7月23日開始！子ども向け契約リテラシー学習ゲームを無償提供

業界初の「契約リテラシー」学習ゲームを無償提供

GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社（以下、GMOグローバルサイン・HD）は、子どもたちが楽しく「契約リテラシー」を学べる教育ゲーム『GMOグローバルサイン・HD こどものでんしけいやくβ版』（以下、こどものでんしけいやく）の提供を開始しました。このゲームは、電子契約の基本的な流れや、契約に潜むリスク、注意点を子どもたち自身がゲームを通じて模擬体験できる設計となっています。

この取り組みは、GMOグローバルサイン・HDが目指す社会的責任の一環であり、持続可能な社会の実現に向けたESG経営の観点から社会課題への積極的な対応を進めています。特に「質の高い教育をみんなに（SDGs目標4）」や「平和と公正をすべての人に（SDGs目標16）」の貢献を重視し、契約リテラシーという新たな教育領域を通じて、子どもや若者がデジタル社会において自立的かつ公正に生きる力を育むことを目指しています。

子ども向け職業体験イベントでの展示

このゲームは、山口県下関市主催の中高生向け職業体験イベント「しものせき未来創造jobフェア2025」にて展示され、契約の基礎知識や注意点について学ぶ機会として提供されます。このイベントは、下関市役所と下関市教育委員会が共催し、市内の47の企業・学校・団体が活動を紹介することで、中高生に働くことの意味や将来のビジョンについて考えてもらうことを目的としています。

イベントの詳細は以下の通りです：

• 開催日時：2025年8月6日（水）、7日（木） 9時30分～16時00分（入退場自由）
• イベント会場：海峡メッセ下関（住所：〒750-0018 下関市豊前田町3丁目3番1号）
• 公式サイト：2025しものせき未来創造jobフェア公式サイト

子どもたちの契約リテラシーの重要性

近年、社会でスマートフォンが不可欠なインフラとなる中、子どもたちの契約リテラシーの重要性が増しています。2024年の調査によると、青少年のスマートフォン保有率は小学生で4割強、中学生で約8割、高校生では9割を超えています。これに伴い、オンライン上での交流が一般化し、さまざまなネットトラブルが発生しています。

実際に、高校生の約5人に1人が「インターネットを通じて知り合った人と実際に会った経験がある」と回答しており、青少年の2人に1人がネットトラブルに遭遇した経験があるとの調査結果もあります。特に副業や情報商材、SNSを通じた闇バイトへの勧誘など、様々なリスクが存在しています。

保護者の課題と自主性の重要性

保護者の約4割が情報機器の適切な管理方法を知らないという現状があります。総務省では、ペアレンタルコントロールの重要性が指摘されていますが、実際には多くの保護者が子どもの情報機器管理について学んだ経験がなく、浸透について課題があります。また、保護者の中には子どもを信頼し、自主性を重んじる傾向も見られます。

このような背景から、子どもたちが自ら考え、判断する力を育むことが求められています。契約リテラシーを学ぶことで、子どもたちは自分自身を守る力を身につけることができます。

ゲーム開発の背景と目的

『こどものでんしけいやく』の開発は、子どもを授かった友人の不安から始まりました。友人は、「今は闇バイトもネット詐欺も、スマホひとつをきっかけに巻き込まれることがある」と語り、その姿にリアルな不安を感じた企画者が、子どもたちの未来を守るためにこの取り組みを考案しました。

このゲームは、子どもたちが契約のリスクや注意点を自然に学べる環境を提供することを目的としており、子どもたちが自らの力で考え、判断する力を育むことを目指しています。

GMOサインの概要

GMOサインは、契約の締結から管理までをワンストップで行えるクラウド型の電子契約サービスです。2015年に提供を開始し、日本の電子署名市場の黎明期から業務効率化をサポートし続けています。高い安全性を評価されており、SMS本人確認機能や他の業務サービスとの連携も充実しています。

10周年を迎える2025年、GMOサインは上場企業の75％に利用されており、信頼性の高いサービスとして位置づけられています。

まとめ

GMOグローバルサイン・HDが提供する『こどものでんしけいやく』は、子どもたちが楽しく契約リテラシーを学べるゲームであり、社会的責任の一環として開発されました。今後も、デジタル社会におけるリテラシー向上と包摂的な成長を支える取り組みを継続していく予定です。

以上の情報をもとに、子どもたちの未来を守るための取り組みが進められています。契約リテラシーを学ぶことは、デジタル社会において自立的かつ公正に生きる力を育む重要なステップとなります。