9月5日開幕:IFA2025でDJIがOsmo 360とMic 3を披露

DJIのIFA2025出展

開催期間:9月5日〜9月9日

DJIのIFA2025出展
IFAでは具体的に何が見られるの?
DJIのフルラインナップが実機展示され、Osmo 360や新ワイヤレスマイクMic 3、Mavic 4 Proなどのドローン、ジンバル、ポータブル電源や産業向けソリューションまで会場で操作デモや技術解説が確認できます。
ワークショップって誰でも参加できるの?
はい。会場来場者なら誰でも参加可能で、開催は9月6日・7日、各日11時(ドローン回)と15時(ハンドヘルド回)。詳細や問い合わせはpr.jp@dji.comへ連絡してください。

ベルリンで披露されるDJIのフルラインナップ:IFA 2025出展概要

民生用ドローンとクリエイティブなカメラ技術で世界をリードするDJIは、2025年9月5日から9日までドイツ・ベルリンのMesse Berlinで開催される国際コンシューマ・エレクトロニクス展 IFA 2025 に出展します。日本国内向けのリリースはDJI JAPAN 株式会社によるもので、発表日時は 2025年8月28日 22時00分 です。

出展ブースはホール20のブース番号149(Hall 20-149)に設置され、ドローン、クリエイティブカメラ、ジンバル、ポータブル電源、産業・農業向けソリューションまで、幅広い製品群が実機展示されます。会場では製品の操作体験や技術解説を通じて、コンテンツ制作や業務用途に求められる機能を詳細に確認できます。

出展期間と会場・問い合わせ先の明示

IFA 2025の開催期間は 2025年9月5日~9日、会場はMesse Berlinです。DJIのブースやワークショップに関する問い合わせは、以下のメールアドレスで受け付けられます。

  • 問い合わせ:pr.jp@dji.com
  • Webサイト:https://www.dji.com/jp

また、DJIは公式のソーシャルメディアアカウントを通じて最新情報を発信しています。展示製品の追加情報や会場でのスケジュールはこれらのチャネルでも確認できます。

クリエイティブ向けカメラとサウンド:新製品Osmo 360とDJI Mic 3を中心に

IFA会場では、360度撮影、アクション撮影、ハンドヘルド撮影など、さまざまな撮影スタイルに応じたカメラ群とサウンド機器が展示されます。注目はDJI初の360度カメラであるOsmo 360と、新しい超軽量ワイヤレスマイクDJI Mic 3です。

これらの新製品はプロシューマーからプロの映像制作現場まで対象に設計されており、会場で実際に操作して機能を確認できます。以下に主要な特徴と会場で試せる関連機材を整理します。

Osmo 360の主な特長

Osmo 360は、360度撮影における画質と操作性を高めるために設計された新機種です。以下の仕様がリリースで明示されています。

ピクセルサイズ
2.4μmの大型ピクセルを搭載
解像度
ネイティブ8Kの360°動画撮影に対応
イメージング面積
1インチ相当の360°イメージングエリアを備える

これにより、既存の業界標準を引き上げる画質と、自由な表現を支える撮影ワークフローが可能になります。会場では実写デモを通じて、360度動画制作のワークフローや編集前後の画質差などを確認できます。

DJI Mic 3の主な特長と運用性

Mic 3はDJIの最新超軽量ワイヤレスマイクで、クリエイターと映像制作者の録音ニーズを強く意識した設計が特徴です。会場ではMic 3と各カメラやジンバルを組み合わせた実機評価が可能です。

接続仕様
最大構成で4つの送信機(4TX)と8つの受信機(8RX)に対応する接続性
タイムコード機能
複数デバイスの同期を取りやすくするタイムコード搭載
耐干渉性能
デュアルバンドによる耐干渉機能を有し、屋外や混雑した周波数環境でも安定した録音が可能
その他の機能
多彩なスマート機能を内包し、シンプルでスムーズな録音体験を提供

Mic 3は、Vlogやインタビュー、映画制作現場の多チャンネル収録など幅広い用途で活用できます。会場ではOsmo Action 5 ProやOsmo Pocket 3と組み合わせたデモを通じて、プロシューマーレベルの録音性能を体験できます。

ドローンとジンバル、産業向けソリューション:モデル別の機能と用途

IFAのDJIブースでは消費者向けから業務用まで多数のドローンやジンバルが展示されます。ここでは展示される主要モデルとその特長、期待される利用シーンを整理します。

展示ラインナップは各分野で差別化された機能を備えており、撮影の自由度向上や業務効率化に寄与する点を実機で確認できます。

カメラドローン/フライト機材

ドローン展示の目玉は、360°回転のインフィニティジンバルを搭載したMavic 4 Proです。没入感のある飛行体験を可能にするAvata 2、旅行写真向けのデュアルカメラを備えたAir 3S、ライフスタイル撮影向けの被写体トラッキング機能を搭載するFlipNeo、そしてミニドローン市場で高い性能を誇るMini 4 Proも出展されます。

  • Mavic 4 Pro:360°回転インフィニティジンバル搭載
  • Avata 2:没入感あふれる飛行体験の提供
  • Air 3S:旅行写真向けデュアルカメラ搭載
  • Flip/Neo:被写体トラッキングによるライフスタイル撮影に適応
  • Mini 4 Pro:ミニドローン群の中で高性能を示すモデル

これらの機体は、クリエイター向けの撮影から趣味の空撮まで幅広いユーザー層をカバーしています。

映像制作向けジンバルと伝送技術

映像制作の現場向けには、携行性と機能性を両立したジンバルや、専門的な制作ワークフローに対応する伝送システムが展示されます。主なラインナップは以下の通りです。

DJI RS 4 Mini
わずか890gのカメラ・スマートフォン用ジンバル。インテリジェントトラッキングと構図調整機能を搭載し、携帯性と利便性を両立する製品。
DJI RS 4 Pro
フラッグシップスタビライザー。DJI Focus Pro、DJI Transmission、DJI SDR Transmissionなどと連携し、包括的な制作ソリューションを提供。
DJI Ronin 4D
DJIの先進技術を統合した総合映像制作機材。高付加価値の映像制作に対応する設計。
DJI SDR Transmission
ソフトウェア無線(SDR)技術を中核とする映像伝送システム。SDRとWi-Fiの両モードを採用し、伝送の安定性、耐干渉性、透過性を高める。

特にSDR Transmissionは、従来の映像伝送技術を超える新たなレベルの安定性を追求した仕組みとして紹介されます。プロダクション現場での運用を想定した評価が行える点がポイントです。

産業・農業向けソリューション

業務用ドローンや関連ソリューションも勢揃いします。配送や点検、農業散布といった専門用途に特化した機材が展示され、産業用途での運用効率向上と生産性改善を目指した設計が確認できます。

  • Matrice 400
  • Matrice 4 シリーズ
  • Dock 3
  • Agras T50(農業用散布ドローン)
  • Mavic 3M(産業向けモデル)
  • FlyCart 30(物資搬送ソリューション)

これらの製品は、物流、インフラ点検、農薬散布、測量・マッピングなど、さまざまな業務用途に対応できるよう設計されています。会場では運用イメージやシステム全体の構成説明も行われます。

ポータブル電源とアクセサリー、会場での体験プログラム

IFA 2025のDJIブースでは、ポータブル電源シリーズの最新モデルも出展されます。前回IFA 2024で展示されたPower 1000および500に続き、今年はPower 2000Power 1000 V2が加わります。

これらの製品は家庭用バックアップやロードトリップ、屋外キャンプ、映画・テレビ制作など、多様な用途で柔軟に電力を供給することを想定したラインナップです。会場ではソーラーパネル、急速充電器、ハンドトラックなどのアクセサリーも合わせて展示されます。

ポータブル電源の主な用途と展示内容

展示されるポータブル電源は、持ち運びを前提とした利便性と、業務用途に耐える出力性能の両立を目指しています。会場での展示は以下の用途例を想定しています。

  1. 家庭用バックアップ電源としての運用
  2. ロードトリップやアウトドアでの電源供給
  3. 映画およびテレビ制作現場での機材電源用途

展示されるアクセサリー群は、現場での運用性を高めるためのソリューション群であり、ソーラーパネルや急速充電器を組み合わせたシステム提案も行われます。

ワークショップと来場者体験プログラム

DJIブースでは、映像制作の専門家やクリエイターによるワークショップが開催され、高品質なコンテンツを手軽に作成するためのノウハウが共有されます。ワークショップはプロとコンシューマーを対象とした内容で、実機を用いた実践的な内容が中心です。

ワークショップの開催スケジュールは以下の通りです。参加はIFA来場者であれば誰でも可能です。

  • 開催日:2025年9月6日、9月7日
  • 1日2回開催:午前11時(ドローンをテーマ)、午後15時(ハンドヘルド製品をテーマ)

出展内容の要点と問い合わせ先のまとめ

以下の表に、この記事で紹介した主要ポイントを整理します。会期・会場、ブース位置、ワークショップ日程、展示の重点製品群、問い合わせ情報を網羅しています。出展内容の全体像を把握した上で、会場での体験項目をチェックしてください。

項目 内容
主催者発表 DJI JAPAN 株式会社(発表日時:2025年8月28日 22:00)
イベント名・会期 IFA 2025(Messe Berlin) 2025年9月5日~9日
ブース位置 Hall 20-149(DJIブース)
主要展示製品(クリエイティブ) Osmo 360(ネイティブ8K、2.4μmピクセル、1インチ360°イメージング)、DJI Mic 3(4TX+8RX、タイムコード、デュアルバンド耐干渉)
主要展示製品(ドローン) Mavic 4 Pro(360°インフィニティジンバル)、Avata 2、Air 3S(デュアルカメラ)、Flip、Neo、Mini 4 Pro
ジンバル/伝送 RS 4 Mini(890g)、RS 4 Pro、Ronin 4D、DJI SDR Transmission(SDR+Wi-Fi方式)
ポータブル電源/アクセサリー Power 2000、Power 1000 V2(前回はPower 1000/500)、ソーラーパネル、急速充電器、ハンドトラック等
産業・農業ソリューション Matrice 400、Matrice 4 シリーズ、Dock 3、Agras T50、Mavic 3M、FlyCart 30、DJI Delivery関連製品
ワークショップ 開催日:2025年9月6日・7日、各日 午前11時(ドローン)、午後15時(ハンドヘルド)
問い合わせ/リンク メール:pr.jp@dji.com
Web:https://www.dji.com/jp
オンラインストア:https://store.dji.com/jp

以上がIFA 2025におけるDJIの出展内容の整理です。展示される各製品は、クリエイティブ制作から業務用途まで幅広い利用シーンを想定しており、会場ではデモンストレーションやワークショップを通じて具体的な運用イメージを確認できます。詳細情報は公式サイトおよび提供された問い合わせ先で確認してください。

補足情報として、DJIの企業概要も併記します。2006年の創業以来、DJIは民生用ドローン分野の草分けとしてイノベーションを継続しており、再生可能エネルギー、農業、公共安全、測量、マッピング、インフラ点検など多分野へ事業を拡大しています。SNSやYouTubeなどでも製品情報や事例が公開されています。

参考リンク: