新マンガサイト「キミコミ」始動 コミチ+で運営支援
ベストカレンダー編集部
2025年8月22日 14:28
キミコミ公開
開催日:8月22日
キミコミ:新たな総合マンガサイトの立ち上げと導入の背景
2025年8月22日12時04分、株式会社コミチは、キルタイムコミュニケーションが新たにリリースした総合マンガサイト「キミコミ」に対して、出版社およびウェブトゥーンスタジオ向けマンガSaaSである〈コミチ+〉の導入とサイト運営支援を提供することを発表しました。サイトのトップページはhttps://kimicomi.com/に公開されています。
キルタイムコミュニケーションは、書籍、雑誌、辞典、コミック、マニュアルなど多岐にわたる編集業務を担うプロダクションとして、マイクログループの編集機能を果たしています。今回同社が立ち上げた「キミコミ」では、既存のレーベルである『コミックヴァルキリー』『コミックブリーゼ』『コミックシャイニー』『ヤングアンリアルJINGAI』の作品配信を予定しており、複数ジャンルの話題作を一つのプラットフォームで届けることが想定されています。
導入背景の詳細
コミチが提供する〈コミチ+〉の導入により、「キミコミ」はSNSや検索経由で読者がスムーズにアクセスできる体制を整え、ブランディング強化、作品の認知拡大、新規読者の獲得、紙・単行本の販促促進を図る狙いがあります。編集部が自力でプロモーションを行うことへのニーズが高まる中、外部電子書店や他社アプリに依存しない運用が可能になる点が導入の主要な理由とされています。
また、〈コミチ+〉の導入により、既に導入済みのメディアとIDを共通化できる点が強みとして挙げられています。共通IDにより新作の認知拡大や既存読者の流動化が期待され、メディア横断的なユーザー接点の確保が可能になります。
コミチ+が提供する機能と期待される効果
〈コミチ+〉は出版社やウェブトゥーンスタジオ向けに設計されたWebマンガ誌制作のためのSaaSであり、媒体・作品のブランディングや運用支援を含むパッケージとして提供されます。安価かつ迅速にメディアを立ち上げられることを特徴とし、システム開発だけでなく日々の運営やデジタルマーケティング支援まで含めた支援が行われます。
実績面では、〈コミチ+〉で運営されるWEBマンガ誌が約3年で月間1億PVを達成した例があり、開発から運用、マーケティングまでのノウハウをパッケージ化して提供している点が導入事業者にとっての魅力です。システムの提供にとどまらない成長支援が明示されています。
導入にあたって想定される狙い
- 自社による作品PR、新作認知、作品販売の強化
- ユーザーとの直接接点の構築およびデータ取得・分析
- 実験的な作品販売(読切作品の掲載等)の実施
- 新人やプロ作家の募集起点の形成
特に「作品PR」「新作認知」「作品販売」については、編集部が直接プロモーションを行えるインフラを持つことが重要視されています。SNSや検索エンジン、ニュースサイト等への配信を通じて、運用次第では低コストでのユーザー獲得が可能となる点が、Webマンガ誌の役割として再注目されています。
ユーザー向け機能、利用方法、そしてオープンキャンペーン
「キミコミ」(〈コミチ+〉導入サイト)は、ユーザー登録を行うことで多彩なサービスを利用できます。登録はメールアドレスを入力するだけで完了し、登録IDは〈コミチ+〉を導入している他のWEB漫画誌でも使用可能です。連携サイトの一覧はhttps://kimicomi.com/cooperation-siteで確認できます。
具体的なユーザー向けサービスは以下の通りです。
- 無料閲覧制度
- 23時間で1話分が無料で読める仕組み(待つと無料)を採用しています。
- ミッションとチケット
- 所定のミッションを達成することで無料で読めるチケットが配布されます。
- ジャンル配信
- 異世界、恋愛、ファンタジーなどの作品が無料で読めるラインナップを用意しています。
- 毎日引けるガチャ
- 毎日利用できるガチャで、すぐに無料で読めるチケット等が得られる設計です。
これらの機能は、読者の定着と回遊を促す設計になっており、新作や話題作の発見機会を高めることが想定されています。
オープン記念キャンペーンの詳細
サイトオープンに伴うキャンペーンは2段階で実施されます。第1弾は2025年8月22日から8月31日まで、第2弾は9月1日から9月11日までの期間での実施が予定されています。各キャンペーン期間中には特定の読了特典やガチャ配布、チケット付与などが行われる旨が発表されています。
キャンペーン実施期間はオープン直後の導線作りに直結するため、初期ユーザーの獲得と行動誘導に重点が置かれています。詳細はサイト内告知で順次公開される見込みです。
コミチの事業概要、導入実績、採用・問い合わせ情報
株式会社コミチ(comici)は2018年3月創業で、社名はラテン語で「マンガ」を意味します。創業以来、マンガ投稿サービス「コミチ」とマンガSaaS「コミチ+」を運営し、約3000人以上の漫画家が参加するプラットフォームを構築してきました。『マンガのデジタル・トランスフォーメーション』を目標に掲げ、サービス提供を続けています。
同社はシステム提供だけでなく、デジタルマーケティングや運営支援までトータルで提供する点を強みとしています。技術者や運用チームによる日々の改善が、各導入サイトの成長を後押ししてきたことが導入実績からもうかがえます。
導入実績(2025年8月時点)
以下は〈コミチ+〉の導入実績として公開されている媒体一覧です。専用インフラ版として提供されているケースを含め、幅広い出版社・メディアで採用実績があります。
- チャンピオンクロス、ヤンチャンWeb(株式会社 秋田書店)
- ヤングアニマルWeb(株式会社 白泉社)
- マンガゼグラ(スターツ出版株式会社)
- マンガルト -Mangalt-(株式会社リイド社)
- ハヤコミ(株式会社 早川書房)
- COMIC MeDu(株式会社 ジーオーティー)
- コミックPASH! neo(株式会社 主婦と生活社)
- コミックグロウル(株式会社ブシロードワークス)
- アサコミ(株式会社 朝日新聞出版)
- COMICリュエル&COMICジャルダン(株式会社 実業之日本社)
- ライコミ(株式会社 マイクロマガジン社)
- キミコミ(株式会社 キルタイムコミュニケーション)
- MAGKAN(株式会社 マッグガーデン)
- マンガBANGコミックス(株式会社Amazia)
- booklistaSTUDIOweb(株式会社 ブックリスタ)
- コルクスタジオ(株式会社 コルク)
- ちはやふる基金(一般社団法人 ちはやふる基金)
- コミチオリジナル(株式会社コミチ)
専用インフラ版としては、小学館の「ビッコミ」と集英社の「リマコミ+」の2媒体が挙げられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレス発表日 | 2025年8月22日 12:04 |
| サイト名 | キミコミ(https://kimicomi.com/) |
| 導入システム | マンガSaaS「コミチ+」 |
| 掲載予定レーベル | コミックヴァルキリー、コミックブリーゼ、コミックシャイニー、ヤングアンリアルJINGAI |
| ユーザー登録方法 | メールアドレス登録で完了、他のコミチ+導入サイトとID連携可能 |
| 主なユーザー機能 | 23時間で1話無料、ミッションでチケット付与、毎日引けるガチャ、異世界/恋愛/ファンタジー作品配信等 |
| オープン記念キャンペーン | 第1弾:2025/8/22〜8/31、第2弾:2025/9/1〜9/11 |
| コミチ会社情報 | comici(2018年創業)、マンガ投稿サービスとSaaS運営、採用情報 https://comici.co.jp/recruit |
| 問い合わせ | 本リリースに関する問い合わせフォーム:https://forms.gle/R4XRSASGAHDEreAd6 |
本稿では、キルタイムコミュニケーションの新サイト「キミコミ」に対する株式会社コミチの〈コミチ+〉導入と、その機能、ユーザー向けの利用方法、導入実績、採用・問い合わせ情報まで、発表された内容を網羅的に整理しました。詳細や追加の情報は、各公式URLおよび問い合わせフォームで案内されています。
参考リンク: