2025年7月上旬開花予定!筑波で世界最大級ショクダイオオコンニャク観察

ショクダイオオコンニャク開花

開催日:7月1日

ショクダイオオコンニャク開花
ショクダイオオコンニャクっていつ見られるの?
2025年7月上旬に国立科学博物館筑波実験植物園で開花予定で、見ごろは開花日を含めて2~3日間です。特に開花後2日目には花が閉じ始めるため早めの訪問がおすすめです。
ショクダイオオコンニャクの特徴って何?
世界最大級の花序で高さは3メートル以上、直径1メートルにもなり、開花時には強烈な悪臭を放つ絶滅危惧種のサトイモ科の植物です。今回の個体は特に軽いイモから開花します。

ショクダイオオコンニャクの開花予告

国立科学博物館 筑波実験植物園(園長 遊川 知久)では、2025年7月上旬ごろに世界で最も大きな「花」のひとつ、ショクダイオオコンニャクが開花する見込みです。これは、2023年以来2年ぶり8回目の開花となり、特に今回の開花はこの個体が2回目となります。注目すべきは、本種としては異例の軽さのイモに花芽が着いたことで、成長過程が非常に興味深いものとなっています。

【国立科学博物館 筑波実験植物園】世界で最も大きな「花」のひとつショクダイオオコンニャクが開花します! 画像 2

ショクダイオオコンニャクの特徴と魅力

ショクダイオオコンニャクは、インドネシアのスマトラ島に自生するサトイモ科の絶滅危惧種です。この植物は、特にその巨大な花序が特徴であり、高さは最大で3メートル、直径は1メートルにも達することがあります。世界でもっとも大きな「花」を持つ植物の一つとして知られています。

開花後には独特の強烈な悪臭を放ち、世界でもっとも醜い花とも称されています。そのため、ショクダイオオコンニャクはその外見や香りに対する興味が尽きることがありません。開花するのは、2023年に咲いた個体(2号)で、2023年に続く2回目の開花となります。

【国立科学博物館 筑波実験植物園】世界で最も大きな「花」のひとつショクダイオオコンニャクが開花します! 画像 3

ショクダイオオコンニャクの成長過程

ショクダイオオコンニャクの魅力は、その成長のプロセスにあります。日々変化する花芽の形やサイズは、観察する者にとって非常に興味深いものです。特に、今回の開花には13.1kgという本種としては異例の軽さのイモに花芽が着いたことで、どのような成長を遂げるのかが注目されています。

また、過去に6回開花した個体(1号)の大きな葉や、人工授粉によって得られた種子から育てられた次世代の苗も展示される予定です。これにより、観覧者はショクダイオオコンニャクの全体像をより深く理解することができるでしょう。

展示の詳細と開花の予想

2025年7月2日(水)より、熱帯雨林温室前にてショクダイオオコンニャクの解説パネルや過去の開花の様子を紹介します。ただし、この段階ではまだ開花していないため、開花日が判明次第、改めてお知らせが行われます。

また、人工的に合成した花の匂いを体験できるコーナーも設けられ、来場者はショクダイオオコンニャクの香りを楽しむことができるでしょう。

ショクダイオオコンニャクの基本情報

項目 詳細
和名 ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻)
学名 Amorphophallus titanum
科名 サトイモ科
分布 スマトラ島(インドネシア)の熱帯雨林
花序の最大のサイズ 高さ 3.1m(ギネス世界記録)、直径1m

開花予想と訪問の際の注意点

今回の開花予想時期は2025年7月上旬であり、実際の花の見ごろは開花日を含めて2~3日程度とされています。特に2日目には仏炎苞(ぶつえんほう)が閉じ始めるため、観覧を希望する方は早めの訪問をおすすめします。

展示場所は、国立科学博物館 筑波実験植物園の熱帯雨林温室(茨城県つくば市天久保4-1-1)に設置されます。開花後の2日間は、開園時間を8:30~18:00に延長し、入園は17:30まで可能です。

特設ホームページの情報

筑波実験植物園では、特設ホームページを開設し、ショクダイオオコンニャクの成長の様子や開花の予想、見どころなどを紹介しています。興味のある方はぜひ訪問してみてください。

特設ホームページのURLは以下の通りです:https://tbg.kahaku.go.jp/news/konnyaku/

ショクダイオオコンニャクの履歴と成長記録

ショクダイオオコンニャク(2号)の履歴は以下の通りです。

  • 2017年6月:京都府立植物園から譲受
  • 2023年2月6日:植え替え(イモ重量 15.5kg)
  • 2023年5月19日:開花(高さ 190cm)
  • 2025年2月28日:植え替え(イモ重量 13.1kg)

参考として、令和5年に開花した個体(高さ261cm)のイモ重量は75kgでした。

まとめ

国立科学博物館 筑波実験植物園でのショクダイオオコンニャクの開花は、2025年7月上旬を予定しています。展示では、この植物の魅力や成長過程を観察することができ、特にその大きさや香りに関する興味深い体験が待っています。開花の詳細については、特設ホームページで随時更新される情報をチェックすることが推奨されます。

項目 詳細
開花予想時期 2025年7月上旬
展示場所 国立科学博物館 筑波実験植物園 熱帯雨林温室
特別開園時間 開花後2日間 8:30~18:00(入園は17:30まで)
特設ホームページ こちらから

このような情報をもとに、ショクダイオオコンニャクの観察を楽しむことができるでしょう。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。

参考リンク: