2025年7月2日開始、化粧品・日用品の海外展開を支援するHyperJ×Tokkyo.AIとは
ベストカレンダー編集部
2025年7月2日 16:13
HyperJ×Tokkyo.AI提供開始
開催日:7月2日
リーガルテックグループとJAPAN MADE社の新たな取り組み
リーガルテック株式会社は、2025年7月2日に、HyperJとTokkyo.Aiを組み合わせた新しい統合型ソリューション「HyperJ × Tokkyo.AI」の提供を正式に開始することを発表しました。この取り組みは、化粧品や日用品メーカーが海外展開を加速するための支援を目的としています。
このソリューションは、「製造履歴・成分証明」と「技術資産の知財化」をワンストップで提供するものであり、日本の高品質な製品を世界に広めるための重要な一歩となります。
背景:輸出ビジネスにおける課題
海外展開を目指す企業にとって、輸出ビジネスにはさまざまな“見えない壁”が存在します。具体的には、以下のような課題があります。
- 原産地・成分証明の提出義務: 各国において異なる規制が存在し、書類の準備が煩雑になります。
- OEMや海外委託製造時のリスク: 処方や技術情報が模倣される可能性があります。
- ESGに基づく要求: グリーン成分や動物実験、リサイクル表示などの要件が増大しています。
これらの課題を克服するためには、製品の優れた品質を証明する書面と、技術を守るための防御策が必要不可欠です。
解決策:HyperJ × Tokkyo.AIの統合輸出支援モデル
HyperJとTokkyo.AIは、輸出支援のための統合モデルを提供します。以下はそれぞれの機能の概要です。
HyperJの機能
- ブロックチェーンを利用した証明: 製品ロットごとに成分や原料供給元、製造工程、検査記録をデジタルで記録します。
- QRコード・NFCタグ: 各製品にはQRコードやNFCタグが付与され、輸出先の規制に応じた証明書類を即確認可能です。
- 認証連携: ハラール、ヴィーガン、GMP準拠、サステナブル素材などの認証にも対応しています。
Tokkyo.AIの機能
- 知財化支援: 海外OEM委託や現地製造時に、処方や機能構造が流出しないように特許化を支援します。
- 多言語出願支援: 翻訳出力や特許性判定も行います。
- AIエージェントによる自動生成: 配合比率や使用成分から特許請求項案や要約草案を自動生成します。
これにより、企業は輸出時の手続きを簡素化し、信頼性を確保することが可能になります。
導入例とメリット
実際に化粧品メーカーがHyperJを導入した例として、中東向け製品のハラール認証対応書類と製造履歴を登録し、Tokkyo.AIを活用して国際特許を迅速に出願したケースがあります。この取り組みにより、OEM先との技術契約で優位に立ち、模倣トラブルを防止することができました。
このように、HyperJ × Tokkyo.AIを導入するメリットは以下の通りです。
- 輸出時の手続き負担の軽減と輸入側の信頼確保
- 成分や製法を守る知財化による利益率とブランド力の維持
- D2CやBtoBいずれにも対応可能なモジュール型導入
今後の展開と地域支援モデル
HyperJ × Tokkyo.AIは、今後「東南アジア」、「欧州」、「中東」など、規制が複雑な地域向けに、導入企業の輸出競争力を支えるパッケージ展開を予定しています。また、自治体や商工会との連携による地域一括支援モデルの導入も視野に入れています。
この新たな輸出戦略は、「届けるだけでなく、証明し、守る」という理念の下で進められ、日本発の化粧品や日用品ブランドが世界市場で選ばれ続けるための武器を提供します。
リーガルテックグループ株式会社の概要
リーガルテックグループ株式会社は、2012年に設立され、東京都港区に本社を置いています。代表取締役社長は佐々木隆仁氏で、資本金は5,100万円です。会社は、デジタルトランスフォーメーションを実現するための次世代AIサービスを提供しています。
具体的には、ブロックチェーンを活用したブランド&知財保護システム「HyperJ.ai」、次世代電子契約ポータル「Keiyaku.Ai」、法律ポータル「LegalSearch.jp」、知財ポータル「Tokkyo.Ai」など、多岐にわたるサービスを展開しています。
まとめ
| サービス名 | 主な機能 | 導入メリット |
|---|---|---|
| HyperJ | ブロックチェーンを利用した品質・原産地証明 | 輸出時の手続き負担軽減 |
| Tokkyo.AI | 知財化支援、特許請求項案の自動生成 | 成分や製法を守ることで利益率維持 |
HyperJ × Tokkyo.AIは、日本の化粧品・日用品ブランドが国際市場で競争力を高めるための強力な手段となるでしょう。
参考リンク: