2025年6月6日開始、Supermicro最新AIインフラ「DCBBS」をピクセルカンパニーズが取り扱い開始

DCBBS取扱開始

開催日:6月6日

DCBBS取扱開始
SupermicroのDCBBSって何がすごいの?
DCBBSは最大2,048基のGPU搭載可能な液冷対応のAIデータセンターソリューションで、高効率冷却と柔軟なモジュール設計で迅速導入を実現します。
導入サポートはどんな感じ?
無料相談を提供し、用途に合わせた最適構成提案や液冷設置・運用を含むワンストップサポート、4時間以内のオンサイト対応も備えています。

ピクセルカンパニーズ、Supermicro社の最新AIインフラソリューションを取り扱い開始

2025年6月6日、ピクセルカンパニーズ株式会社(東証スタンダード:2743)は、世界的なサーバー・データセンターソリューションメーカーであるSuper Micro Computer, Inc.(以下、Supermicro社)の最新AIインフラソリューション「データセンター・ビルディング・ブロック・ソリューション(DCBBS)」の取扱を開始することを発表しました。このソリューションは、次世代AIデータセンターの構築を迅速に支援するために設計されています。

Supermicro DCBBSは、エンドツーエンドのアーキテクチャを持ち、大規模AIモデルの開発や運用を支えるためのインフラとして注目されています。特に、生成AIや大規模言語モデル(LLM)の進化と実用化が進む中で、高密度GPUクラスタや液冷システム、高速ネットワークを一体で備えた統合型データセンター基盤への需要が急増しています。

Supermicro DCBBSの特徴

Supermicro DCBBSは、以下のような特長を持っています。

  • DLC-2液冷技術による高効率冷却:この技術は、CPU、GPU、DIMM、VRM、PSUなどの主要コンポーネントを最大98%の熱捕捉率で冷却します。これにより、空冷方式と比較して最大40%の電力削減、サーバー設置面積の最大60%削減、一般的な水冷方式と比較して最大40%の水消費量削減を実現します。
  • 最大2,048基のGPUを搭載可能なラックスケール構成:最大256ノードで構成されるスケーラブルなAIファクトリーユニットでは、合計2,048基のNVIDIA Blackwell HGX B200が搭載可能です。これにより、AI SuperCluster構成を使用して、大規模計算処理に対応することができます。
  • 短納期かつモジュール式の柔軟な構成対応:DCBBSは、用途や設置環境に応じて柔軟に構成を選択できるモジュール型設計を採用しています。主要構成要素は、Supermicro社の社内基準であるL11(ハードウェア構成の検証)およびL12(システム全体の統合検証)をクリアしており、高い信頼性を持ちながら導入期間の短縮を実現します。

製品ラインナップ

Supermicro DCBBSの製品ラインナップは以下の通りです。

分類 内容
AIサーバー(NVIDIA) SYS-422GA-NBRT-LCC(NVIDIA HGX™ B200 8GPU 搭載・液冷対応)
AIサーバー(AMD) AS-4126GS-NBR-LCC(AMD EPYC™ プロセッサー搭載・高性能GPUシステム)
GPUクラスタ 64ノード(512GPU)~256ノード(2,048GPU)構成
液冷ユニット Direct-to-Chip冷却+CDU(冷却液分配ユニット)+CDM(マニホールド)統合構成
ネットワーク NVIDIA Quantum-2 InfiniBandまたはSpectrum™-X Ethernet
ストレージ Petascaleオールフラッシュ構成、NVIDIA GPU Direct RDMA対応

導入支援とサポート体制

Supermicro DCBBSの導入を検討している企業向けに、無料相談を承っており、用途に応じた最適構成の提案が可能です。特にAI向けコンテナ型データセンターの導入を考えている企業に対しては、コンテナソリューションを含めた最適なソリューションを提供します。

また、モジュラー設計による迅速なコンテナ展開から、液冷システムの設置・運用まで、ワンストップでサポートします。Global ServicesによるOn-Site Support(4-hour Response)も含めた包括的なサポート体制を整えており、導入後の安定運用も任せることができます。短期導入が可能なコンテナ型AIデータセンターで、企業のDX推進を加速することが期待されています。

まとめ

ピクセルカンパニーズ株式会社が取り扱いを開始したSupermicro社のデータセンター・ビルディング・ブロック・ソリューション(DCBBS)は、次世代AIデータセンターの構築を迅速に支援するための革新的なソリューションです。以下に、この記事で紹介した主なポイントをまとめます。

ポイント 詳細
高効率冷却技術 DLC-2液冷技術を採用し、最大98%の熱捕捉率を実現
スケーラブルな構成 最大2,048基のGPUを搭載可能なラックスケール構成
柔軟なモジュール設計 用途に応じた柔軟な構成選択が可能
無料相談とサポート 導入検討企業向けに無料相談と包括的なサポートを提供

このように、Supermicro DCBBSは、AIデータセンターのニーズに応えるための強力なソリューションであり、企業のDX推進に寄与することが期待されています。

参考リンク: