8月22日開催|大阪万博で安陽デー、甲骨文字と青銅器が登場
ベストカレンダー編集部
2025年8月12日 14:20
大阪万博安陽デー
開催日:8月22日

三千年の古都・安陽が大阪・関西万博で披露される理由
日本文華伝媒株式会社が2025年8月12日13時21分に発表したプレスリリースによれば、2025年大阪・関西万博の中国パビリオン内「河南ウィーク」において、安陽デーが2025年8月22日に開催される。安陽市は中国文明発祥の地の一つとされ、殷墟(いんきょ)遺跡や甲骨文字などの文化資産を擁する都市であり、今回の出展ではその歴史的深みと現代的な魅力をあわせて世界に伝えることが目的とされている。
安陽の紹介では、殷周時代の青銅器文化、三国時代(特に魏)の史跡や文化、さらに無形文化遺産の実演・体験までが一体となって披露される点が強調されている。プレスリリースはイベントの開催日程、主催・協力体制、主要プログラム、展示・実演の内容、参加予定者の構成や会場情報、関連画像の配布案内までを詳細に伝えている。

安陽の歴史と文化資産の概観
安陽市は紀元前14世紀頃から続く殷墟遺跡を擁し、甲骨文字の発祥地として知られる。殷墟博物館や中国文字博物館、曹操高陵(曹操の墓)といった歴史・文化スポットがあり、遺物と遺跡の研究・保存が進められている。
そのため、万博での出展は単なる観光プロモーションに留まらず、古代の文字文化や青銅器文明、三国魏の歴史といった学術的・文化的価値を幅広い来場者に伝える機会となる。プレスリリースでは“文明の源流”という表現で、安陽の文化的重要性が示されている。
- 代表的な展示物・テーマ:殷墟、甲骨文字、青銅器(亜長牛尊、司母戊鼎の複製など)
- 関連遺跡・施設:殷墟博物館、中国文字博物館、曹操高陵(曹操の墓)
- 周辺の自然・観光資源:河南省林州市の太行大峡谷、紅旗渠

イベントのプログラム詳細 — 上演・展示・体験の全容
当日のプログラムは開幕から展示・実演・参加型コーナーまで、多彩な構成で来場者に安陽の歴史文化を体感させる設計となっている。オープニングでは甲骨文字をモチーフにした現代舞踊が披露され、その後に映像やスピーチ、再現劇と続く流れが組まれている。
プレスリリースは具体的な演目名や実演者名を挙げ、各コーナーの狙いと内容を詳細に説明している。参加者が実際に文化に触れることができる体験型のプログラムも用意されている点が特徴だ。

当日の主な構成(時間配分は発表原文に基づく概要)
- オープニング
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甲骨文ショー:甲骨文字をモチーフにした現代舞踊が舞台で披露される。甲骨文の造形や線の美を視覚的に表現する演出が予定されている。
開幕演目の後、安陽市の観光プロモーション映像が上映される。映像は古代史から現代都市の姿までをつなぎ、来場者に安陽の多層的な魅力を伝える構成となる。
- スピーチと紹介
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安陽市指導者や万博中国館代表による挨拶・スピーチが行われる。これにより出展の意義や取組みの背景が説明される予定である。
また、中国貿促会および河南省支部、河南省文化観光庁、安陽市関係部門などの代表が参加する点もプレスリリースで明記されている。
- メインイベント
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歴史再現劇「商都魏韻・安陽との出会い」:7人のパフォーマーによる上演で、殷周時代の青銅器文化や三国魏時代の歴史場面を立体的に再現する。
古代の祭祀や政治、生活文化を演劇的に表現することで、来場者は歴史の時間を視覚的にたどることができる。
- 体験・実演コーナー
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甲骨文当てクイズ:来場者参加型のクイズで、正解者には安陽伝統工芸品が贈呈される。
無形文化遺産実演:工芸師・韓書清氏と韓笑氏が甲骨文字の書写と篆刻を実演指導する。これにより来場者は古代文字の筆致や印章制作の工程に直接触れることができる。
- 展示コーナー
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文創(文化創意)展示エリアでは、亜長牛尊、司母戊鼎などの精巧な複製青銅器や鼎(かなえ)や甲骨文複刻技術の展示も行われる。
安陽市文物局・李暁陽局長による殷墟展示解説も実施され、遺物の意義や保存・復元技術についての専門的な説明が提供される予定だ。

主催・協力体制、参加予定者と会場情報
本イベントは中国国際貿易促進委員会河南省委員会(中国貿促会河南省支部)と安陽市人民政府が共同で主催し、『東方新報』(日本文華伝媒株式会社)が協力する。プレスリリースは主催体制を明確に示し、国際的な文化交流を公式に位置づけている。
参加予定者は約100名で、中国貿促会および河南省支部関係者、河南省文化観光庁代表、安陽市関係部門責任者、各国パビリオンの館長、日本の友好都市代表、商工会議所関係者など多岐にわたる。これにより、文化・観光・経済・自治体間の連携を意図した交流が図られる。

会場・日時・画像配布情報
日時:2025年8月22日(大阪・関西万博期間中)
会場:大阪府大阪市(イベント会場は万博中国パビリオン内「河南ウィーク」ブロック)
プレスリリースはまた、殷墟博物館や甲骨文の残片、太行大峡谷、紅旗渠、曹操高陵などの関連画像が提供されていること、プレスリリース素材として画像ファイルをダウンロードできる旨を記載している。

要点整理(表形式)と最終まとめ
ここまでの内容を整理すると、イベントは歴史的資産の展示・解説と舞台表現、そして来場者参加型の体験が一体化した構成であり、安陽市が持つ文化的価値を多角的に伝える狙いがある。主催・協力体制は公式機関と自治体、メディアの連携であり、参加者層も文化・観光・自治体間交流を念頭に置いた招待が行われている。
以下の表にプレスリリースで示された主要事項を整理する。
項目 | 内容 |
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発表元 | 日本文華伝媒株式会社(『東方新報』) プレスリリース発表日時:2025年8月12日 13:21 |
イベント名 | 2025大阪・関西万博 中国パビリオン「河南ウィーク」内「安陽デー」 |
開催日時 | 2025年8月22日(万博会期中) |
主催 | 中国国際貿易促進委員会河南省委員会、安陽市人民政府 |
協力 | 『東方新報』(日本文華伝媒株式会社) |
参加予定者 | 中国貿促会・河南省支部関係者、河南省文化観光庁代表、安陽市関係部門、各国パビリオン館長、日本友好都市代表、商工会議所関係者など約100名 |
主要プログラム | 甲骨文ショー(現代舞踊)、安陽市観光プロモーション映像、指導者・万博中国館代表のスピーチ、歴史再現劇「商都魏韻・安陽との出会い」(7人演者)、甲骨文当てクイズ、無形文化遺産の書写・篆刻実演、鼎や甲骨文複刻技術展示、文創展示(亜長牛尊、司母戊鼎等の複製) |
実演者・担当 | 安陽市文物局・李暁陽局長(殷墟展示解説)、工芸師・韓書清氏、韓笑氏(書写・篆刻実演指導) |
関連展示・紹介地点 | 殷墟博物館、中国文字博物館、曹操高陵、甲骨文の残片、太行大峡谷、紅旗渠 |
キーワード/カテゴリ | 旅行・観光/大阪、万博、中国、河南、安陽、殷墟、三国、無形文化遺産、甲骨文字 |
画像・素材 | プレスリリース素材として関連画像のダウンロードが可能 |
以上がプレスリリースの要旨と詳細の整理になる。発表は公式な主催・協力体制の下で行われ、展示と実演、舞台芸術を通じて安陽という都市が持つ長い歴史と文化的価値を来場者に伝達することを目的としている。イベントは万博という国際的な場を活用した文化交流の一環として位置づけられており、参加予定者や展示内容の構成から、学術的・文化的双方の観点での情報発信が意図されている点が確認できる。