2025年秋開始!小田急グループでタッチ決済が鉄道・バスに拡大
ベストカレンダー編集部
2025年6月16日 14:24
小田急タッチ決済拡大
開催日:9月1日
小田急グループによるタッチ決済サービスの拡大
2025年秋以降、小田急グループに属する6社が、クレジットカードやデビットカードなどによるタッチ決済サービスを拡大することが発表されました。このサービスは、小田急線をはじめとした鉄道やバスで利用可能となり、特に観光地へのアクセスが向上することが期待されています。具体的には、江の島や鎌倉に加え、箱根や大山でも新たにタッチ決済が可能になるとのことです。
この取り組みは、インバウンド需要の増加を見越して行われており、日常的に使われるクレジットカードやデビットカードで公共交通機関を利用できるようにすることで、観光客の利便性を向上させることを目的としています。
タッチ決済の仕組みと利用方法
タッチ決済サービスは、三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用しています。このシステムを利用することで、ICカードへのチャージや乗車券の購入が不要になり、タッチ決済対応のカードやスマートフォンを専用リーダーにタッチするだけで、スムーズに鉄道やバスに乗車できるようになります。
具体的な利用方法は以下の通りです:
- 手持ちのタッチ決済対応カード(クレジット、デビット、プリペイド)を専用リーダーにタッチする。
- スマートフォンに設定されたタッチ決済カードを利用して、同様にタッチする。
このシステムは、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯(ぎんれん)など、さまざまな決済ブランドに対応しています。
背景とインバウンド需要の増加
2025年4月には、訪日外国人の数が単月として初めて390万人を超え、過去最高を記録しました。小田急沿線では、箱根、湘南(藤沢市、鎌倉市)、大山(伊勢原市)の年間観光者数が約5,300万人に達しており、これらのデータはインバウンド需要の急速な拡大を示しています。
小田急グループでは、すでに江ノ電や箱根ロープウェイ、箱根海賊船においてタッチ決済を導入しており、今後も新宿から観光地へのアクセスをより便利にするための取り組みを進めています。
タッチ決済の拡大による利便性向上
小田急グループのタッチ決済サービスの拡大により、新宿、箱根、江の島・鎌倉、大山への移動がより簡単になります。観光客は、日常的に使い慣れたクレジットカードやデビットカードを利用して、公共交通機関をスムーズに利用できるようになります。
また、この取り組みは、オーバーツーリズム対策や地域課題の解決にも寄与することが期待されています。具体的には、公共交通機関の利便性向上や地域交流人口の受け入れ体制の強化を図るなど、観光業の発展に寄与するものと考えられます。
タッチ決済サービスの詳細と今後の展望
タッチ決済サービスは、2025年秋以降に導入される予定で、詳細なサービス開始日や利用可能な事業者については、今後お知らせされる予定です。また、QRコード認証機能も導入されることで、デジタルチケットを利用した新たな移動手段が提供されることになります。
この新しいサービスにより、観光地へのアクセスがさらに便利になり、観光客の利便性が向上することが期待されます。具体的には、以下のようなサービスが提供される予定です:
- 自動改札機や簡易改札機へのQR認証機能の搭載
- 箱根登山バスや小田急ハイウェイバスでのQR認証端末の導入
- デジタルフリーパスによる都心部から観光エリアへの移動の利便性向上
まとめ
小田急グループによるタッチ決済サービスの拡大は、観光客の利便性向上に寄与する重要な取り組みです。具体的なサービス内容は以下の通りです:
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 対象交通機関 | 小田急線、箱根登山電車、箱根登山バス、大山ケーブルカー、東海バス、小田急ハイウェイバスの一部路線 |
| 決済方法 | タッチ決済対応のクレジットカード、デビットカード、スマートフォン |
| 導入開始時期 | 2025年秋以降 |
| 決済ブランド | Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯 |
このように、小田急グループのタッチ決済サービスは、観光地へのアクセスをより便利にし、公共交通機関の利用促進に寄与することが期待されています。詳細な情報は、今後の発表を待つ必要があります。
参考リンク: