2025年6月23日開始、ファインディがGitHubと連携し開発生産性を革新
ベストカレンダー編集部
2025年6月23日 16:50
ファインディGitHub連携開始
開催日:6月23日
ファインディとGitHubのグローバルパートナーシップ締結
ファインディ株式会社(東京都品川区、代表取締役:山田 裕一朗)は、2025年6月23日に、AIを活用したソフトウェア開発者プラットフォームとして世界をリードする「GitHub」が提供する「GitHub Technology Partner Program」に、グローバルテクノロジーパートナーとして参画することを発表しました。このパートナーシップにより、ファインディが提供する経営と開発現場をつなぐ戦略支援SaaS「Findy Team+」は、GitHub社が提供する「GitHub Copilot」および「GitHub Actions」との連携を強化し、ソフトウェア開発組織の生産性向上を支援します。
GitHubは、世界中で1億5,000万人以上の開発者に利用されており、特に全米売上上位100社(Fortune 100)のうち90%以上の企業で導入されています。77,000以上の組織が「GitHub Copilot」を採用し、CI/CDやその他の開発ワークフロー自動化のために「GitHub Actions」を活用しています。
パートナーシップ締結の背景
ファインディは、2021年10月より「Findy Team+」の提供を開始しました。このサービスは、特許取得の独自技術を用いて開発のアクティビティや効率、クオリティなどを可視化し、開発生産性や開発者体験の向上をサポートしています。2024年にはインド、2025年には韓国・台湾へも進出予定です。
今回のパートナーシップは、国内外のソフトウェア開発組織の開発生産性や開発者体験を向上させることを目的としています。AI搭載ツールや自動化を活用してプロダクトのデリバリーを加速する中で、ファインディとGitHub社の連携は、各種ツールの活用状況や効果、ワークフローの最適化など、開発ライフサイクル全体にわたる継続的な改善を支援します。
今後の具体的な取り組み
今回のパートナーシップ締結により、「Findy Team+」にて2025年6月以降に以下の機能が提供される予定です。
- 「GitHub Copilot」利用データを分析する機能(2025年6月リリース)
「GitHub Copilot」の活用状況を「Findy Team+」上で可視化し、開発チームがどの程度生産性を向上させているかを把握することが可能になります。 - 「GitHub Actions」利用状況を分析する機能(2025年8月予定)
CI/CDにおけるテストやデプロイ等の実行時間、失敗率、障害率などを「Findy Team+」上で可視化し、開発プロセスのボトルネック特定や改善に役立てることが可能になります。
これらの機能により、開発組織はデータに基づいた分析を行い、導入の最適化やワークフローの効率化、開発環境の改善を進めることができ、ビジネスインパクトの最大化にもつなげることが可能になります。
GitHub社のコメント
GitHub APACフィールドサービス部門のシニアディレクターであるPieluigi Cau氏は、ファインディとのパートナーシップが、GitHubが日本やインドといった重要な市場において開発者やエンジニア組織を支援し続ける姿勢を示すものだと述べています。多くの組織が品質やチームの健全性を維持しながら、AIと自動化によってソフトウェア開発のデリバリーを加速する中で、データドリブンな洞察は不可欠であると強調しています。
また、ファインディはDORAやSPACEといったフレームワークに基づいたツールを統合することで、チームのボトルネックの特定や振り返りの改善、DevOpsの取り組みにおける具体的な改善を支援しています。両社の連携を強化することで、「GitHub Copilot」と「GitHub Actions」で変革を進める企業にさらなる価値を提供し、最終的にAIを活用したソフトウェア開発を通じて競争力を強化できることを期待しています。
ファインディのグローバル展開
ファインディは、グローバル成長戦略の一環として、インド、韓国、台湾を中心に「Findy Team+」の展開を加速させています。GitHub社のような世界的プラットフォームとのパートナーシップを通じて、開発生産性や開発者体験の向上を支援するソリューションを世界中のソフトウェア開発組織に提供していきます。
今後も、開発組織が開発プロセスを可視化・分析・変革するためのツールをグローバルに展開することを目指しています。
経営と開発現場をつなぐ「Findy Team+」
「Findy Team+」は、開発データを意思決定に活かす経営と現場をつなぐ戦略支援SaaSです。特許取得の独自技術を用いて、GitHub、GitLab、Jiraなどの開発データを解析し、開発組織のパフォーマンスを測る国際的な指標やフレームワークに基づき、チーム・個人の両面から開発生産性や開発者体験の可視化・向上を支援します。
プロジェクトごとのリソース投資や成果の分析、生成AIによる開発状況の解析を通して、組織のボトルネックや注力すべき領域を明確化し、AIエージェントなどのツール選定や開発プロセス全体の改善にも貢献します。これにより、施策のビジネスインパクトを見極めた上で、データドリブンな戦略的意思決定に寄与します。
ファインディ株式会社について
ファインディ株式会社は、2016年に創業し、「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」というビジョンのもと、エンジニアが不安なく挑戦できる世界共通のプラットフォームを構築しています。具体的には、エンジニアが使用するソースコードやイシューを管理する開発プラットフォームである「GitHub」「GitLab」「Jira」等のデータを解析し、エンジニアスキルや生産性の可視化を実現しています。
ファインディの展開するサービスには、IT/Webエンジニアの転職サービス「Findy」、ハイスキルなフリーランスエンジニア紹介サービス「Findy Freelance」、及び経営と開発現場をつなぐ戦略支援SaaS「Findy Team+」が含まれます。これにより、国内外のエンジニア人材不足やDX内製化、人的資本経営の課題を解決しています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| パートナーシップ締結日 | 2025年6月23日 |
| 参画プログラム | GitHub Technology Partner Program |
| 主な機能提供開始日 | 2025年6月(GitHub Copilot分析機能)、2025年8月(GitHub Actions分析機能) |
| 対象市場 | 日本、インド、韓国、台湾 |
| 導入企業数(トライアル含む) | 約850社 |
| ビジョン | 挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる |
ファインディは、今後も開発組織の生産性向上とビジネス成果の最大化を支援し続けることを目指しています。これにより、ソフトウェア開発の現場における課題解決に寄与し、企業の競争力を高めるための取り組みを進めていく所存です。