2025年6月6日公開!映画館で味わうロイヤル・バレエ『ロミオとジュリエット』の魅力と主演ワディムの成長
ベストカレンダー編集部
2025年6月4日 05:47
ロイヤル・バレエ映画上映
開催期間:6月6日〜6月12日

映画館で楽しむロイヤル・バレエ『ロミオとジュリエット』
世界最高峰のバレエ団、英国ロイヤル・バレエの舞台を映画館で楽しめる「英国ロイヤル・オペラ・バレエ&オペラ in シネマ」が、2025年6月6日(金)から公開されます。このイベントでは、映画館の大スクリーンと迫力ある音響で、古典バレエの不朽の名作『ロミオとジュリエット』を堪能することができます。
この作品は1965年に初演されて以来、ケネス・マクミランの振付によるバレエとして、世界中で高く評価されています。ロイヤル・バレエでは550回以上も上演されており、その完成度は他の追随を許しません。マクミランの細やかな心理描写やプロコフィエフの壮大な音楽が融合し、数多くのバレエ作品の中でも特に印象深い作品として位置づけられています。

ワディム・ムンタギロフが語るロミオの魅力
ロイヤル・バレエのシネマ版『ロミオとジュリエット』でロミオ役を演じるワディム・ムンタギロフは、理想的な貴公子として知られています。彼はロミオ役について「とても自然に演じられる役です」と語り、自身の成長と共に演じ方も変わってきたと述べています。
ワディムは、ロミオ役が自分自身に近い存在であると感じており、最近はより複雑な役にも挑戦しています。彼は「今の僕は、まだ早く走ったり、ふざけたりして楽しむことができています」と話し、ロミオ役に対する特別な思い入れを示しました。彼はまた、最近の役柄を通じて、より深い痛みを感じられるようになったと語り、演技の成熟を実感しています。

ロミオ役の演じ方の変化
ワディムがロミオ役を演じる中で、彼の演じ方はどのように変わってきたのでしょうか。彼は「ここ数年の間に、3幕で僕の演じるロミオは少し成熟してきた」と述べ、痛みや悲しみをより深く感じるようになっていると語りました。ジュリエットの死を思い込んだ時の彼の演技には、より大人になった姿が表れると考えています。
また、彼は他の役についても語り、「『白鳥の湖』のジークフリート王子やアシュトンの『田園の出来事』のベリャーエフも僕に近いと思います」と述べ、自身の演じるキャラクターに共鳴を感じることが多いと話しました。

新たな挑戦『オネーギン』への期待
ワディムはまもなく『オネーギン』のタイトルロールを初めて演じることになり、ファンたちの期待が高まっています。この役は今までの役とは異なり、より成熟したキャラクターであるため、彼にとって大きな挑戦となります。
彼は「新しい役を演じるにあたって最初の2、3週間のリハーサルは大変」と語り、役が体に入っていないために動揺することもあると述べました。しかし、リハーサルを重ねる中で徐々に役を理解し、良い成果を出せるようになっていると話しました。
観客への感謝と日本での公演
ワディムは、日本での公演についても言及し、「日本のお客さまはバレエが大好きで、私たちを舞台の上で観ることを楽しみにしていることを実感します」と語りました。日本で踊ることは毎回幸せな思いをさせてくれるとし、観客の愛と応援を感じていると述べています。
彼はまた、夏のオフには自然を楽しむことを希望しており、昨年の箱根での経験が心身ともに良いものであったことを振り返りました。自然に触れることで自分を充電できることを願っています。
『ロミオとジュリエット』の魅力と公演情報
『ロミオとジュリエット』は、キャピュレット家のジュリエットとモンタギュー家のロミオが情熱的な恋に落ちる物語です。しかし、二つの家の対立により、彼らの運命は悲劇的な結末を迎えます。この物語は、愛と運命の悲劇を描いた不朽の名作として、多くの人々に親しまれています。
公演情報は以下の通りです:
- 振付:ケネス・マクミラン
- 音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
- 美術:ニコラス・ジョージアディス
- 照明デザイン:ジョン・B・リード
- リハーサル監督:クリストファー・サウンダース
- 公演日時:2025年6月6日(金)~6月12日(木)
- 上映館:TOHOシネマズ 日本橋 ほか
公式サイトやSNSで最新情報をチェックし、ぜひこの素晴らしい作品を観る機会を逃さないようにしましょう。
項目 | 詳細 |
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作品名 | ロミオとジュリエット |
振付 | ケネス・マクミラン |
音楽 | セルゲイ・プロコフィエフ |
公演期間 | 2025年6月6日(金)~6月12日(木) |
上映館 | TOHOシネマズ 日本橋 ほか |
『ロミオとジュリエット』は、バレエの名作として多くの人々に愛されています。ワディム・ムンタギロフの演技を通じて、観客は彼の成長とともに、物語の深い感情を体感することができるでしょう。興味のある方は、ぜひこの機会に映画館での鑑賞を検討してみてはいかがでしょうか。
参考リンク: