根の拠点として理想的です」と語っています。彼女のデザインは、ゲストのプライバシーを重視し、空間を移動する感覚体験を強調しています。

ししいわハウスの歴史と展望

ししいわハウスは、日本に深く根ざした国際的なホスピタリティブランドであり、現代建築、デザイン、アート、食を融合させたリトリートリゾートです。これまでに軽井沢に3つの施設が開設されており、坂茂氏によるSSH No.01とNo.02、西沢立衛氏によるSSH No.03が成功を収めています。

妹島和世氏によるSSH No.04は、ブランドの次の進化を象徴するものであり、多くの人々を自然との深い調和に導き、回復と再生のための空間を創出することを目指しています。

今後の計画

SSH No.04の建設は2025年に開始され、2027年の完成を予定しています。また、軽井沢には、石上純也氏によるウェルネスとイベントセンターとなるSSH No.05が同じく2027年に完成予定であり、ビジョイ・ジャインによるヴィラレジデンスであるSSH No.06は2028年にオープンを予定しています。

妹島和世氏について

妹島和世氏は、1956年に生まれ、1981年に日本女子大学大学院を修了後、1987年に妹島和世建築設計事務所を設立しました。1995年には西沢立衛氏と共にSANAAを設立し、数々の著名な建築物を手掛けています。主な作品には、金沢21世紀美術館やニューミュージアム、ルーヴル・ランスなどがあります。

彼女の建築は多くの賞を受賞しており、プリツカー賞やヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞など、国際的にも高く評価されています。現在、東京都庭園美術館館長や大学教授としても活動しており、建築界における重要な存在です。

まとめ

「ししいわハウスNo.4」は、妹島和世氏の手によって箱根に新たに誕生するリトリートリゾートであり、自然との調和を重視した設計が魅力です。このプロジェクトは、ししいわハウスのブランドとしての使命を引き継ぎ、ゲストにとって心の安らぎを提供する場となることを目指しています。

項目 詳細
施設名 ししいわハウスNo.4(SSH No.4)
建築家 妹島和世
完成予定年 2027年
施設内容 18室のゲストルーム、レストラン、バー、天然温泉、ジム、ウェルネススペース
所在地 箱根国立公園

以上の情報から、「ししいわハウスNo.4」は、自然と調和したリトリートリゾートとして、訪れる人々に新たな体験を提供することが期待されます。

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