2024年帯広に医療的ケア児支援施設建設へ動き出す
ベストカレンダー編集部
2025年6月13日 05:46
医療的ケア児支援施設建設
開催日:1月1日

医療的ケア児の未来を拓くプロジェクト
「北海道で暮らす医療的ケア児の未来を拓くプロジェクトinとかち」は、重い障がいがある子どもたちが安心してお泊まりできる施設を目指し、2028年に医療型短期入所を含む複合型施設の建設を計画しています。このプロジェクトは、特定非営利活動法人U-mitteが主導しており、地域の医療的ケア児とその家族を支えるための取り組みです。
2024年には帯広市の元帯広工業高校跡地に新しい施設の建設が予定されており、「重症児者の輝く笑顔で地域と未来をつなぐ」という理念のもと、様々な支援活動を展開しています。これまでに、児童発達支援、放課後等デイサービス、居宅訪問型児童発達支援、保育所等訪問支援、生活介護、スクールナース事業、訪問看護ステーションなどのサービスを提供してきました。

新たな挑戦:いけプロ@とかち
2024年からは、ユーミッテの活動が新たなステージに進み、夜間の支援が始まります。この新プロジェクト「いけプロ@とかち」は、札幌市のNPO法人ソルウエイズをロールモデルとし、医療的ケア児とその家族を地域で支える仕組みを北海道全体に広げることを目指しています。
プロジェクトの一環として、賛同人を募集しています。賛同人とは、この活動の趣旨や目的に共感し、支援の意思を示す方々のことです。寄付や金銭的な支援を求めるものではなく、名前を連ねることで活動の意義を広め、地域における必要性を示す重要な存在となります。
賛同人の役割と重要性
賛同人は、活動の意義を広めるために不可欠な存在です。賛同人が多ければ多いほど、地域における必要性が高まると判断され、行政や地域の方々と共に歩む力になります。賛同人の皆様には年次報告書をお送りし、活動の報告をさせていただく予定です。
私たちは、何かをしてもらうのではなく、子どもたちやご家族について知っていただくことで、より多くの方々と繋がりたいと考えています。賛同人としての参加は、地域における支援の必要性を示す重要な一歩となります。
医療的ケア児の現状と支援の必要性
新生児医療の発展により救われる小さな命が増える一方で、重いハンディキャップを背負う子どもたちも増加しています。全国に約2万人いるとされる医療的ケア児の中で、特にとかち地域には重い障がいを持つ子どもを預けられる施設やサービスがほとんど存在しませんでした。
そのため、親は24時間365日、子どもたちの育児と介護に追われ、慢性的な寝不足や体調不良に悩まされることが多く、仕事への復帰や経済的な自立が困難な状況にあります。このような支援不足は、社会からの孤立を招く大きな要因となっています。
ユーミッテの取り組み
2021年には、NPO法人ユーミッテが運営する「プエオキッズ」がオープンし、日中の母子分離型通所施設が誕生しました。この施設は、重症児者の輝く笑顔を実現するための一環として、地域の中で安心して生活できる社会づくりを目指しています。
今後もユーミッテは、医療的ケア児とその家族を支えるための取り組みを続け、地域全体での支援体制を強化していく予定です。
プロジェクトに関する情報
「いけプロ@とかち」に関する詳細情報や賛同人の署名フォームは、以下のリンクからご覧いただけます。
地域の医療的ケア児とその家族が安心して暮らせる未来を目指すこのプロジェクトは、社会全体の理解と支援が必要です。賛同人としての参加は、医療的ケア児の生活環境を改善するための大きな力となります。
項目 | 内容 |
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プロジェクト名 | 北海道で暮らす医療的ケア児の未来を拓くプロジェクトinとかち |
設立法人 | 特定非営利活動法人U-mitte |
目的 | 医療型短期入所施設の建設と医療的ケア児の支援 |
賛同人募集 | 活動に共感する方々を募集 |
施設開設予定地 | 帯広市元帯広工業高校跡地 |
活動内容 | 児童発達支援、放課後等デイサービス等の提供 |
このように、医療的ケア児のための支援は社会全体で取り組むべき重要な課題です。今後の活動に注目し、地域の支援体制を強化していくことが求められています。
参考リンク: