7月20日配信開始！高齢者の食を支える『ハルと思い出めぐりごはん』第7巻

電子連載版『ハルと思い出めぐりごはん』の配信開始

2025年7月20日、株式会社学研ホールディングスのグループ会社であるメディカル・ケア・サービス株式会社は、電子連載版『ハルと思い出めぐりごはん　高齢者と食べるしあわせレシピ』の第7巻の配信を開始しました。この作品は、高齢者の「食べたい」という気持ちを大切にし、懐かしいレシピを通じて人と人とのつながりを描いたコミックエッセイです。

第1話から第3話までは、家族の介護や健康を支える情報サイト「健達ねっと」で配信されており、Kindleストアや楽天Koboなどの各電子書籍プラットフォームでも好評を博しています。また、2025年6月26日には、書籍『ハルと思い出めぐりごはん　マンガでわかる記憶がよみがえる懐かしレシピ』も発売されています。

物語の概要とテーマ

この物語は、施設の新米調理師が高齢者と共に「誰もが一度は食べたことがある懐かしいごはん」を作り、その過程で相手の思い出を巡り、人と人とのつながりを深めていくハートフルストーリーです。高齢者の食欲が減少する中で、「たくさんは食べられないけれど、おいしく食べたい」という気持ちに寄り添い、家族や介助者の「食べてほしい」という願いを反映させたレシピが紹介されています。

物語の舞台は、認知症高齢者グループホームで、主人公の天野晴輝（あまのはるき）が調理師として入社します。彼は、高齢者施設での食事提供という新しい環境に戸惑いながらも、周囲のスタッフや入居者とのコミュニケーションを通じて、日々奮闘しながら高齢者の生活を食の面で支えています。

第7巻の内容

第7巻では、「コンビーフ」が大好きな入居者の椎名さんの物語が展開されます。椎名さんはコンビーフを使った料理の日にはいつも笑顔を見せ、その思い出をハルや周りのスタッフに語ります。この巻は、椎名さんの「食べたい」という気持ちに寄り添い、ハルとスタッフとの関係性に焦点を当てた内容になっています。

特に、椎名さんが登場するエピソードは、食べることの楽しさや思い出の大切さを再認識させてくれるものです。食事を通じて高齢者の心が豊かになる様子が描かれており、読者にとっても共感を呼ぶことでしょう。

著者とレシピ監修

本作の著者は、東京在住のまんが家である佐倉イサミ（さくらいさみ）氏です。彼女はお酒や手ぬぐい、動物が好きで、これまでに数多くの作品を発表しています。主な著書には、『姫ばあちゃんとナイト』や『お茶の間スイーツガーデン』などがあります。

また、レシピの監修を担当しているのは、真田育子（さなだいくこ）氏で、グリーンフード株式会社の管理栄養士です。彼女は、高齢者施設での食事提供に関する業務を行っており、メニュー作成や完全調理済惣菜の開発・販売など幅広い業務を担っています。

商品概要と購入情報

電子連載版『ハルと思い出めぐりごはん　高齢者と食べるしあわせレシピ』第7巻の概要は以下の通りです。

第1話から第3話までは、「健達ねっと」にて無料公開中です。これにより、読者は物語の魅力を体験することができます。

本書の購入は、以下のリンクから可能です。

• Kindle連載7巻
• 1～6巻まとめ買い
• 書籍『ハルと思い出めぐりごはん　マンガでわかる記憶がよみがえる懐かしレシピ』

メディカル・ケア・サービス株式会社の出版事業

メディカル・ケア・サービス株式会社は、2022年11月より在宅介護者や介護従事者、学生、健康づくりや認知症・病気等の予防に取り組む方々に向けた出版物の刊行を開始しました。これにより、看護・医学書や健康・家庭医学書を発行し、認知症ケアを中心とした介護事業で培った知見を生かして、今後も良質なコンテンツを提供していく予定です。

同社は、全国360以上の介護事業所を運営し、「認知症を超える。」というブランドメッセージを掲げています。高齢者がその人らしく当たり前に暮らせる社会の実現を目指しており、今後も様々な取り組みを進めていくでしょう。

まとめ

今回の電子連載版『ハルと思い出めぐりごはん　高齢者と食べるしあわせレシピ』第7巻は、高齢者の「食べたい」という思いに寄り添った心温まるストーリーを提供しています。懐かしいレシピを通じて、人と人とのつながりを深めるこの作品は、多くの読者に感動を与えることでしょう。詳細は以下の表にまとめました。

この作品は、高齢者の食事に対する思いを深く理解し、共感を呼ぶ内容となっています。読者は、懐かしいレシピを通じて、食の大切さや人とのつながりを再認識することができるでしょう。