2025年7月9日：PulsarがLethal Gaming Gearを買収し北米展開を強化

Pulsar Gaming GearsがLethal Gaming Gearを買収

2025年7月9日、AplusXJapan株式会社から発表されたニュースによれば、Pulsar Gaming Gearsを運営するAplusX Inc（本社：韓国、子会社：AplusX Japan株式会社）は、米国に拠点を持つLethal Gaming Gear（以下LGG）を買収したとのことです。この買収は、Pulsarのプレミアムマウスパッド製品群の拡充と北米インフラの強化を目的としています。

背景と目的

Pulsarは2020年に設立され、スピード感ある製品開発や豊富な知的財産、eスポーツとの連携を通じて業界内で高い評価を得ています。最近では、つまみ持ちユーザー向けに設計された革新的なマウス「X2F」をリリースし、通常版と5周年記念版の限定版が先週発売されました。これにより、Pulsarのゲーミングパフォーマンスの進化は加速しています。

今回の戦略的買収は、Pulsarのグローバル展開における重要なマイルストーンであり、新たに北米法人「Pulsar Americas Inc.」を設立しました。この法人の設立により、北米および南米全域でのサポートの迅速化、物流の改善、将来的なリテール展開の拡大を目指します。

ブランド統合と今後の展開

LGGが手がけてきた高品質マウスパッド製品は、今後Pulsarブランドのもとで開発・販売される予定です。現行のLGGブランド製品については、在庫がなくなるまではそのまま販売が継続され、その後は同等の製品がPulsarブランドとして再入荷されることになります。また、継続的なアップデートと性能向上により、ラインナップのさらなる拡充も計画されています。

なお、LGGは「旧ブランド」として吸収されるわけではなく、今後もPulsarの小売戦略の中核として重要な役割を果たしていくことが期待されています。公式ウェブサイト（lethal.gg）も引き続き運営され、コミュニティの中心的なプラットフォームとして成長していく予定です。

チーム体制とリーダーシップの継続

LGGのチームはそのまま残り、Pulsarの新体制に完全に統合されます。彼らの専門性、顧客第一の姿勢、コミュニティ重視のアプローチはPulsarの価値観と一致しており、地域サポートや製品開発能力の強化において不可欠な存在となります。LGGの創業者兼CEOであるDylan Hessman氏は、米国におけるマウスパッド開発およびカスタマーサポートを引き続きリードします。

PulsarのCEOであるShim Kunhee氏は、Dylan氏の顧客第一主義と製品へのこだわりがPulsarの理念と完全に一致していると述べ、彼が築き上げてきた素晴らしい仕事に敬意を表しています。Dylan氏が米国でのパッド開発と顧客体験をリードすることで、世界中のプレイヤーやファンに新たな価値を提供できると確信しています。

企業情報

Pulsar Gaming Gearsは、2020年に韓国で設立された高性能eスポーツ周辺機器のグローバルブランドであり、設立からわずか数年で年間平均成長率500％という驚異的な成長を遂げています。日本および中国にも専用拠点を展開し、製品企画から設計、製造までを一貫して自社で行っています。韓国国内での製造により、最高品質とパフォーマンスを両立したゲーミングギアを提供しています。

一方、Lethal Gaming Gear（LGG）は、ゲーミングマウスパッドやゲーミングマウス、メカニカルキーボードなどを取り扱う世界有数のゲーミング周辺機器ストアであり、2019年にDylan（通称”Lethal”）氏によって米国ジョージア州アルファレッタにて設立され、熱心な周辺機器ファンによるチームが世界235の国と地域のゲーマーをサポートしています。

まとめ

このように、Pulsar Gaming GearsのLethal Gaming Gear買収は、今後の製品展開や顧客サポート体制において重要な進展をもたらすことが期待されています。Pulsarのグローバル成長戦略がさらに強化され、世界中のゲーマーに高品質な製品を提供するための基盤が築かれることになるでしょう。