2025年6月23日開催、一般社団法人Music Force設立説明会と音楽教育の未来を考える

一般社団法人Music Forceの設立について

2025年5月23日、ヴァイオリニストの篠崎史紀を理事長に迎え、音楽を学び楽しむことを通じて次世代の子どもたちの創造性やコミュニケーション能力、表現力、個性を育てることを目指す「一般社団法人 Music Force」が設立されました。この団体は、日本初の音楽教育を推進する組織として、全国に音楽の力を広げることを目的としています。

Music Forceは、音楽を通じた教育の重要性を認識し、音楽教育が単なる演奏技術の向上に留まらず、個人の夢や憧れ、創造性を育むものであることを強調しています。音楽の持つ力を最大限に引き出すため、教育者や親、さらには聴き手に対しても音楽を深く理解し楽しむ機会を提供することを目指しています。

設立の趣旨と目指すもの

音楽教育は、子どもたちの個性や夢を育む重要な手段です。Music Forceは、千利休が説いた「守破離」のプロセスをサポートしながら、本来あるべき音楽教育を全国に広めることを目指しています。この教育が浸透することで、音楽が個人と社会をつなぎ、音楽の持つ力を受け取れる人々が増えると信じています。

具体的には、以下のような特徴を持つ活動を展開します。

• 音楽寺子屋の設立: 音楽大学や学校の授業では学べない本来の音楽教育を提供します。
• 好奇心と夢を育む: 音楽を通じて子どもたちの成長に必要な基礎能力を育てます。
• 音楽の社会的役割: 音楽を人間の生活や社会に不可欠なものとして位置づけ、社会とのつながりを強化します。

Music Forceの教育方針

Music Forceにおける教育・指導は、以下の方針に基づいて行われます。

1. 教えるのではなく、長所を伸ばし個性を育てる。
2. 子どもの憧れや夢を育てる。
3. 問いを投げかけ、考えさせ、表現させる。
4. 躓く前に、必要となるものを先に提供する。
5. 「守破離」の精神に基づき、自立をサポートする。
6. 音楽を好きになることで、世界中に友達ができることを伝承する。

このような方針に基づく教育が、次世代の子どもたちにとっての音楽の重要性を理解させ、育成に寄与することを目指しています。

主な活動内容

Music Forceでは、様々な活動を通じて音楽教育を推進しています。以下に主な活動内容を示します。

• 音楽寺子屋: 音楽を楽しむ場を全国に創り、音楽の力を育むプログラムを提供します。対象は小学生から大学生、親、音楽教育者、アマチュア演奏家などです。
• 音楽の探求プログラム: 音楽に関連した様々なテーマでの学びや体験の場を提供します。例として、音楽と脳科学や美術、歴史などのテーマがあります。
• ティーチング・アーティストの養成: 音楽への好奇心を引き出し、個人の想いと社会をつなぐプログラムを提供する専門家を育成します。
• 音楽広場「Salon Musicale」: 演奏家と聴き手が共に楽しむ小規模音楽会を開催し、敷居を無くした音楽体験を提供します。

組織と体制

一般社団法人Music Forceは、以下のような組織体制を持っています。

理事長:

篠崎史紀（ヴァイオリニスト）

理事:

奥田佳道（音楽評論家）
大黒達也（脳科学者、東京大学大学院情報理工学系研究所 准教授）
豊田泰久（公益財団法人ふくやま芸術文化財団 理事長）
原 浩之（Hakuju Hall支配人）
星野桃子（王子ホール支配人）

パートナー:

篠崎理事長と共に活動する演奏者・教育者などの仲間（現時点で14名）

経営者フォーラム:

音楽好きの経営者中心の集まり・ネットワーク

このような多様なメンバーで構成されるMusic Forceは、音楽教育の普及と発展に努めていきます。

設立説明会と今後の活動

Music Forceは、2025年6月23日（月）14時より、紀尾井サロンホールにて設立説明及び音楽教育に関する意見交換会を開催します。自由参加で、音楽教育全般及び当団体の活動に興味のある方には参加をお勧めします。

この機会に、篠崎理事長と直接話すことができる貴重な場となります。音楽教育の未来について一緒に考える機会を提供します。

一般社団法人Music Forceは、音楽を通じた教育の重要性を広め、次世代の育成に寄与することを目指しています。音楽の力を信じ、より多くの人々にその恩恵を届ける活動を展開していく予定です。