7月7日開始!香取慎吾NFT寄付でIPC初のパラアスリート有給インターン
ベストカレンダー編集部
2025年7月9日 18:48
IPCアスリートインターン開始
開催日:7月7日
「香取慎吾NFTアートチャリティプロジェクト」による新たな取り組み
2025年7月9日、日本財団パラスポーツサポートセンター(以下、パラサポ)は、国際パラリンピック委員会(IPC)への寄付金を活用し、初のアスリートインターンシッププログラムを開始することを発表しました。このプログラムは、香取慎吾さんが主導した「香取慎吾NFTアートチャリティプロジェクト」の寄付金の一部である10万ユーロを基にしており、パラリンピックムーブメントの発展に寄与する人材育成を目的としています。
インターンシップは、7月7日よりドイツ・ボンにあるIPCキャンパスでスタートし、2名のパラリンピアンが1年間の有給インターンシップを通じてビジネスのキャリアを学ぶ機会を得ることになります。このプログラムは、スポーツキャリアからプロフェッショナルキャリアへの移行を支援することを目指しています。
インターンシッププログラムの詳細
今回のインターンシッププログラムに参加するのは、アイルランド出身のCassie Cavaさんとマルタ出身のMaja Theumaさんの2名です。Cassieさんは、パリ2024パラリンピックにトライアスロン競技で出場予定で、Games Operations teamにてインターンシップを行います。一方、Majaさんは水泳競技で出場予定で、Brand, Content and Communications teamに参加します。
このプログラムは、パラリンピックムーブメントの発展に貢献できる人材を育成するために設計されており、参加者はIPCの主要部門で実践的な経験を積むことができます。これにより、アスリートたちが将来のキャリアにおいて必要なスキルや知識を身につけることが期待されています。
寄付の背景と意義
このインターンシッププログラムの実現には、香取慎吾さんが行った「香取慎吾NFTアートチャリティプロジェクト」が大きく寄与しています。2020年の東京パラリンピックを契機に、香取さんは「東京2020大会の感動を一過性のものにしてはいけない」という思いから、NFTアートを通じたチャリティプロジェクトを立ち上げました。1万点の限定NFTが1日で完売し、得られた寄付金はパラスポーツの支援に役立てられました。
日本財団パラスポーツサポートセンターの会長である山脇康氏は、香取さんとチャリティに参加した1万人の支援者に感謝の意を示し、パラアスリートの声を反映した新たなプログラムが開かれたことを嬉しく思うと述べています。
アスリートたちの声
インターンシッププログラムに参加するCassie Cavaさんは、IPCから学ぶ機会を得られたことに感謝し、自身の経験を生かして次の世代のパラアスリートたちのために貢献したいと意気込みを語っています。
Maja Theumaさんも、IPCのBrand and Communications teamでのインターンシップに参加できることに興奮を覚え、自身の専門分野とスポーツへの情熱が結びついていることを強調しています。彼女は、2年前に参加したIPCアスリートフォーラムでの経験を振り返り、今回のインターンシップが実現したことを感慨深く感じていると述べています。
寄付金の具体的な活用方法
香取慎吾さんのチャリティプロジェクトから得られた寄付金は、以下のように具体的に活用されています。
| 寄付金の用途 | 金額 | 支援先 | 対象事業 |
|---|---|---|---|
| パラリンピック競技団体への支援 | 2,400万円 | 東京2020パラリンピック、北京2022冬季パラリンピックの競技団体 | 国際大会、国内大会・普及啓発イベント等 |
| 国際パラリンピック委員会(IPC) | 1,500万円(約10万ユーロ) | IPC | アスリートインターンシッププログラム |
寄付金の一部は、パラアスリートがアスリートとしてのキャリアからプロフェッショナルとしてのキャリアへ移行できるよう支援するためのインターンシッププログラムに充てられています。
まとめ
香取慎吾さんの「NFTアートチャリティプロジェクト」によって生まれたこのインターンシッププログラムは、パラリンピックムーブメントの発展に寄与する重要な一歩となります。今後もパラスポーツの支援が広がり、多くのパラアスリートが新たなキャリアを築く機会が増えることが期待されます。
この取り組みを通じて、パラスポーツのさらなる普及と発展が進むことを願っています。
参考リンク: