2025年7月開始｜萬屋本店の歴史的建物で味わう特別アフタヌーンティー

オープン10周年目と築100周年目を記念した特別なアフタヌーンティー

株式会社Daiyuが運営する「萬屋本店（よろずやほんてん）」は、2025年5月に開業9年、建物築99年を迎え、10周年と100周年を記念して特別なアフタヌーンティーを開催します。このイベントは、鎌倉の歴史的建造物である萬屋本店の母屋で行われ、訪れる人々に非日常的な体験を提供します。

鎌倉市は、外国人観光客の増加により、日本人がゆったりとした時間を楽しむ機会が減少しています。このアフタヌーンティーは、鎌倉本来の落ち着いた魅力を再発見するための試みでもあります。大正15年に建造された母屋は、関東大震災後の復興の象徴として建て替えられたもので、当時の販売許可証や独特の梁が現存し、まるでタイムスリップしたかのような空間が広がります。

萬屋本店の歴史と新たな取り組み

萬屋本店は、地域住民や結婚式を挙げた新郎新婦、その家族にとって「帰ってこられる場所」として、限定的なレストラン営業を行ってきました。予約はほぼ満席で、リピーターや常連客に愛される空間として定着しています。しかし、建物の100周年を迎えるにあたり、より多くの方に鎌倉の魅力を感じてもらいたいという思いから、2025年7月から9月の平日と土日にアフタヌーンティーを限定開催することを決定しました。

アフタヌーンティーの開催日は以下の通りです：

• 7月19日（土曜日）　①11:00~、②14:00~
• 7月25日（金曜日）　①11:00~、②14:00~
• 8月1日（金曜日）　　①11:00~、②14:00~
• 8月17日（日曜日）　①11:00~、②14:00~
• 8月22日（金曜日）　①11:00~、②14:00~
• 8月29日（金曜日）　①11:00~、②14:00~
• 9月15日（月曜日祝）①11:00~、②14:00~
• 9月28日（日曜日）　①11:00~、②14:00~

各回は4組様限定で、2時間制で行われます。開催日の2か月前から予約が可能です。

アフタヌーンティーの魅力と内容

アフタヌーンティーは、大正15年に建造された母屋の二階で開催されます。元執務室として使用されていた部屋は、欄間や細工が施されたすりガラスなどが現存しており、歴史を感じながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

提供されるアフタヌーンティーの内容は、鎌倉や湘南ならではのフルーツや野菜を使用したヘルシーで味わい深いメニューが揃っています。具体的には、以下のような品々が含まれます：

全14品が提供され、料金は4,000円（税サ込）です。大正ロマンの空間で、特別な時間を楽しむことができます。

社会課題への取り組みと景観重要建築物の意義

現在、鎌倉では観光地としての混雑が問題視されています。萬屋本店では、静かでゆったりとした時間を楽しむ機会を提供するために、以下のような取り組みを行っています：

• 喧騒から離れた空間の提供
• 席の間隔を広く取り、一組2時間を確保
• 予約制によるお席の確保
• 食後の建物内の無料案内を通じて、鎌倉の歴史的建築物の魅力を知る機会の提供

また、萬屋本店は鎌倉市指定の景観重要建築物等に登録されており、地域の景観形成に大きく寄与しています。鎌倉市では、明治から昭和初期に建てられた洋風建築物の保存と活用に努めており、萬屋本店もその一翼を担っています。

萬屋本店の概要とアクセス情報

萬屋本店は、鎌倉市の長谷に位置する歴史的建造物で、結婚式やレストランの運営を行っています。もともとは江戸時代に創業した酒の卸問屋で、現在は日本の伝統文化を引き継ぎながら、人生の通過儀礼としての結婚式をプロデュースしています。

以下は萬屋本店の概要です：

萬屋本店の公式ウェブサイトはこちらです。

このように、萬屋本店は歴史的な背景を持ち、地域社会に貢献しながら、特別なアフタヌーンティーを提供しています。鎌倉の魅力を再発見し、歴史的建造物の中でくつろいだ時間を過ごすことができる貴重な機会です。