6月から新交流企画も開始「Timeleft」のリアルな出会い体験
ベストカレンダー編集部
2025年6月17日 16:47
Timeleft週次交流開始
開催日:1月1日

フランス発「Timeleft」:新たな出会いの形を提案
フランスから日本に進出したソーシャルアプリ「Timeleft(タイムレフト)」は、都市生活者に向けた新しいつながりの方法を提供しています。このアプリは、毎週水曜日に初対面の6名がレストランで共に食事をするという体験を通じて、リアルな交流の場を創出します。2025年6月時点で、日本国内の登録者数は3万人を超え、参加者数は1万人を突破しました。
Timeleftは、世界中で毎週3万人が参加するディナーデータを基にした「会話の相性」によるマッチングが特徴です。登録時に行われる性格診断と会話嗜好に基づく独自のアルゴリズムにより、自然で会話のしやすいメンバーが自動的にグルーピングされます。参加者からは「緊張せずに話せた」「毎週水曜が楽しみになった」といった声が寄せられています。
社会背景:AI時代における会話の喪失
近年、都市部に住む20〜30代の約5割が「孤独を感じている」という調査結果が出ており、日常的な会話の機会の減少が深刻な社会課題となっています。NRI(野村総合研究所)の調査によれば、この世代は特に孤独感を抱えています。
さらに、2025年4月に発表された米OpenAIとMITメディアラボの研究では、生成AIチャットボットの利用時間が長いほど孤独感や依存傾向が高まるという相関が示されており、リアルな人間関係の希薄化が懸念されています。こうした背景から、Timeleftは「予測できないリアルな会話」を重視し、実際に会って話す機会を提供することで、多くの共感を得ています。
Timeleftの特徴:セレンディピティの再発見
Timeleftが提供するのは、日常では出会わない誰かとの偶然の出会いです。SNSのアルゴリズムが「自分の好みに応じた情報」を届けるのに対し、Timeleftでは異なるバックグラウンドや価値観、職業の人々と自然に会話できる場が設計されています。
例えば、「大手IT企業に勤める20代男性と、業界の異なるフリーランスの女性が映画の話題で盛り上がった」といった報告もあり、意図しない組み合わせの中にこそ、社会的セレンディピティが生まれる仕組みが、多くのリピーターを生んでいます。
運営者のコメントと今後の展開
Timeleftアジア太平洋地域統括責任者のTu-Han Vincent氏は、「Timeleftによって、日本でも『目的のない出会い』に価値を感じる文化が着実に育っています。恋愛でもビジネスでもない、ただ会話を楽しむという第三のつながりが、今の都市生活に求められています。」と述べています。
現在、Timeleftは東京・大阪・名古屋・札幌・横浜の5都市でサービスを展開しています。2025年5月からは「火曜日の女性限定ディナー」、6月からは「木曜日の乾杯ナイト」もスタートし、ユーザーのニーズに応じた多様な交流スタイルを提供しています。AIの進化によって「人間らしさ」の希少性が高まる今、Timeleftは「人と人が直接言葉を交わす場」こそが、これからの都市に必要なインフラであると考えています。
サービス概要と会社情報
Timeleftのサービス概要は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
名称 | Timeleft(タイムレフト) |
日本展開開始 | 2024年 |
日本での登録者数 | 3万人(2025年6月時点) |
内容 | 毎週水曜日に、初対面の複数人がレストランで食事を共にする体験型ソーシャルサービス |
展開エリア | 東京(渋谷・新宿・恵比寿・品川・池袋・上野)、大阪、名古屋、札幌、横浜 |
主な利用者 | 都市部在住の男女20〜40代 |
会社名はTimeleft SASで、設立は2020年、代表者はMaxime Barbierです。詳細な情報は公式ウェブサイト(https://www.timeleft.com/jp)を参照してください。
Timeleftは、孤独感の増加や会話の機会の減少という社会的課題に対し、新しい形の出会いを提供することで解決を図っています。今後の展開にも注目が集まります。