8/9開催ピースマッチ2025で伝えるサッカーと平和の絆

ピースマッチ2025開催

開催日:8月9日

ピースマッチ2025開催
ピースマッチって何のためにやってるの?
ピースマッチはサッカーを通じて平和の大切さを伝えるイベントで、広島と長崎の被爆地同士が協力し、争いのない社会の実現を目指しています。
ピースユニフォームにはどんな意味があるの?
ピースユニフォームは毎年ヒュンメルが製作し、平和への想いをデザインで表現。選手が着ることで平和のメッセージを広める役割を果たしています。

ピースマッチの開催と意義

2025年8月9日、デンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)がエキップメントパートナーを務める「HiFA 平和祈念2025 Balcom BMW PEACE MATCH」がエディオンピースウイング広島で開催されました。日本代表の森保一監督と日本サッカー協会の宮本恒靖会長が来場し、サッカーを通じて平和のメッセージを発信する重要なイベントとなりました。

このピースマッチは、2019年にU-15広島代表と長崎代表の試合から始まり、毎年恒例のイベントとして定着しています。サッカーというスポーツを通じて、平和の大切さを広めることを目的としており、広島と長崎という被爆地同士が協力し、平和の文化を育むことを目指しています。

ピースマッチ、「微力だけど無力じゃない。粘り強く平和の文化を育む」 画像 2

森保監督と宮本会長のメッセージ

試合前に行われたセレモニーでは、日本代表の森保一監督が「対戦相手も敵としてではなく、高めあう仲間として尊重していこう」と語り、サッカーの精神を強調しました。彼はJFAの指導者養成講習会で学んだことを実践し、選手たちに対しても同様の姿勢を求めています。

さらに、日本サッカー協会の宮本恒靖会長も「尊重し合い、認め合うことで、争いのない世の中に繋がるということをサッカーから発信していきたい」と述べ、サッカーを通じた平和のメッセージの重要性を強調しました。

ピースマッチ、「微力だけど無力じゃない。粘り強く平和の文化を育む」 画像 3

平和宣言と地元中学生の想い

試合前のセレモニーでは、広島市立戸坂中学校の3年生である中尾さんが平和宣言を行いました。彼は「平和を守るためには、今私たちができることを考え、行動することが大切」と語り、次世代の平和への取り組みが重要であることを訴えました。

また、二川さんは「人の想いが集まることで戦争や紛争を止められる」とし、ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会を例に挙げながら、平和のメッセージを発信し続けることの重要性を強調しました。

ピースマッチ、「微力だけど無力じゃない。粘り強く平和の文化を育む」 画像 4

ピースユニフォームの意義

ヒュンメルは、ピースマッチにおいて平和への想いを具現化するためのピースユニフォームを毎年製作しています。今年のテーマは『PEACE ∞ FOREVER』であり、選手たちが平和を感じながらプレーできるようなデザインが施されています。柔らかいタッチのイラストで平和を表現し、選手たちがそのメッセージを広める役割を果たしています。

広島県サッカー協会の宗政潤一郎会長は、「ピースマッチは2019年から被爆地同士で始まったイベント。サッカーを通じて平和の大切さを発信したい」と語り、選手たちに対しても平和であることに感謝しながら全力でプレーするよう呼びかけました。

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試合結果と選手の想い

試合は35分ハーフで行われ、長崎代表が先制するも、広島代表が逆転勝利を収めました。特に広島の高島選手は前半でハットトリックを決め、「ピースウイングで試合ができるのは貴重な機会。全力を出して楽しみたい」と意気込みを語りました。彼は「戦争はいけないこと。悲しい思いをしなくて済むように、みんなが幸せになれるようになれればいい」と平和への願いを込めた言葉を述べました。

長崎県サッカー協会の末吉成仁専務理事は、「長崎と広島が平和を学ぶ文化の先導役にならないといけない」と強調し、平和の文化を育み、他県にも伝えていく重要性を訴えました。彼は「微力だけど無力じゃない」と語り、粘り強く平和のメッセージを発信し続ける決意を示しました。

ピースマッチ、「微力だけど無力じゃない。粘り強く平和の文化を育む」 画像 6

ヒュンメルの歴史とビジョン

ヒュンメルは、1923年にデンマークで誕生したスポーツブランドで、世界初のスタッド付きフットボールブーツを開発しました。ブランド名の由来は、努力を重ねて飛べるようになったマルハナバチ(ドイツ語でhummel)に由来し、100年の歴史を経て「CHANGE THE WORLD THROUGH SPORT(スポーツを通して世界を変える)」というビジョンを掲げています。

現在もヒュンメルは、スポーツを通じて平和の発信を続けており、特にピースマッチの取り組みを通じて、平和のメッセージを広める活動に力を入れています。

イベント名 HiFA 平和祈念2025 Balcom BMW PEACE MATCH
開催日 2025年8月9日
場所 エディオンピースウイング広島
参加者 森保一監督、宮本恒靖会長
試合結果 広島代表 6 – 2 長崎代表
ピースユニフォームテーマ PEACE ∞ FOREVER

このように、ピースマッチはサッカーを通じて平和のメッセージを広める重要なイベントであり、参加者たちの想いが込められた取り組みが続いています。ヒュンメルは今後もこの活動を通じて、平和の文化を育み続けることでしょう。

参考リンク: