2025年6月3日設立、TikTokライブコマースで日本市場を狙う合弁会社IZULCA誕生
ベストカレンダー編集部
2025年6月3日 11:58
IZULCA設立
開催日:6月3日
合弁会社「株式会社IZULCA」の設立について
株式会社マイクロアド(以下、マイクロアド)は、2025年6月3日に、中国・深センを拠点にTikTokライブコマースの運営代行事業を行うPinspaceグループ(以下、Pinspace)との合弁会社「株式会社IZULCA(イヅルカ)」を設立することを発表しました。この合弁会社の設立は、Pinspaceが中国国内のTikTok Shop(抖音)で達成した「7時間で20億円」という驚異的な販売実績を背景に、マイクロアドのマーケティングの知見を活かして、Pinspaceの日本市場への進出を総合的に支援することを目的としています。
本合弁会社の代表には、マイクロアドの副社長執行役員である榎原良樹が就任し、両社の強みを融合させることで、日本におけるソーシャルコマース市場での競争力を高めることが期待されています。
株式会社IZULCAの概要
株式会社IZULCAは、東京都渋谷区に本社を置き、以下のような概要で運営されます。
- 名 称:株式会社IZULCA(イヅルカ)
- 所在地:東京都渋谷区桜丘町20-1
- 役員構成:
- 代表取締役社長:榎原良樹
- 取締役:柴田和洋
- 取締役:楊玉魁
- 事業内容:TikTok Shop運営及び、TikTokライブコマースの総合支援
- 事業開始日:2025年6月
TikTok Shopの展開とその意義
TikTok Shopは、2025年夏から日本で本格展開が予定されている、TikTok内のEコマース機能です。この機能は、2024年の世界流通総額が前年比2倍超の約5.2兆円(332億ドル)に達するなど、急成長を遂げていることが特徴です。TikTokの強力な拡散力とインフルエンサーのエンターテインメント性を活かした販売方法により、ユーザーの購買意欲を高めることができます。
中国市場では、化粧品、アパレル、食品など多岐にわたる商品が取引されており、これにより日本市場でも同様の成功を目指すことができます。IZULCAは、これらの成功事例を基に、日本におけるTikTok Shopの運営を支援し、ソーシャルコマース市場の拡大に寄与することを目指しています。
両社の背景と合弁会社設立の目的
マイクロアドは、2008年の上海支社開設を皮切りに、中華圏におけるクロスボーダーマーケティング支援事業を展開してきました。一方、Pinspaceは、年間売上500億円を超える企業であり、デジタルガジェットの製造・販売、ECプラットフォームの運営代行を行っています。特に、Pinspaceは中国でのTikTok Shop運営において、宝飾品を7時間で20億円相当販売するなどの実績を誇ります。
合弁会社の設立背景には、ソーシャルコマース市場が急速に成長していることがあります。2030年までに市場規模が6.2兆米ドル(約960兆円)に達すると予測されており、これに伴う企業のプロモーション支援の需要が高まっています。IZULCAは、Pinspaceの日本市場への進出を支援し、TikTok Shopを活用した販売戦略の構築を目指します。
事業内容と今後の展望
マイクロアドは、TikTok Shopを活用した販売戦略とプロモーション支援を行うことで、Pinspaceの日本市場への進出を支援します。具体的には、マイクロアドの知見とPinspaceの運営ノウハウを融合させ、ターゲットユーザーとの最適なマッチングを図ることが重要です。これにより、中国企業の商品を日本市場で効果的に販売するための支援を行います。
合弁会社IZULCAの設立は、両社にとって新たなビジネスチャンスを生む契機となるでしょう。日本市場におけるソーシャルコマースの成長を見据え、IZULCAは今後も積極的に事業を展開していく方針です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 合弁会社名 | 株式会社IZULCA(イヅルカ) |
| 設立日 | 2025年6月 |
| 所在地 | 東京都渋谷区桜丘町20-1 |
| 代表者 | 榎原良樹 |
| 事業内容 | TikTok Shop運営及び、TikTokライブコマースの総合支援 |
| TikTok Shopの展開予定 | 2025年夏 |
| 市場規模予測 | 2030年までに6.2兆米ドル(約960兆円) |
以上が、株式会社IZULCAの設立とその背景、事業内容についての詳細です。合弁会社の設立により、両社が持つ強みを活かした新たなビジネス展開が期待されます。また、今後のソーシャルコマース市場の成長に寄与することが期待されています。
参考リンク: