8月14日オープン ハイアット東京の新体験ダイニング
ベストカレンダー編集部
2025年8月13日 15:05
クロスロードキッチン開業
開催日:8月14日

光と動線で体験をつくる新しいダイニングのかたち
ハイアット リージェンシー 東京(株式会社西新宿ホテルアンドリゾート)は、2025年8月14日(木)に新たなオープンダイニングキッチン「Crossroads Kitchen(クロスロード キッチン)」をロビーフロアにオープンします。プレスリリースは2025年8月13日11:00に発表されており、ホテルは2025年9月に開業45周年を迎える予定です。
同施設の特徴は、ライブキッチンとダイニングをあえて分離し、ゲスト自身が移動しながら注文・受け取りを行う“自分で選び、自分で取りに行く”スタイルを、ホテルならではの上質な空間とサービスで再構築した点にあります。LEDで演出される通路と、開放的なダイニングエリアを行き来する動線が、食事のプロセスそのものを“体験”へと昇華させます。

LEDアートウォールと通路の演出
ライブキッチンへとつながる通路には「LEDアートウォール」が導入され、時間帯に応じて変化する映像と音楽が組み合わさった演出が施されます。映像は新宿の街並みや錦鯉をモチーフにしたもので、世界的なショーを手がけるクリエイティブチームによる制作です。
この演出は、単に視覚的な装飾にとどまらず、ゲストが通路を移動する行為自体をドラマティックに演出する役割を持ちます。近未来的な光に包まれたライブキッチン側と、アースカラーを基調とした落ち着いたダイニング側という対照的な空間をつなぐことで、訪れる時間帯や滞在のシーンによって異なる体験を提供します。
- LEDアートウォール:時間帯変化、音楽連動の映像演出
- 空間モチーフ:東(ネオン/ナイトライフ)と西(緑/落ち着き)の二面性
- 制作:世界的ショーを手がけるクリエイティブチーム

料理は“選ぶ”ことから始まる。多国籍メニューの構成
Crossroads Kitchenでは、和・洋・中を超えた多彩なメニューが用意されます。すべての料理は一皿ごとにアラカルトと同等のクオリティで提供され、ビュッフェの自由度とホテルダイニングの上質さを両立させる設計です。ゲストはライブキッチンの各ステーションでシェフにオーダーし、出来たての料理を受け取ります。
メニューは旬の食材を重視し、世界各地の代表的な一品から、日本の素材を生かした料理まで幅広く展開します。飲料も充実しており、食事と空間体験を組み合わせたペアリングが可能です。
- 主な冷菜
- ・北海道産ホタテをレモンとディジョンマスタードで仕上げた「ホタテ貝のメルバ」
- 主な温菜・メイン
- ・ノルウェーサーモンのソテー
- ・英国発祥の「ビーフ・ウェリントン」
- ・ムール貝やエビの旨味を凝縮した「ブイヤベース」
- ・香ばしい練りごまが香る「担々麺」
- ・マルフク放し飼い卵を贅沢に使った「明太子カルボナーラ」
ドリンクはデンマーク王国フレデリクスダル エステート ワイナリーが手掛けるチェリーワイン(“ベストワイン賞”受賞歴あり)やチェリージュースのほか、国内外のクラフトビールをグラスやボトルで用意します。料理と飲料の組み合わせにより、多層的な味わいの体験が設計されています。

オーダーと受け取りの流れ
ゲストはロビーフロアの通路を通ってライブキッチンに向かい、各ステーションで料理をオーダーします。シェフが目の前で調理を仕上げるライブ感を楽しみながら、出来たての一皿を受け取り、ダイニングエリアへ移動して着席します。
このオペレーションは、従来のテーブルサーブとは異なる体験価値を提供すると同時に、必要な分だけを調理する方式により、フードロス削減と品質維持に寄与する構造になっています。

運営設計とサステナビリティの取り組み
Crossroads Kitchenの運営は、人員配置を最適化しながらサステナビリティを追求する構造です。ホールスタッフを介さないオペレーションにより、人件費や業務負荷の軽減を図ると同時に、オーダーごとに調理することで大量調理・大量廃棄を抑制します。
この仕組みは、ビュッフェ形式に見られる大量生産・大量廃棄の課題に対する一つの解答です。ゲストへの提供品質を維持しつつ、廃棄を抑え、恩恵を受ける資源管理を実現する点が明示されています。
- 必要な分だけを作る(オーダー毎調理)
- ホールスタッフを介さない受取オペレーション
- 人件費・業務負荷の最適化による持続性の向上
この設計は単なる効率化に留まらず、食の持続可能性とホテルのホスピタリティを両立する試みとして位置づけられます。環境負荷低減の観点からも、量ではなく質を重視した提供方法が採用されています。
予約・営業時間・店舗情報の詳細
店舗名、オープン日、営業時間、場所、予約方法など、訪問に必要な実用情報は以下のとおりです。予約はオンラインで受け付けられており、詳細は案内ページで確認できます。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | Crossroads Kitchen(クロスロード キッチン) |
オープン日 | 2025年8月14日(木)~ |
営業時間 |
|
場所 | ハイアット リージェンシー 東京 ロビーフロア2階(東京都新宿区) |
予約・詳細 | https://www.tablecheck.com/ja/hyattregencytokyo-crossroadskitchen/reserve/message |
ハイアット リージェンシー 東京の位置づけと施設概要
ハイアット リージェンシー 東京は、ハイアット ホテルズ アンド リゾーツが世界78か国で展開するブランドの日本初のホテルとして、1980年9月15日に開業しました。新宿駅西口から徒歩9分、東京都庁に隣接し、新宿中央公園に面する立地です。2025年9月に開業45周年を迎えることが明記されています。
ホテルの特徴として、ロビー階から8階までの吹き抜けアトリウムロビーに設置された3基のシャンデリアには合計115,000個のスワロフスキー®・クリスタルが使用されており、改装後は全712室の客室が和モダンを基調に整備される予定です。施設内にはリージェンシークラブラウンジ、フィットネスセンター、Nineteen Eighty Lounge & Barをはじめとする6つのレストランとバー、大小18の宴会場があることも押さえておきたい点です。
ホテルの公式情報・詳細は公式サイトおよびSNSで確認できます。公式サイトは https://www.hyatt.com/hyatt-regency/ja-JP/tyoty-hyatt-regency-tokyo、Instagramは https://www.instagram.com/hyattregencytokyo/、X(旧Twitter)は https://x.com/HyattRegencyTyo です。
ハイアット リージェンシーは世界40カ国以上で230軒以上を展開するブランドであり、都市型からリゾートまで幅広いポートフォリオを背景に、ホスピタリティの原点を活かしたサービスを提供しています。
施設概要の要点
以下は、施設と運営に関する主要ポイントの整理です。ロビーや客室、ダイニングの構成、ブランドの位置づけといった基本情報から、来訪者が知っておくべき点をまとめています。
- 開業:1980年9月15日(日本初のハイアット リージェンシー)
- 改装後客室数:全712室(和モダンをテーマに改装)
- 主な施設:6つのレストラン・バー、リージェンシークラブラウンジ、フィットネス、大小18の宴会場
- 象徴的要素:115,000個のスワロフスキー®・クリスタルを使った3基のシャンデリア
これらの情報は、Crossroads Kitchenを訪れる際の背景理解として参考になります。立地やホテルのホスピタリティの考え方が、今回の新業態にも反映されています。
以下の表で本稿で扱った主要項目を整理します。要点を俯瞰することで、店舗の特徴や訪問時の実務的事項が一目で把握できます。
項目 | 内容 |
---|---|
発表日 | 2025年8月13日 11:00(株式会社西新宿ホテルアンドリゾート発表) |
オープン日 | 2025年8月14日(木) |
店舗名 | Crossroads Kitchen(クロスロード キッチン) |
コンセプト | ライブキッチンとダイニングを分離した「自分で注文し、自分で受け取る」次世代型ホテルダイニング。LEDアートと東西二面性の空間演出。 |
主要メニュー例 | ホタテ貝のメルバ、ノルウェーサーモンのソテー、ビーフ・ウェリントン、ブイヤベース、担々麺、明太子カルボナーラ |
ドリンクの特徴 | フレデリクスダルのチェリーワイン(受賞歴あり)、チェリージュース、国内外クラフトビール |
営業時間 | 朝食 6:00–10:30(LO 10:00)、ランチ 11:30–15:00(LO 14:00)、ディナー 17:30–22:00(LO 21:00) |
場所 | ハイアット リージェンシー 東京 ロビーフロア2階(新宿区) |
予約・詳細 | 予約ページ |
サステナビリティ方針 | オーダーごとの調理による廃棄削減、ホールスタッフを介さない設計で業務負荷の最適化 |
ホテルの背景 | 1980年開業、日本初のハイアット リージェンシー。改装後712室、アトリウムロビーとスワロフスキー製シャンデリアが特徴。 |
以上が本稿の整理です。Crossroads Kitchenは、空間演出とオペレーション設計を通じて、ゲストの移動・選択そのものを体験化する試みを掲げています。運営面ではフードロス削減や業務最適化を狙いとした構造であり、メニューは多国籍の味覚と日本の旬を取り合わせる構成です。訪問を検討する際は、営業時間や予約ページの情報を確認してください。
参考リンク: