7月6日開催「明治古典会 七夕古書大入札会」の見どころと参加情報

明治古典会七夕古書入札会

開催日:7月6日

明治古典会七夕古書入札会
明治古典会 七夕古書大入札会って何がすごいの?
国内最大かつ最も歴史ある古書オークションで、希少な初版本や作家の自筆原稿、浮世絵など多彩な文化資料が一堂に会します。一般公開の下見会もあり貴重な体験ができます。
一般の人も入札会に参加できるの?
入札会自体は古書業者限定ですが、7月4日と5日の下見会は一般公開で無料。普段入れない東京古書会館に入場でき、出品物を直接見られます。

古今東西の文化資料が集結する「明治古典会 七夕古書大入札会」

東京都古書籍商業協同組合に所属する明治古典会は、2025年7月6日(日)に「第60回 明治古典会 七夕古書大入札会」を開催します。この入札会は、国内最大かつ最も歴史のある古書オークションとして知られており、様々な歴史資料や作家自筆原稿、初版本、浮世絵、古書画、近現代の美術作品などが一堂に会します。

入札会に先立ち、7月4日(金)と5日(土)の2日間にわたって開催される下見会(プレビュー)は一般公開され、貴重な出品物を誰でも手にとって見ることができる貴重な機会です。普段は古物商の資格を持つ組合員しか出入りできない東京古書会館の古書市会場に一般の方も入ることができるのは、非常に特別な体験となります。

古今東西の文化資料が大集結!国内で最も歴史のある古書オークション「明治古典会 七夕古書大入札会」を今年も開催いたします。 画像 2

入札会の詳細情報

「第60回 明治古典会 七夕古書大入札会」の下見展観(プレビュー)の概要は以下の通りです。

  • 日時:7月4日(金)10時~18時、7月5日(土)10時~16時
  • 会場:東京古書会館(東京都千代田区神田小川町3-22)
  • 出品物:著名作家の原稿・書簡・初版本、美術工芸書、近現代アート、写真、アニメ資料、近代資料、雑誌、ポスター、浮世絵版画、新版画、古地図、和本、古文書、古書画、唐本など、江戸以前から現在までの膨大な文献資料や美術品が出品されます。
  • 主催:東京都古書籍商業協同組合 明治古典会
  • 入場:無料
  • 公式サイト:https://meijikotenkai.com/2025/

なお、一般非公開で全古書連加盟業者のみ参加可能となる「入札会」は7月6日(日)に行われます。

古今東西の文化資料が大集結!国内で最も歴史のある古書オークション「明治古典会 七夕古書大入札会」を今年も開催いたします。 画像 3

明治古典会の背景と目的

「明治古典会」は、東京都古書籍商業協同組合(約600店加盟)に所属する専門古書店から成る同人組織です。近代文学の初版本や作家の肉筆原稿、明治初期の学術本、黎明期の新聞や雑誌など、歴史的な学術・文化資料の価値を正しく認識し、古書商品として適正に取り扱うことを目的として、古書業者の有志が集まり、60年以上前に結成されました。

現在、22の専門古書店が所属しており、毎週金曜日には同業者間の市場を運営しています。全国の古書店からは明治期以降の文学書や文人の草稿・書簡、浮世絵、近代美術、現代アート、古典籍、古文書、古書画、唐本などが幅広く出品されます。通常の市場は全国古書籍商組合連合会(全古書連)加盟の古書業者しか参加できませんが、年一回、一般のお客様にも参加いただける「七夕古書大入札会」を開催しています。

古今東西の文化資料が大集結!国内で最も歴史のある古書オークション「明治古典会 七夕古書大入札会」を今年も開催いたします。 画像 4

今年の注目出品物

今年の「七夕古書大入札会」では、多数の貴重な出品物が予定されています。以下にいくつかの注目アイテムを紹介します。

  1. 画本虫撰
    喜多川歌麿画 天明8 蔦屋重三郎板 2冊
    歌麿は美人絵師として名を博す前のわずか3年間に7種の豪華な絵入狂歌絵本を刊行しています。本書はその一番初めの本で、虫を詠題に30人の狂歌師が狂歌合を試みたものです。
  2. 月に吠える 無削除版
    萩原朔太郎 白日社出版部 感情詩社 初版 カバー 大6 1冊
    この無削除版は、1917年に刊行された初版のうち、内務省の検閲を受ける以前のもので、非常に希少な一冊です。
  3. 「ベルセルク」ネーム
    三浦建太郎 第117話「青空の妖精」ロストチルドレン編 最終話ネーム全22枚
    この自筆のネームは、長きにわたり連載された人気漫画作品の貴重なもので、イラストサイン入り用紙と鑑定証も付いています。

その他の出品商品は明治古典会公式サイトにて公開されており、詳細な情報を確認することができます。

Web目録はこちら

プレス関係者へのお知らせ

明治古典会では、七夕古書大入札会を取り上げてくださるプレス、メディア、報道関係者からの取材を承っております。開催に先立ち「プレスプレビュー」の機会も設けており、取材の依頼は別紙ファックス返信用紙またはE-Mailにてご連絡いただけます。

プレスプレビューの詳細は以下の通りです。

  • 日時:7月3日(木)15時〜17時
  • 場所:東京古書会館(東京都千代田区神田小川町3-22)
  • 主催:東京都古書籍商業協同組合 明治古典会

お申し込みは明治古典会 大市宣伝部までお願いいたします。

まとめ

「第60回 明治古典会 七夕古書大入札会」は、古書や文化資料に興味のある方にとって、貴重な体験を提供するイベントです。下見会では多様な出品物を直接手に取ることができる機会があり、一般の方々も参加できる特別な場となっています。

以下に本記事で述べた内容をまとめます。

項目 詳細
イベント名 明治古典会 七夕古書大入札会
開催日 2025年7月6日(日)
下見会 7月4日(金)10時~18時、7月5日(土)10時~16時
会場 東京古書会館(東京都千代田区神田小川町3-22)
入場料 無料
公式サイト https://meijikotenkai.com/2025/
注目出品物 画本虫撰、月に吠える 無削除版、「ベルセルク」ネームなど

このように、古書や文化資料に興味のある方々にとって、貴重な資料を直接見ることができる機会が提供される「明治古典会 七夕古書大入札会」は、文化的な意義が大きいイベントとなっています。

参考リンク: