12月12日公開!韓国前大統領夫人の疑惑に迫るドキュメンタリー映画
ベストカレンダー編集部
2025年8月8日 12:42
ファーストレディ映画公開
開催日:12月12日

韓国前大統領夫人の疑惑に迫るドキュメンタリー映画『ファーストレディ~Voice of Seoul』
韓国政治の不透明な側面が浮き彫りになる中、8月6日に尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の夫人、金建希(キム・ゴンヒ)氏が特別検察官による事情聴取を受けた。この出来事は、韓国史上初めての前大統領夫人による事情聴取とあって、国民の間で大きな波紋を呼んでいる。金氏は、過去に16件に及ぶ疑惑が持たれており、その実像に迫るドキュメンタリー映画『ファーストレディ~Voice of Seoul』が注目を集めている。
映画の基本情報と配信情報
『ファーストレディ~Voice of Seoul』は、2024年12月12日に韓国で公開予定であり、日本でもLemino、Amazon Prime Video、FODなどの動画配信サービスで配信が開始されている。今後はHuluやU-NEXTでも順次配信される予定で、広く視聴者に届けられることが期待されている。
本作は、金氏が抱える疑惑や彼女の実態に迫る内容であり、以下のような基本情報がある。
- タイトル: 『ファーストレディ~Voice of Seoul”
- 監督: Aemong
- 制作: © Voice of Seoul/Oneul Pictures
- 配給: 映画会社KINO
- 共同配給: Blue Film Works
- ジャンル: ドキュメンタリー
- レーティング: 12歳以上観覧可
- 上映時間: 95分
- 公開日: 2024年12月12日
金建希氏にかかる疑惑と映画の内容
金建希氏は、自己顕示欲に駆られて経歴を詐称していたとされ、修士論文の盗用疑惑も持たれている。また、巫俗人との関与や公館の移転を巡る論争、株価操作、高級バッグの収賄、さらには民間人による国政介入など、計16件の疑惑が彼女にかけられている。
映画『ファーストレディ~Voice of Seoul』では、金氏に高級バッグを贈ったとされるチェ・ジェヨン牧師や、彼女と7時間以上通話していた記者、訴訟を繰り広げてきたチョン・デテク会長などが証言者として登場し、多角的な視点から金氏の実態に迫る。特に、金氏が大統領選挙当時に「妻としての役割に専念する」と発言していたことが、実際には権力を私物化していたことを示す証拠として取り上げられている。
国会試写会不許可の背景
本作の公開に合わせて国会での試写会が予定されていたが、国会事務局により不許可とされた。この決定は、政党『国民の力』が貸館審査の過程で強く反対したことが理由とされ、試写会を斡旋していた『共に民主党』の議員は、公平性の問題を指摘した。彼は「朴正煕元大統領を称賛する映画は許可されるのに、金氏を批判する映画はなぜ認められないのか」と疑問を呈した。
制作会社Oneul Picturesの代表、キム・フンテ氏は、「この映画は政治的に危険で権力からの圧力にさらされる懸念があった」と述べ、公開に向けた苦労を語った。彼は、権力に寄生する怪物が生まれないよう、政治に無関心な層や中道層、特に若者たちにこの映画を見てもらいたいと願っている。
映画が描く権力の核心
『ファーストレディ~Voice of Seoul』では、金建希氏を中心に、韓国政治の権力構造やその影響を描いている。映画は、金氏が権力を私物化し、さまざまな論争を引き起こした事実に焦点を当て、「大統領府で本当にVIPだったのは誰なのか?」という問いを投げかける。
この作品は、韓国の進歩系動画配信チャンネルで日々論じられているテーマを取り上げつつ、誰もが触れなかった“権力の核心に迫る論争”を映像化している点が特筆される。政治に関心を持つ層にとっては既知の内容かもしれないが、視聴者に新たな視点を提供することが期待される。
まとめ
ドキュメンタリー映画『ファーストレディ~Voice of Seoul』は、金建希氏の実態に迫る内容であり、韓国の政治問題を深く掘り下げている。権力の私物化や疑惑の数々が描かれ、視聴者に強いメッセージを伝える作品となっている。以下に、映画の重要なポイントをまとめた。
項目 | 詳細 |
---|---|
タイトル | 『ファーストレディ~Voice of Seoul』 |
公開日 | 2024年12月12日 |
監督 | Aemong |
配信サービス | Amazon Prime Video, Lemino, FOD, Hulu, U-NEXT |
疑惑の数 | 16件 |
上映時間 | 95分 |
この映画は、韓国の現在の政治状況を理解するために重要な視点を提供しており、視聴者に深い考察を促す作品である。金建希氏の疑惑に迫るこのドキュメンタリーは、政治に無関心な層にも影響を与えることが期待される。