6月11日開催IPCE2025で発表 新経皮浸透技術の可能性

IPCE2025講演

開催期間:6月11日〜6月12日

IPCE2025講演
この新しい経皮浸透技術って何がすごいの?
天然由来のマイクロニードルとナノカプセルを組み合わせ、肌の深部まで成分を届けてしわやほうれい線の改善、コラーゲンの再構築を促す最新技術です。
ジェイフロンティアの技術は実際に効果あるの?
臨床試験でほうれい線の改善が確認されており、皮膚細胞に有効成分を効率的に届けることでアンチエイジング効果が期待されています。

イタリア・ヴェローナで開催された8th IPCE大会について

2025年6月11日から12日にかけて、イタリアのヴェローナにて第8回インターコンチネンタルパーソナルケアエクセレンスカンファレンス(IPCE)が開催されました。この大会は、SICC(イタリア化粧品化学者協会)が主催し、美容化粧品業界全体に焦点を当てた国際的な科学イベントとして位置付けられています。

IPCE大会では、通常の高度な科学プログラムに加え、国際的に著名な講演者やIFSCC(国際化粧品技術者会連盟)2024イグアス大会のベストポスターの著者が交互に登壇し、最新の研究成果や技術について発表が行われました。このような内容は、業界における新たな知見や技術の普及を促進する重要な機会となります。

SICC(イタリア化粧品化学者協会)主催の8th IPCEにて、イタリアのヴェローナ開催で講演 画像 2

ジェイフロンティア株式会社の講演内容

ジェイフロンティア株式会社は、2025年のIPCE大会において、「天然由来マイクロニードルとナノカプセルを組み合わせた新しい経皮浸透および送達技術の開発と、アンチエイジング化粧品への応用」というタイトルで講演を行いました。この講演は、昨年に引き続き選出されたものであり、業界内外から高い評価を受けました。

講演では、加齢に伴う皮膚の損傷や、しわ・たるみの原因となる要因について詳しく説明されました。特に、コラーゲンとエラスチンの減少が皮膚に与える影響や、それに対する新しいアプローチとしてのマイクロニードル技術について議論されました。

新しい経皮浸透技術の概要

今回の研究では、加水分解カイメンを天然由来のマイクロニードル成分として利用し、ナノカプセル技術と組み合わせることで新しい経皮吸収技術を開発しました。この技術により、肌内部へのアンチエイジング効果を最大限に引き出すことが可能になり、コラーゲンとエラスチンの分解を抑制することを目指しています。

具体的には、以下のような効果が期待されます。

  • しわやほうれい線の改善
  • 皮膚の若返り効果
  • コラーゲン線維とエラスチン繊維の再構築

臨床試験の結果

臨床試験において、3つのナノカプセルと加水分解カイメンを配合したクリームを用いた治療が行われ、ほうれい線の形成が改善されたことが確認されました。この結果は、経皮浸透送達技術がカプセル化された成分を効果的に皮膚細胞に届けることができることを示しています。

また、この技術は、化粧品が皮膚深部に与える改善効果を最大限に高める効果的な方法であることが示唆されています。

今後の展望と技術の意義

ジェイフロンティア株式会社と東洋ビューティ株式会社の共同研究により開発されたこの新しい経皮浸透技術は、スキンケア化粧品の分野において、しわやほうれい線の形成を改善するための新しい効果的な抗老化剤としての可能性を秘めています。

この技術は、加齢に伴う皮膚の変化に対抗するための新たなアプローチを提供し、将来的にはより多くの人々がその恩恵を受けることが期待されます。

会社情報とショップのご紹介

ジェイフロンティア株式会社は、東京都渋谷区に本社を構える企業で、「人と社会を健康に美しく」を経営理念に掲げています。自社オリジナルの医薬品、健康食品、化粧品などを販売し、D2C事業を展開しています。

また、同社が運営するショップ「SOKUYAKUウェルネス」では、医薬品、化粧品、健康食品、雑貨などを取り扱っています。詳細は以下のリンクからご確認いただけます。

ショップ名:SOKUYAKUウェルネス
取扱商品:医薬品、化粧品、健康食品、雑貨
URL:https://wellness.sokuyaku.jp/

まとめ

項目 内容
イベント名 第8回インターコンチネンタルパーソナルケアエクセレンスカンファレンス(IPCE)
開催日 2025年6月11日~12日
開催場所 イタリア・ヴェローナ
講演者 ジェイフロンティア株式会社
発表タイトル 天然由来マイクロニードルとナノカプセルを組み合わせた新しい経皮浸透技術
技術の意義 アンチエイジング化粧品への応用

以上の内容を通じて、ジェイフロンティア株式会社が提案する新しい経皮浸透技術の重要性とその応用可能性について理解が深まったのではないでしょうか。この技術は、今後の化粧品業界において、さらなる進展が期待される分野です。