認知症視点の映画 台湾で6月17日からクラファン開始

認知症映画台湾CF開始

開催日:6月17日

認知症映画台湾CF開始
認知症の人の視点から作られた映画ってどんな内容なの?
この映画は認知症のある本人が見ている世界を旅の体験として映像化し、認知症に対する固定観念を変え、尊厳や愛を伝えることを目指しています。
台湾でのクラウドファンディングは何を目的にしているの?
台湾でのクラウドファンディングは、認知症理解を深めるため書籍翻訳や映画上映、教育活動を進め、社会の偏見を減らし包摂的な環境作りを目指しています。

認知症世界の歩き方:全世界8カ国クラファン第2弾が台湾で開始

2025年6月23日、issue+design(所在地:東京都文京区、代表理事:筧裕介)は、認知症のあるご本人の視点から世界を旅する映画『認知症世界の歩き方 MOVIE』のクラウドファンディング第2弾を、2025年6月17日より台湾で開始したことを発表しました。このプロジェクトは、20万部を超えるベストセラー書籍『認知症世界の歩き方』を原作としており、認知症のあるご本人が見ている世界を「旅の体験」として映像化する国際的な映画制作企画です。

本映画は「認知症=できない・怖い・悲しい」といった固定観念から脱却し、「認知症と共に幸せに生きられる」という新たな視点を広めることを目的としています。台湾におけるクラウドファンディングは、台湾の最大手福祉財団である弘道老人福利基金會との連携により実現し、書籍の翻訳出版、映画上映、ワークショップや教育活動など、多角的な取り組みを進める予定です。

認知症世界の歩き方 全世界8カ国クラファン第2弾!台湾でのクラウドファンディングが6月17日より開始。 画像 2

台湾でのクラウドファンディングの詳細

台湾でのクラウドファンディングは、以下のリンクから参加できます。クラウドファンディングページ(台湾・嘖嘖)。支援者の皆様の協力が、変化の力となります。

2025年には台湾が超高齢社会に突入することが予想されており、認知症はもはや一部の家庭だけの問題ではありません。私たち一人ひとりが理解し、関心を持ち、共に行動することが求められています。弘道老人福利基金會は、設立から30年にわたり高齢者の友好支援や認知症支援の地域活動を推進しており、「見つめること」「理解すること」が変化の第一歩であると考えています。

映画『認知症世界の歩き方 MOVIE』の意義

本映画プロジェクトは、認知症のある方とその家族の日常を真摯に描くことで、「認知症とは何か」を再考し、その中にある尊厳や創造性、愛を見つけ出すことを目指しています。このプロジェクトを通じて、認知症に対する理解を深め、社会における偏見を少しでも軽減することが期待されています。

映画を通じて認知症を理解する機会を多くの人に届けることで、社会に少しの「理解」と多くの「包摂」を促進し、未来に向けてより温かくやさしい社会環境を共に築いていくことができます。

記念イベントの開催

クラウドファンディングの開始を記念して、台湾・台北にてスペシャルトークイベントが開催されます。このイベントでは、映画や表現を通じて社会の偏見を変える可能性について考察します。

【イベント概要】

  • タイトル:映像はいかにして社会の偏見を変えるか?―日本と台湾、それぞれの実践より―
  • 登壇者:
    • 筧 裕介(『認知症世界の歩き方』著者/issue+design代表)
    • 李 若綺(弘道老人福利基金會 執行長)
    • 楊 力州(Yang Li-Chou)台湾を代表するドキュメンタリー映画監督
  • 日時:2025年7月24日(木)19:00〜20:30
  • 会場:光點華山 二樓藝文廳(Spot Huashan 2F Art Hall)
  • 参加費:無料
  • 申し込みフォーム:こちらから

このイベントは、映画制作に関心のある方や認知症に関する理解を深めたい方にとって、貴重な機会となるでしょう。

まとめ

今回の台湾でのクラウドファンディングは、認知症に対する理解を深めるための重要なステップです。以下に、今回のプロジェクトの要点をまとめました。

項目 詳細
プロジェクト名 認知症世界の歩き方 MOVIE
クラウドファンディング開始日 2025年6月17日
クラウドファンディングページ こちら
記念イベント日時 2025年7月24日(木)19:00〜20:30
参加費 無料

このプロジェクトを通じて、認知症に対する理解が広がり、社会全体がより包摂的になることが期待されます。映画を通じて新たな視点を持つことができるこの機会に、多くの方々が参加されることを望みます。

参考リンク: