2025年6月18日開始！たこ家道頓堀くくるに環境配慮型紙皿導入

エス・ピーパックがたこ家道頓堀くくるに環境配慮型紙皿を提供開始

株式会社エス・ピーパック（本社：東京都千代田区、代表取締役CEO：福田隆憲）は、2025年6月18日、白ハト食品工業株式会社（本社：大阪府守口市、代表取締役：永尾俊一）が展開する大阪・道頓堀銘店のたこ料理専門店「たこ家道頓堀くくる」向けに、卵の殻を原料に混抄した環境配慮型紙を使用した紙皿の提供を開始したことをお知らせします。

この紙皿は、たこ家道頓堀くくるが出店した2025大阪・関西万博の4か所の店舗を皮切りに、くくるの全店舗へ順次導入される予定です。これにより、環境に優しい取り組みが一層進展することが期待されています。

万博におけるSDGsの推進とエス・ピーパックの貢献

2025年4月13日に開幕した大阪・関西万博では、脱炭素・資源循環に配慮した万博の実現を目指し、カーボンニュートラル（脱炭素）が達成された社会に向けた先進的な技術の展示が行われています。廃棄物の削減とリユース、リサイクルへの積極的な取り組みが進められる中、たこ家道頓堀くくるは、万博の趣旨に賛同し、卵を再利用した環境配慮型紙「CaMISHELL」を使用した紙皿の導入を決定しました。

この取り組みは、液卵を多く使用する業態であるくくるが、卵の殻をアップサイクルした製品を利用することで循環型社会の実現に寄与するものです。エス・ピーパックは今後ともこのような取り組みをサポートしていく方針です。

CaMISHELLとは

CaMISHELLは、主に産業廃棄物として処理されている卵殻を原材料として混抄した紙の総称です。以下のような特長があります：

• パルプ消費の大幅削減
• 焼却時の二酸化炭素排出量の削減
• 薄手の包装紙から強度が求められる段ボールや緩衝材まで幅広い用途で使用可能

CaMISHELLは、三菱製紙株式会社、Touchcard株式会社、新生紙パルプ商事株式会社、株式会社サムライトレーディングと共同出願した登録商標です。

エス・ピーパックの環境配慮型商品の拡充

エス・ピーパックは、これまでにも何度でもリサイクル可能な独自開発の100%再生素材「RETEXPET®」や、環境に配慮したさまざまなパッケージ商品、リサイクルスキームをお客様に提案してきました。昨年11月には、二酸化炭素削減効果のある「グリーンナノ」をポリエチレン製の袋に入れることで焼却時のCO2排出量を大幅に削減し、さらなる削減しきれないCO2についてはカーボン・オフセット制度を活用することにより、廃棄焼却時に発生するCO2排出量を実質ゼロとするPE袋の取扱を開始しました。

これにより、パートナー企業と共にお客様のサステナビリティへの取り組みを共創しています。2023年より、従業員向けの名刺への「CaMISHELL」の使用を開始しましたが、紙器商品への本格的な導入・展開を通じて、さらにアレンジ可能な商品の幅を広げています。

エス・ピーパックの歴史と理念

エス・ピーパックは1995年11月に創業し、今年30周年を迎えました。主力事業はパッケージ（包装資材）商品の企画・販売であり、小売業向けのショッパーや店舗資材、ノベルティ商品などを1000社以上のパートナー企業と共に企画しています。

特にサステナビリティの分野では、100%再生素材「RETEXPET®」を業界に先駆けて独自開発するなど、先進的な取り組みを行っており、SDGsに注力する企業のニーズに応え、持続可能な社会の創造に貢献しています。

たこ家道頓堀くくるの紹介

たこ家道頓堀くくるは、江戸時代の川柳「この世女の好むもの 芝居浄瑠璃 いもたこなんきん」にあやかり、いも・たこ・なんきん（かぼちゃ）という大自然が育んだ素材にこだわった本当に美味しい商品を作り続けているたこ料理専門店です。大阪道頓堀に本店を構え、自慢の大たこ入りたこ焼は、外はふわっと、中はとろっとした食感が特徴です。

たこ焼マイスターが焼き上げる本場大阪道頓堀の名店の味を楽しむことができます。環境に配慮した取り組みとともに、地域の食文化を支える存在としても注目されています。

まとめ

エス・ピーパックは、環境に配慮した取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に向けて邁進しています。たこ家道頓堀くくるとの連携により、地域の食文化と環境保護を両立させる新たなモデルを創出していくことが期待されます。