2025年6月12日開始 emmiが植物由来新素材PlaX™採用のサステナブルコレクション第3弾を先行予約開始

新素材「PlaX™」を使用したemmiのサステナブルコレクション第3弾

2025年6月12日、株式会社マッシュスタイルラボが展開するレディースブランド「emmi（エミ）」は、植物由来の新素材「PlaX™」を使用したサステナブルコレクションのWEB企画を公開し、同時に商品の先行予約を開始します。この新コレクションは、必要電力の45%をソーラー自家発電で賄っている縫製工場「グリーンファクトリー」で製造され、製品の製造工程を透明化する「トレーサビリティプロジェクト」にも取り組んでいます。

emmiは、環境に配慮した製品作りを推進しており、今回のコレクションはその一環として位置づけられています。全国直営店舗での発売は6月19日からとなっており、多くの顧客に新しいサステナブルなアイテムを提供することを目指しています。

PlaX™の特徴と利点

PlaX™は、植物を原料としたカーボンニュートラルに貢献する新しい素材です。この素材は、石油を使用せず、サトウキビを原料とするポリ乳酸にBioworksが独自に開発した植物由来の添加剤を加えることで生まれました。PlaX™の特徴には以下のような点があります。

• 生分解性：特定の環境において生分解が可能。
• CO2削減：製造過程でのCO2排出量が少ない。
• 植物由来：持続可能な資源から作られている。
• 抗菌防臭：衛生面でも配慮された素材。
• マシンウォッシャブル：洗濯機で洗えるため、手入れが簡単。

emmiは、これらの特性を活かし、環境負荷の軽減に貢献する製品を提供しています。昨年の春夏シーズンから始まったこのコラボレーションは、今回で第3弾となります。

LCA分析によるCO2排出量の可視化

emmiでは、ライフサイクルアセスメント（LCA）分析を通じて、製品の環境負荷を可視化しています。この手法は、製品の原材料の調達から輸送に至るまでのプロセス全体で排出されるCO2の量を数値化するものです。今回のemmi×PlaX™コレクションにおいては、製造過程でのCO2排出量に着目した比較が行われました。

具体的には、通常の工場で製造した製品と、グリーンファクトリーで製造した製品との間で、CO2排出量を比較した結果、1製品あたり15〜17%の削減が可能であることが明らかになりました。このような取り組みにより、emmiは持続可能なファッションの実現に向けた一歩を踏み出しています。

トレーサビリティプロジェクトの実施

emmiでは、顧客に安心して商品を選んでもらえるよう、製品の製造工程を透明化する「トレーサビリティプロジェクト」を実施しています。このプロジェクトでは、emmi×PlaX™製品の原材料から製造までの各工程を丁寧に記録し、サプライチェーンの透明性を高めています。

具体的な原材料の情報は以下の通りです：

原料

原産国：タイ（持続可能な環境下で栽培されたサトウキビを使用）

ペレット

原産国：タイ（ラヨーン） – USDAのバイオブリファードプログラムでバイオベース度99%の認証取得済み

紡糸

日本（エコテックス®スタンダード100認証取得済み）

編み

日本（愛知）

染色

日本（愛知）

縫製

中国（江蘇省） – 工場総使用電力の45%を自社ソーラー発電で賄う

このように、emmiは製品の製造過程における環境への配慮を徹底し、顧客に信頼される商品を提供しています。

新コレクションのラインアップ

emmi×PlaX™コレクションには、以下の製品がラインアップされています。各製品は、デザイン性と機能性を兼ね備え、環境にも配慮されたアイテムです。

これらの製品は、オンラインストアでの先行予約が6月12日（水）12:00から開始され、全国直営店舗では6月19日（木）より発売されます。

まとめ

emmiは、環境に配慮した新素材「PlaX™」を使用したサステナブルコレクションを発表し、製品の製造過程の透明性向上に努めています。LCA分析によるCO2排出量の可視化や、トレーサビリティプロジェクトを通じて、持続可能なファッションの実現を目指しています。新コレクションのラインアップは、デザイン性と環境への配慮を兼ね備えた商品が揃っており、今後の展開に注目が集まります。

このように、emmiの新たな取り組みは、ファッション業界におけるサステナビリティの重要性を再認識させる機会となっています。