6月12日 津南醸造に韓国驪州市訪問団が米づくり学ぶ交流

津南醸造訪問交流

開催日:6月12日

津南醸造訪問交流
なんで韓国の驪州市から訪問団が津南醸造に来たの?
訪問団は日本の米づくりや酒造りの現場を学ぶために来訪し、津南醸造の酒蔵見学を通じて雪解け水と地元米を活かした酒造りの技術を体験しました。
津南醸造は今回の交流で何を目指しているの?
津南醸造は韓国市場への本格進出を目指し、国際的な酒造りの魅力を発信。伝統と革新を融合させた日本酒を海外にも広めることを期待しています。

津南町と驪州市の文化交流の一環としての訪問

2025年6月12日、津南醸造株式会社は新潟県津南町において、姉妹都市である韓国の驪州市からの訪問団を迎えました。この訪問団は、驪州市役所の職員や現地の農家の方々を含む総勢11名で構成され、津南町役場の職員2名と通訳者も同行しています。

訪問の目的は、日本の米づくりの現場やそれに関連する取り組みを学ぶことであり、津南醸造の酒蔵見学を通じて、雪解け水と地元米を活かした酒づくりの実際を体験することでした。これにより、日韓の農業文化交流が進むことが期待されています。

訪問団の活動内容と贈り物の交換

訪問団は、津南醸造の酒蔵を見学し、実際の酒造りのプロセスを観察しました。特に、雪解け水を利用した酒づくりや、地元で栽培された米の使用についての説明を受け、興味深く聞き入っていました。このような体験を通じて、驪州市の皆様は日本の酒造りの魅力を直接感じることができたと考えられます。

また、訪問団の皆様には津南醸造の日本酒をお土産としてお買い上げいただき、驪州市長への贈り物としても活用されました。このことは、津南の酒が国際的な交流の一助となったことを意味し、大変光栄に思われています。

さらに、韓国で米のコンクールで第1位を受賞した農家の方も来訪し、王様に献上されたという由緒ある米を津南醸造へのお土産として贈呈されました。このような贈り物の交換は、国境を越えた農業文化の相互理解を深める重要な機会となりました。

津南醸造の特徴と今後の展望

津南醸造株式会社は、新潟県中魚沼郡津南町に本社を構える日本酒を生産する酒蔵です。日本有数の豪雪地帯に位置し、標高2,000m級の山々から湧き出る天然水を仕込み水として活用しています。地元産の酒米「五百万石」や「魚沼産コシヒカリ」を用いた酒造りは、自然との共生と革新を融合させたスタイルを特徴としています。

津南醸造のブランドコンセプトは「Brew for Future〜共生する未来を醸造する〜」であり、地域の特性を生かした酒造りを行っています。2025年には、醸造技術を競う「越後流酒造技術選手権大会」において、新潟県知事賞(第1位)を受賞するなど、その技術力も高く評価されています。

現在、津南醸造では韓国市場への本格的な進出を視野に入れており、豪雪地・津南の自然が育む酒造りの魅力を、より多くの海外の方々にも体験していただくための取り組みを進めています。韓国の皆様にも日本酒の新たな楽しみ方を提案し、伝統と革新を融合させた津南の酒が国境を越えて人々の心をつなぐ存在となることが期待されています。

まとめと今後の展望

津南町と驪州市の文化交流は、農業文化の相互理解を深める貴重な機会となりました。訪問団の活動を通じて、日韓の農業文化が相互に学び合うことができたことは、両地域にとって大きな意義があります。津南醸造は、今後も国際的な交流を通じて、地域の魅力を発信し続けることでしょう。

以下に、今回の訪問に関する情報を整理しました。

項目 詳細
訪問日 2025年6月12日
訪問団構成 驪州市役所職員、農家、通訳者など11名
目的 日本の米づくりの現場や関連取り組みを学ぶ
贈り物 津南醸造の日本酒、王様に献上された米
今後の展望 韓国市場への進出、国際的な酒造りの魅力の発信

このように、津南醸造の活動は地域の文化交流に寄与し、国際的な理解を深めるための重要な役割を果たしています。今後もこのような交流が続くことが期待されます。

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