9月9日開催　AI時代の映像制作と法を考えるセミナー

AIと映像制作の接点を現場と法の両側から検証する場が開かれる

2025年9月9日（火）に、東京コンテンツインキュベーションセンター（TCIC）主催のスペシャルセミナー「クリエイティブと法のあいだ：AI時代の映像制作を考える」が東京・中野坂上のTCIC会場で開催されます。開催時間は18:00～19:30（開場 17:30）で、定員60名、参加費は無料です。

本セミナーは、生成AIが映像制作にもたらす可能性と同時に、著作権や倫理、雇用などの課題を具体的に議論することを目的としています。プログラムは第1部から第3部まで構成され、現場のクリエイターと法務の専門家、両者の対話を通じて、実務的な知見を提供する内容です。

開催概要と参加に関する基本情報

主催は東京コンテンツインキュベーションセンター（TCIC）。TCICは東京都からの委託を受け、ツクリエが運営を担っています。主催者の運営事務局連絡先や申込締切日時も案内されており、申込締切は2025年9月9日（火）12:00です。

開催場所・連絡先などの詳細は以下に記載しますが、参加を検討する際は申込締切日時と定員（60名）に注意が必要です。申込の詳細はTCICの公式サイト（https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/）を参照してください。

• 日時：2025年9月9日（火） 18:00～19:30（開場 17:30）
• 会場：東京コンテンツインキュベンションセンター（〒164-0012 東京都中野区本町2丁目46番1号 中野坂上サンブライトツイン 14階）
• 定員：60名
• 参加費：無料
• 申込締切：2025年9月9日（火） 12:00
• 主催：東京コンテンツインキュベーションセンター（TCIC）

プログラム構成：現場の実践と法務の視点が交錯する3部構成

セミナーは3部構成で、実際の制作事例の紹介から法的リスクの明確化、最後にクロストークで両者の議論を統合する構成です。各部は具体的なテーマに沿って進められ、制作者、プロデューサー、法務担当者、起業家など、幅広い参加者に向けた内容となっています。

以下に各部の内容を整理します。内容は具体的な制作事例やリスクポイント、契約上の注意点まで踏み込んだ実務的な説明が予定されています。

1. 第1部：「映像制作におけるAI活用のリアル」

   映画監督による実際の映像を交えた解説で、AIを単なるツールとしてではなく表現上の選択肢としてどのように取り入れているか、その思考プロセスや制作現場での工夫が示されます。

   生成AIを実制作に統合する際のワークフロー、品質管理、クリエイティブ判断の具体例が共有される予定です。

2. 第2部：「クリエイターが知るべきAIと法の現在地」

   素材利用のリスク、契約上のリスク、配信プラットフォームにおけるリスクなど、映像制作プロセスに潜む具体的なリスクポイントが専門家によって整理されます。

   国内外の法改正や判例の動向を踏まえ、創作活動を守るために今知っておくべき法務知識について解説が行われます。

3. 第3部：クロストーク（山口監督 × 中山弁護士）

   モデレーターを交えた対話形式で、「AIはどんな活用が可能か」「AIによって仕事はどう変わるか」という二大テーマを軸に深掘りが行われます。

   企業内で定めるべきガイドラインや、クリエイターが知っておくべき契約上の注意点など、実践的なアドバイスが取り上げられます。

想定される議論の焦点

議論では、著作権の帰属、学習データの取り扱い、生成物の二次利用の可否、利用規約やライセンスの範囲、プラットフォーム側のポリシーと制作者側の責任、雇用や業務分担の変化など、複合的な法務・倫理的課題が論点になります。

これらの観点から、参加者は自社や自分自身の制作現場に即した具体的な対策や方針の検討材料を得ることができます。

登壇者プロフィール：監督と弁護士、両者の専門性

本セミナーのゲストスピーカーは、クリエイティブの最前線に立つ映画監督と、エンターテインメント法務に精通した弁護士です。両者の専門性と実務経験が交差することで、技術と法の間の現実的な落としどころが提示されることが期待されます。

以下に登壇者の略歴・関連情報を示します。

山口 ヒロキ 氏（ガウマピクス株式会社代表／映画監督）

京都府出身。立命館大学映画部の部長経験を持ち、インディーズムービー・フェスティバルでの受賞、2004年の映画『グシャノビンヅメ』がモントリオール・ファンタジア国際映画祭で受賞した経歴を持ちます。実写、CG、生成AIを組み合わせた映画・映像制作を手掛けています。

2024年には生成AI映画『IMPROVEMENT CYCLE』がプチョン国際ファンタスティック映画祭のAI映画国際コンペティション部門に入選。全編生成AIを使用して制作されたSF映画が2025年8月29日より公開決定となっています。公式サイト：https://gaumapix.jp/grandmalevit

中山 創 氏（ヴァスコ・ダ・ガマ法律会計事務所／弁護士）

早稲田大学法科大学院卒業後、2017年に弁護士登録。渉外法務を中心に扱う法律事務所での経験を経て、2019年にヴァスコ・ダ・ガマ法律会計事務所に入所しました。テレビ局、レコード会社、芸能事務所、各種コンテンツ制作会社などをクライアントに持ち、スポーツ・エンターテインメント法務や一般企業法務、紛争解決に従事しています。

AIを巡る法務の現状や、映像制作に関わる契約・権利処理の注意点を、実務的な観点から整理して解説する役割を担います。

関連情報と主催・運営団体の紹介、申込先・問い合わせ先

本セミナーは、株式会社ツクリエ（本社：東京都千代田区、代表取締役：鈴木英樹）が東京都から受託運営する東京コンテンツインキュベーションセンター（TCIC）が主催しています。ツクリエは起業支援とクリエイティブ支援を主軸とした事業を展開しています。

TCICはコンテンツ関連産業に特化した都の創業支援施設として、創業支援やハンズオン支援を通じて都内のコンテンツ産業の活性化を図る役割を担っています。TCICの詳細や申込先情報は公式サイト（https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/）を参照してください。

TCICの関連プログラムとコミュニティ

TCICは承認制のFacebookコミュニティ『TCIC SPACE』の参加者を募集中です。コンテンツ分野の起業家やクリエイターが集うコミュニティで、参加に関する詳細は下記URLを参照してください。

TCIC SPACE 詳細： https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/tcicSpace/

運営・問い合わせ先

本リリースに関する問い合わせ先は下記の通りです。会場や申込に関する詳細な連絡、事前確認は運営事務局までお願いします。

また、主催・運営に関する説明は以下の公式サイトでも確認できます。

• TCIC（公式）：https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/
• TCIC SPACE：https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/tcicSpace/
• 株式会社ツクリエ：https://tsucrea.com/
• 山口ヒロキ公式（作品情報）：https://gaumapix.jp/grandmalevit

その他の付帯情報

プレスリリース内で使用された画像ファイルはダウンロード可能と案内されています。イベントは「イベント」カテゴリで、関連のビジネスカテゴリは映画・演劇・DVD、法務・特許・知的財産に分類されています。また、キーワードとして映画、AI、クリエイティブ、コンテンツ、法務、映像制作、スタートアップ、AI映画、起業が挙げられています。

参加を検討する際は、申し込み締切や定員、会場アクセス、また自社のガイドラインや契約書の確認が必要になります。本セミナーは実務に直結する知見を得る機会として設計されています。

本記事の要点整理

以下の表は、本記事で取り上げたイベントの主要な情報を簡潔にまとめたものです。表形式で整理することで、開催日時や申込締切、会場、登壇者などを一目で確認できます。

本稿では、開催日時・会場・登壇者・プログラム・申込方法・運営体制と問い合わせ先など、プレスリリースに含まれるすべての情報を整理して提示しました。参加を希望する場合や、内容を職場で共有する際には、表内の申込締切や連絡先を参照のうえ、公式サイトからの申し込み手続きを行ってください。