2025年6月26日開始 日本で本格展開する母親のキャリア再構築支援モデル
ベストカレンダー編集部
2025年6月13日 10:39
キャリア再構築支援イベント
開催日:6月26日
シンガポール発のキャリア再構築支援モデルが日本で本格展開
シンガポールのソーシャルエンタープライズ、Mums@Work Asia(マムズアットワーク・アジア)が、日本において「キャリア再構築支援モデル」を本格的に展開することを発表しました。この支援モデルは、職場復帰を望む母親層を対象にしており、企業向けと求職者向けの2つのイベントを開催します。具体的には、2025年6月26日に企業向けイベント、7月3日に求職者向けイベントが東京で行われます。
この取り組みの背景には、日本における女性の就業率の向上がある一方で、非正規雇用の増加や出産・介護による退職が多いという課題が存在します。Mums@Work Asiaは、こうした課題を解決するために、シンガポールでの成功事例を基に、日本市場に適した支援を提供することを目指しています。
日本における女性の就業環境
日本では、女性の就業率が過去20年間にわたり上昇し続けており、2024年5月には73.7%に達する見込みです。しかし、その裏には多くの課題が潜んでいます。特に、非正規雇用の割合が高く、出産や介護による退職が一般的であるため、再就職が難しい状況が続いています。
このような環境下で、Mums@Work Asiaは、母親層のキャリア再構築を支援するための実績あるプログラムを提供しています。特に注目されているのは、シンガポールで特許を取得した「ジャンプスタート・リインテグレーション」プログラムです。このプログラムは、復職希望者とそのマネージャーを対象にした6〜8週間のコーチングとトレーニングを通じて、再定着と長期的な活躍を支援します。
イベントの詳細と内容
Mums@Work Asiaが開催するイベントは、企業向けと求職者向けの2つに分かれています。以下にそれぞれの詳細を示します。
企業向けイベント
- 日時: 2025年6月26日(木)10:00〜12:00(9:45受付開始)
- 会場: JETROオフィス(東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル 6階)
- 対象: 人事・採用・ダイバーシティ推進担当者
- 得られるもの:
- 仕事に復帰する母親が労働力ギャップを埋める方法
- 復職した女性の定着率向上や柔軟な働き方を実現するための具体的施策
- 経験豊かで意欲的な母親人材層へのアクセス方法
- 復職インターン「リターンシップ・プログラム」の設計・実施方法
- 言語: 英語(資料・キーワードは日本語併記)
- 参加料: 無料(事前申込制)
- 締切日: 2025年6月23日(月)
- 申込ページ: こちらから
求職者向けイベント
- 日時: 2025年7月3日(木)9:20–12:30(9:00受付開始)
- 会場: HSBC東京支店(東京都中央区日本橋3-11-1 HSBCビルディング)
- 対象: 子育てや介護を担いでいる女性
- 得られるもの:
- 仕事と家庭を両立する先輩メンターとの対話
- 生活やキャリア目標に合った働き方のヒント
- 女性と家族を支援する企業の担当者との出会い
- ロールモデルの体験談を聞く機会
- 申込ページ: こちらから
Mums@Work Asiaの活動内容
Mums@Work Asiaは、2010年にシンガポールで創業され、キャリアを中断した母親や女性介護者の再出発を支援するソーシャルエンタープライズです。シンガポールの多くのグローバル企業との連携を通じて、香港や日本でも事業を展開しています。
具体的には、リスキリング研修や職場復帰支援イベント、企業との人材マッチングを行い、女性のエンパワーメントとダイバーシティ推進を実現しています。創設者のシャーリー・トーリは、実際に自身が家事・育児と仕事を両立しながらキャリア再起に挑戦した経験を持ち、その経験を基にした支援が多くの共感を呼んでいます。
まとめ
Mums@Work Asiaが展開する「キャリア再構築支援モデル」は、日本における女性の職場復帰を支援するための重要な取り組みです。企業向けと求職者向けのイベントを通じて、双方にとって有益な情報や機会を提供し、女性がキャリアを再構築するための支援を行います。以下に、イベントの要点をまとめます。
| イベント名 | 日時 | 対象 | 参加方法 |
|---|---|---|---|
| 企業向けイベント | 2025年6月26日 | 人事・採用・ダイバーシティ推進担当者 | 申込ページ |
| 求職者向けイベント | 2025年7月3日 | 子育てや介護を担っている女性 | 申込ページ |
このように、Mums@Work Asiaの取り組みは、日本における女性のキャリア支援にとって非常に重要な役割を果たしています。今後の活動が期待されます。
参考リンク: