2025年7月9日発表 森永乳業と岩見沢市が健康増進の包括連携協定を締結

森永乳業と岩見沢市協定締結

開催日:7月9日

森永乳業と岩見沢市協定締結
森永乳業と岩見沢市の協定って何を目的にしてるの?
この協定は、岩見沢市民の健康増進と地域活性化を目的として、森永乳業が持つ技術やノウハウを活かし、食と健康づくりや災害時の栄養支援などで連携するものです。
具体的にどんな活動をしているの?
2017年から母子健康調査を実施し、低出生体重児の減少に貢献。健康手帳アプリの提供や栄養サポート飲料の無償提供など、多様な健康増進活動を展開しています。

森永乳業と北海道岩見沢市が包括連携協定を締結

2025年7月9日、森永乳業株式会社(代表取締役社長 大貫 陽一)と北海道岩見沢市(市長 松野 哲)は、岩見沢市民の健康増進と地域活性化を目指すために包括連携協定を締結しました。この協定は、健康分野における相互協力を通じて、地域の発展に寄与することを目的としています。

この協定の締結により、森永乳業は岩見沢市が目指す健康経営都市の実現に向けた取り組みをさらに強化し、地域課題の解決に向けた新たな道を開くことが期待されています。

包括連携協定の概要

森永乳業は、北海道大学センター・オブ・イノベーション(以下、北大COI)の参画メンバーとして、地域の健康増進に寄与するための活動を行っています。特に、低出生体重児の減少や母子の健康を目的とした母子健康調査を実施し、地域の健康意識を高めています。

この母子健康調査は、2017年から開始され、岩見沢市の約300名を超えるお母さんが参加しています。調査を通じて、腸内細菌の一種であるビフィズス菌比率や母乳の主要成分を分析し、健康への関心を高める活動を行っています。また、北大COIは母子の便、血液、母乳、食事などの様々な健康データを収集・解析し、未来の子供たちの健康に貢献するための健康データ統合プラットフォームの構築にも協力しています。

協定における連携事項

この包括連携協定には、以下のような具体的な連携事項が含まれています。

  • プレママから高齢者の食と健康づくりに関すること
  • 食育支援に関すること
  • 災害時に利用できる栄養食品の提供に関すること
  • その他、協定の目的を達成するために必要な事項

これらの取り組みを通じて、岩見沢市及び森永乳業は、市民の健康増進や地域の発展に寄与することを目指します。

森永乳業と岩見沢市のこれまでの取り組み

森永乳業と岩見沢市は、これまでにも様々な取り組みを行ってきました。以下はその主な活動の年表です。

取り組み内容
2017年 北海道大学COI「食と健康の達人」プロジェクトの一環として、「母子健康調査」を開始
2019年 岩見沢市の低出生体重児の割合が、2015年の10.4%から6.3%へ低減
2020年 母子健康調査の社会実装に貢献する知的財産を開放
2020年 微酸性次亜塩素酸水生成装置「ピュアスター」の無償貸与とこども向け栄養サポート飲料の無償提供
2021年 「子育て世代と地域をつなぐコミュニティーサービス『家族健康手帳アプリ』」をリニューアル
2021年 第3回日本オープンイノベーション大賞 日本学術会議会長賞を受賞
2022年 北大COIとしての活動は終了し、現在はCOI-NEXTに参画
2023年 岩見沢市健康フェスタでプレコンセプションケアをテーマにしたブース展示
2024年 中学生向けに冊子を配布予定

これらの取り組みの中で、特に注目すべきは、2019年に岩見沢市の低出生体重児の割合が大幅に低下したことです。この成果は、森永乳業と岩見沢市の協力による健康促進活動の賜物であり、今後の活動に期待が寄せられています。

まとめ

森永乳業と北海道岩見沢市の包括連携協定は、地域の健康増進と活性化を目指す重要な一歩です。協定の内容には、食と健康に関する様々な取り組みが含まれており、今後も地域の課題解決に向けた活動が進められます。以下に、今回の協定に関する主要なポイントをまとめます。

項目 内容
協定締結日 2025年7月9日
目的 岩見沢市民の健康増進と地域活性化
連携事項 食と健康づくり、食育支援、災害時の栄養食品提供
過去の取り組み 母子健康調査、低出生体重児の割合低下、健康手帳アプリの提供

この協定を通じて、森永乳業と岩見沢市は、持続可能な地域社会の実現に向けた新たな取り組みを進めていくこととなります。