ラクスルが7月9日開始、個別最適化DMで集客革新

ラクスルが提供する新しい「パーソナライズDM」サービス

ラクスル株式会社は、2025年7月9日に新しいダイレクトメール（DM）サービス「パーソナライズDM」の提供を開始しました。このサービスは、顧客データや行動履歴に基づいて異なる内容を出し分けることができ、受け取る人それぞれに最適化された体験を提供することを目的としています。

「パーソナライズDM」は、通常のハガキや圧着ハガキ、さらにはギフト付きDMなど、約30種類のフォーマットに対応しており、施策の目的やターゲットに応じた最適な形式を選択することが可能です。各DMには固有のQRコードが自動で付与され、受け取り手がそのQRコードにアクセスすると、担当者に即時通知が届く仕組みが整っています。これにより、誰が・いつ・どの情報に興味を持ったかをリアルタイムで把握し、次のアクションにつなげることができます。

サービスの背景と必要性

近年、デジタル広告の効果が低下しつつある中で、紙媒体のDMが再評価されています。2024年に実施された日本ダイレクトメール協会の調査によると、メール広告の開封率は20.9%、バナー広告のクリック率はわずか7.9%に対し、紙DMの開封率は74.3%、行動喚起率は20.8%という高い反応が確認されています。このような背景から、リアルなコミュニケーション手段としての紙DMが注目を集めています。

従来のDM施策では、配布後の効果検証が不十分であることが多く、企業は同じターゲットに対して毎回似たDMを“ばらまく”ことが一般的でした。このような施策は、紙資源の無駄遣いや受け取り手からの敬遠を招く結果となっていました。さらに、個別最適化された情報を届けることの重要性が増しており、パーソナライズDMの効果が期待されています。

パーソナライズDMの特徴

ラクスルの「パーソナライズDM」には、以下のような特徴があります。

• リアルタイムで顧客の反応を可視化
  送付先ごとに個別のQRコードが自動で埋め込まれ、誰が、いつ、どの情報に反応したかを検知し、即時に担当者へメールで通知します。
• クリエイティブ・文面などの個別最適化
  顧客の反応に応じて、クリエイティブやメッセージ文面、フォーマットを複数パターン設定し、出し分けが可能です。
• CRMやMAとの連携
  顧客データを管理するSFAやCRMなど、7つのサービスとの連携が予定されており、宛名リストに基づいてDM作成・送付ができます。
• 豊富なフォーマットに対応
  通常ハガキ、圧着ハガキ、長形・角形封筒、ギフト付きDM、デジタルギフト封入型など、約30種類のフォーマットに対応しています。

連携サービス企業のコメント

「パーソナライズDM」の提供にあたり、複数の企業が連携しています。株式会社Sales Markerの代表取締役CEO、小笠原羽恭氏は、「顧客の興味に基づいた営業活動において、リアルな接点の活用が重要です。ラクスルとの連携により、顧客ごとの反応に応じたメッセージを紙DMで届ける仕組みを実現しました」と述べています。

また、トレジャーデータ株式会社の執行役員CMO、宮野淳子氏は、「オフラインでのDM領域でもパーソナライズが重要なテーマです。ラクスルの『パーソナライズDM』は、顧客に最適化された紙の体験を提供する先進的なアプローチです」とコメントしています。

HubSpot Japan株式会社のパートナー事業部部長、岩井智朗氏は、「ラクスル社との連携により、ユーザーのニーズに応える新たなソリューションが提供されることを期待しています」と述べています。

DMプロによる効果診断キャンペーン

ラクスルは、2025年7月9日から8月31日までの期間中、DM入稿データを無料で診断するキャンペーンを実施します。このキャンペーンでは、DMデザインをダイレクトマーケティングの一般的なフレームワークに基づき5段階で評価し、現状のDM施策を業界平均と比較し、改善ポイントを提案します。先着10社限定のエントリー条件があり、詳細はお申込みフォームで確認できます。

今後のセミナーのご案内

ラクスルは、今後もセミナーを開催予定です。以下のセミナーに参加することで、最新の情報を得ることができます。

1. 7月25日（金）12:00-13:00
   「インテント×パーソナライズDMで切り拓くB2B新規開拓最前線」
2. 7月31日（木）12:00-13:00
   「“届けて終わり”から “測って伸ばす”へ：紙×CDPデータで創るオン・オフ統合型マーケティング」

ラクスルについて

ラクスル株式会社は、「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」という企業ビジョンのもと、テクノロジープラットフォームを通じて中小企業の経営課題を解決することを目指しています。従来の「モノ」を中心とした事業領域にとどまらず、企業経営における「ヒト・モノ・カネ」すべての管理領域でサービスを提供しています。

以上の内容から、ラクスルの「パーソナライズDM」は、マーケティングの新たな形を提供し、企業と顧客との関係をより深めることが期待されます。詳細情報はラクスルの公式サイトで確認できます。