2025年8月4日開催|九州大で遠隔操作草刈ロボット実証実験
ベストカレンダー編集部
2025年7月22日 10:00
遠隔操作草刈実証実験
開催日:8月4日
ユニック社が遠隔操作草刈ロボットの実証実験を九大伊都キャンパスで実施
株式会社ユニックは、2025年8月4日(月)に九州大学伊都キャンパスで、改良を施したオール電動草刈ロボット「ユニモワーズmodel-S」の遠隔操作に関する実証実験を行います。この実証実験は、昨年度の九州大学での実証実験結果を基にしたもので、草刈ロボットの性能向上が図られています。
本実証実験では、ユニモワーズmodel-Sに装着された遠隔操作ユニットを使用し、数百メートル離れた場所から前後カメラ映像を見ながら草刈作業を行います。特に傾斜の急な法面や立ち入りが困難な場所での草刈りにおいて、電動草刈ロボットの遠隔操作性と効率を実証することが目的です。
実証実験の詳細
実証実験は以下の要領で実施されます。
- 日 時:2025年8月4日(月)13:30~16:00
- 場 所:九州大学伊都キャンパスウエスト5号館講義室(2階222号室)および近傍法面等(福岡市西区元岡744)
- スケジュール:
- 13:30~14:00 情報交換会(九州大学伊都キャンパスウエスト5号館2階222号教室)
- 14:00~16:00 デモンストレーション(九州大学農学部近傍法面等)
- 備 考:ラジコン操作電動草刈ロボット「ユニモワーズmodel-E」のデモも行います。
この実証実験は、農業関係者や道路維持管理者、研究機関の方々にとって、草刈ロボットの最新技術を体験する貴重な機会となります。
背景と課題
近年、日本の農業分野では、高齢化や人手不足が深刻な問題となっています。作業の省力化や安全性向上を目的とした機械化・自動化のニーズが急速に高まっている中、特に傾斜地や人の立ち入りが困難な場所での草刈作業は、作業者の安全確保という観点からも大きな課題となっています。
従来の刈払機による草刈りは、熱中症や虫刺され、斜面での転倒事故など、様々なリスクを伴うだけでなく、身体的な負担も大きい作業です。これらの課題を解決するために、ユニモワーズmodel-Sに遠隔操作ユニットを装着することで、草刈現場に立ち入ることなく、快適な環境下で草刈作業を行えることが期待されています。
ユニモワーズmodel-Sの特長
ユニモワーズmodel-Sは、遠隔操作ユニットを装着したオール電動草刈ロボットであり、以下の特長があります。
- 遠隔操作システム:約300m離れた場所からカメラ映像を見ながら遠隔操作が可能です。前方と後方の監視カメラを搭載し、プロポ送信機のディスプレイにリアルタイム映像を表示します。
- 高性能草刈機構:特許取得済みの独自草刈機構を採用し、1mを超える雑草も強力に粉砕します。草刈の負荷に応じて速度を自動調整し、草刈作業効率を大幅に向上させます。
- 環境性能と耐久性:全電動仕様で静音性に優れ、排気ガスもなくクリーンな作業が可能です。経済性も高く、ステンレス製ボディによる高い耐久性を実現しています。
具体的な主要仕様は以下の通りです。
| 仕様項目 | 詳細 |
|---|---|
| サイズ | 970×800×410 mm (全長×全幅×全高) |
| 重量 | 104 kg |
| 刈幅 | 500 mm |
| 実用作業角度 | 45°(横移動)、30°(前後移動) |
| 作業能力 | 1480 ㎡/h |
ユニックでは、今回の実証実験を通じて得られた知見を活かし、九州大学の協力を得ながらユニモワーズの改良を進め、草刈作業の自動化・効率化・脱炭素化に適した草刈ロボットの開発を行っていく方針です。
まとめ
今回の実証実験は、株式会社ユニックが改良を施した遠隔操作草刈ロボット「ユニモワーズmodel-S」の性能を確認するための重要なステップです。以下に、実証実験の要点をまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日 時 | 2025年8月4日(月)13:30~16:00 |
| 場 所 | 九州大学伊都キャンパスウエスト5号館講義室および近傍法面等 |
| 目的 | 草刈ロボットの遠隔操作性と効率の実証 |
| 特長 | 遠隔操作システム、高性能草刈機構、環境性能と耐久性 |
この実証実験を通じて、草刈作業の効率化や安全性向上に寄与することが期待されます。今後もユニック社の取り組みに注目が集まることでしょう。
参考リンク: