2025年6月開始、テラドローンが米国防総省認定ドローン「ALTA X」で防衛施設の測量サービスを強化

テラドローンが米国防総省認定ドローン「ALTA X」を活用した測量サービスを開始

Terra Drone株式会社（以下、テラドローン）は、2025年6月より米国Freefly社の大型ドローン「ALTA X」を活用した測量サービスの提供を開始しました。このドローンは、米国防総省が安全性を認定する「Blue UAS Cleared List」に登録されています。このリストは、米軍や政府関連施設の運用要件を満たした機体を掲載したもので、特にセキュリティ要件の高いエリアでの測量において重要な役割を果たします。

テラドローンは、今後この認定を受けたドローンを使用することで、在日米軍基地などの防衛施設やその周辺地域での測量案件に対応することが可能となります。これにより、より広範囲な測量サービスを提供できる体制が整いました。

導入の背景とテクノロジーの進化

テラドローンは、国内外での豊富な実績をもとに、最先端のドローン測量サービスを提供しています。特に、グリーンレーザや赤外線レーザを搭載したドローンによる測量技術を強みに、陸上や水中の複雑な地形・構造物の高精度な3次元データ取得を実現しています。

従来は「Matrice 300/350 RTK」や「Matrice 600」といった機体を使用していましたが、日本国内の防衛関連施設が写り込む可能性のある測量案件では、情報セキュリティ上の観点から使用が制限されるケースも見受けられました。このため、テラドローンは「ALTA X」を導入し、より多様な測量案件への対応を可能にしました。

「ALTA X」の特徴と利点

「ALTA X」は、ペイロード（搭載重量）の大きさを活かし、高性能なグリーンレーザなど重量のあるレーザ機器を搭載した長時間の飛行を実現します。これにより、より精密なデータを取得することが可能となり、測量の精度が向上します。

テラドローンは、今後「ALTA X」を使用することで、対応可能なエリアを拡張し、それぞれの特性を活かした多様な測量サービスを展開していく方針です。これにより、顧客ニーズに応じたサービスの提供が期待されます。

テラドローンの実績と今後の展開

テラドローンは、「Unlock “X” Dimensions（異なる次元を融合し、豊かな未来を創造する）」というミッションを掲げ、ドローンの開発及びソリューションを提供しています。安全かつ効率的なドローンや空飛ぶクルマの運航を実現するための運航管理システム（UTM）の開発・提供にも注力しており、幅広い産業に貢献しています。

同社は、測量、点検、農業、運航管理の分野で累計3000件以上の実績を誇り、グローバルな展開を進めています。ドローンサービス企業の世界ランキングでは、2020年以降連続でトップ3にランクインし、2024年には世界1位を獲得しました。これらの実績は、テラドローンの技術力と信頼性を裏付けています。

テラドローンのサービスに関する問い合わせ

テラドローンでは、さまざまな測量サービスを提供しており、顧客のニーズに応じたカスタマイズも可能です。サービスに関するお問い合わせは、以下の連絡先までお願いします。

• 担当：上村
• Email：terra-consultant@terra-drone.co.jp
• 御見積フォーム：こちら
• 3次元計測サービス：こちら
• 点群解析図面作成サービス：こちら

まとめ

テラドローンは、米国防総省認定の「ALTA X」を導入することで、より多様な測量サービスを提供する体制を整えました。これにより、セキュリティ要件の高いエリアでの測量案件への対応が可能となり、顧客のニーズに応じた高精度なサービスを実現します。

テラドローンは、今後も技術革新を進め、より安全で効率的なドローンソリューションの提供を目指します。