2025年7月24日開始｜農業向けデジタル社員証TwooCa導入で労働と決済を革新

株式会社アグリトリオがVisa決済機能付きデジタル社員証『TwooCa（ツウカ）』を導入

株式会社Kort Valuta（本社：東京都渋谷区、代表取締役 柴田秀樹）は、株式会社アグリトリオ（本社：愛知県豊橋市、代表取締役 深谷祐貴）が、農業分野における人手不足や負担の大きい労働条件、現金中心の支払い負担といった課題を解決するために、当社のVisa決済機能付きデジタル社員証『TwooCa』を導入したことを発表しました。この取り組みは、農業における新たな労働・決済プラットフォームの構築を目指すものです。

背景

アグリトリオは、農家とスポットワーカーをつなぐ農業専門の1日バイトアプリ『農How（ノウハウ）』を展開しています。このアプリは、利用者が簡単に登録し、地域や作業内容、日程などの条件に応じて自分に合った農業の仕事を探すことができる仕組みです。農家側にとっても、短期的な人材ニーズから長期的な就業まで柔軟に募集が可能で、多様な働き方を支援しています。

日本の農業は、季節性や短期雇用、現場の非効率さが避けられず、若年層の就農希望者や副業・兼業ワーカーにとって「働きづらさ」が障壁となっています。例えば、現場では報酬の支払いにおいて「現金手渡し」や「振込対応」の手間とコストが、農家やアグリトリオにとって大きな負担となっていました。

概要

今回、アグリトリオは『TwooCa』を社内に先行導入し、運用を開始しました。アグリトリオ社内で実際に『TwooCa』を利用・検証した後、当社が事業者として指定を受けるべく準備を進めている「賃金のデジタル払い」を見据えたサービス展開を行います。将来的には、スポットワーカーへの報酬支払いの効率化を目指します。

『TwooCa』は、アグリトリオが提供するサービスの総称であり、主な機能は以下の通りです：

• 電子決済（Visaのタッチ決済対応）
• 社員間送金
• 福利厚生サービス（従業員へのポイント付与・交換サービス）
• 出退勤管理
• ショッピングモール
• 社内アンケート
• 社内掲示板
• 音声によるメンタルチェックサービス（オプション）

さらに、企業の課題に応じて機能やサービスのカスタマイズも可能です。これにより、アグリトリオは報酬支払いの効率化だけでなく、就労満足度の向上に向けた取り組みも進めていきます。

今後の展望

アグリトリオは、今回の社内導入を皮切りに『TwooCa』のユーザビリティを多角的に検証し、将来的には『農How』上での報酬支払い手段としての実装を目指します。これにより、農家やワーカー双方にとって効率的で利便性の高い報酬受け取り体験を提供することを目指しています。

また、アグリトリオは「農家様とワーカー様の利便性、価値の向上」に力を入れて取り組んでおり、人材不足に悩む農業の課題解決として、報酬支払いの効率化が実現すれば、アグリトリオが別の分野に経営資源を回して新たな付加価値を生み出すことも可能となります。

さらに、中長期的なビジョンとして『農How』を通じてリアルな情報と体験を得られ、信頼できる人材と効率的に出会える「総合的な農業プラットフォーム」構想を掲げており、決済機能のパートナーとして『TwooCa』は今後も開発・連携を強化していく予定です。

企業情報

株式会社アグリトリオの概要は以下の通りです：

会社名

株式会社アグリトリオ

所在地

愛知県豊橋市植田町字大膳39-5

代表者

深谷祐貴

事業概要

農業求人システムの運営・開発 他

また、株式会社Kort Valutaの概要は以下の通りです：

会社名

株式会社 Kort Valuta

所在地

東京都渋谷区渋谷3-11-2 渋谷パインビル4F

代表者

柴田秀樹

事業概要

各種カードの発行、企画、管理、運営、スマートリングの開発および販売

今回の取り組みにより、アグリトリオは農業における新たな労働・決済のスタンダードを共創すべく、技術・運用両面での協力を深めていくことが期待されます。

まとめ

このように、アグリトリオの『TwooCa』導入は、農業分野における新たな労働・決済プラットフォームの構築に向けた重要なステップとなります。今後の進展が注目されます。