SBI証券、外貨建債券残高が1兆円超に 米ドル債キャンペーン実施

外貨建債券残高1兆円達成

開催日:7月31日

外貨建債券残高1兆円達成
1兆円って何を含んだ数字?
SBI証券の1兆円は2025年7月末時点の時価ベースで、2025年7月31日の為替で円換算した数値。仕組債とユーロ円建債は集計対象外で、同社取り扱いの一部区分に基づく金額です。
キャンペーンって誰が参加できるの?
対象は2025年7月末時点でSBI証券に米ドル建債券を保有していない人。エントリー後に受渡金額合計で100米ドル以上を購入すれば特典対象となり、期間は2025/8/28 17:00〜9/30です。

SBI証券が外貨建債券残高で1兆円超を達成 — 2025年7月末時点の状況

株式会社SBI証券は、2025年7月末時点の時価ベースでの外貨建債券の預り残高が1兆円を突破したと発表しました(発表日時:2025年8月29日 15時00分)。この数字は、2025年7月31日の為替レートを用いて円換算したものであり、仕組債およびユーロ円建債は集計対象から除外されています。

同社は本社を東京都港区に置き、代表取締役社長は髙村正人氏。外貨建債券市場における個人投資家の関心の高まりや、世界的な金利環境の変化を背景に、近年の取引拡大が進み、2022年3月の米国での利上げ以降、同社での債券取引経験者数と販売金額はいずれも約3年で3倍以上に増加したと説明しています。

外貨建債券残高1兆円超のお知らせ 画像 2

達成の背景と算出方法の注意点

残高1兆円超の算出は時価ベースで行われ、為替レートは2025年7月31日時点のレートでの円換算です。集計対象からは仕組債とユーロ円建債が除かれています。このため、今回公表された金額は同社取り扱いの外貨建債券全体の一部区分に基づく数値である点に留意が必要です。

発表資料では、同社が早期から米ドルを中心に多数の通貨建て債券をラインナップしてきたこと、そして利便性の高い取引環境を整備してきたことが、残高増加の主な要因として挙げられています。個人投資家向けの商品とサービスの整備が、預り残高の拡大に結びついたと見られます。

外貨建債券残高1兆円超のお知らせ 画像 3

商品ラインナップと取引環境の充実

SBI証券は外貨建債券の品揃えを拡充しており、2025年8月29日現在で既発外貨建債券は250銘柄以上を取り扱っています。特に米ドル建て債券を中心に常時約100銘柄の米国国債をそろえるなど、選択肢の豊富さが特徴です。

また、米ドル以外にも11通貨の外貨建債券を取り扱っており、投資家は通貨や年限、クーポンタイプを比較して選ぶことができます。具体的には利付債やストリップス債(ゼロクーポン債)を含む多様な年限が提供され、額面100米ドル単位での販売を行っているため、概ね円換算で5,000円程度からの少額投資が可能です。

債券関連の各種サービスと機能

サービス面では、2024年4月から提供されている債券シミュレーションが利用できます。この機能は買付予定金額から外貨建債券買付時の必要金額を試算でき、購入金額に応じた想定リターン(利金・償還差益)や、損益分岐点為替の試算も可能です。

さらに、債券取引サイトは2024年10月にリニューアルされ、マルチデバイス対応のほか、利金・償還金シミュレーション、銘柄のお気に入り登録、銘柄比較などの新機能が追加されました。これにより銘柄検索や比較が容易になり、投資方針に即した銘柄選びを支援します。

外貨関連の取引利便性と受取・決済オプション

リアルタイム為替取引サービスでは“今”のレートで為替取引が可能で、インターネットコース(プランCを除く)のお客さまは米ドル⇔円の為替手数料が無料です。外貨入出金サービスは手数料無料で、住信SBIネット銀行またはSBI新生銀行とSBI証券間での外貨入出金が行えます(対象通貨:米ドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、カナダドル、南アフリカランド、トルコリラ。トルコリラはSBI新生銀行のみ)。

利金・償還金の受取方法は3種類から選択可能です。具体的には「外貨受取」「円貨受取」「外貨建MMF自動買付(対象:米ドル、南アフリカランド、トルコリラのみ)」が用意されており、受け取り時の通貨や運用方針に応じた選択ができます。

また、円貨決済型外債が償還となった際に、同通貨建ての債券(新発/既発問わず)を申込みする場合には、償還乗換え優遇サービスが適用され、優遇レート(為替スプレッドなし)で購入できる仕組みがあります。コースによっては一部対象外銘柄がある点に注意が必要です。

米ドル建債券デビュー・再デビューキャンペーンの詳細

SBI証券は、2025年8月28日(木)から米ドル建債券の「デビュー・再デビュー」キャンペーンを開始しています。本キャンペーンは、これまで同社で米ドル建債券を保有していなかったお客さまを対象に、米ドル建債券投資の入り口を広げることを目的としています。

キャンペーンの告知ページは以下のURLで確認できます:
https://search.sbisec.co.jp/v3/ex/RT_campaign250828_bond_usd.html

キャンペーンの条件と賞品

キャンペーンは2つの特典で構成されています。【キャンペーン1】は、米ドル建債券を合計100米ドル以上(受渡金額ベース)購入し、エントリーした方に対して、購入した米ドル建債券の受渡金額の0.1%相当の米ドルをもれなくプレゼントするという内容です。計算結果の小数第3位以下は切り捨てられます。

受渡金額の定義については、既発債の場合「額面金額×買付単価+経過利子」が受渡金額となるとの説明があります。キャンペーン1の条件を満たした方が次の【キャンペーン2】の抽選対象となり、希望する景品を選択してエントリーした方の中から抽選で10名に豪華景品がプレゼントされます。お一人さまにつき1商品選択。複数回申込みがあった場合は最後に選択した景品で抽選が行われます。

対象者・期間・その他の条件

対象者は、2025年7月末時点で同社において米ドル建債券を保有していないお客さまです。キャンペーンのエントリー期間は2025年8月28日(木)17:00〜2025年9月30日(火)まで、対象取引期間は2025年8月28日(木)17:00〜2025年9月30日(火)14:00までとなっています。

その他、計算方法や対象外条件などの詳細はキャンペーンページおよび同社の告知資料で確認する必要があります。キャンペーン参加にあたっては、必ずエントリーフォームからの申請が必要である点にも留意が求められます。

留意事項・法的表示とリスク情報

同社は金融商品取引業者として関東財務局長(金商)第44号の登録を有しており、日本証券業協会など複数の業界団体に加入しています。商号は株式会社SBI証券です。

口座開設料や管理料は無料とされていますが、取り扱う金融商品には各商品ごとに所定の手数料や必要経費がかかる場合があります。また、価格変動により損失が生じる可能性があり、信用取引や先物・オプション、商品先物、外国為替保証金取引、CFD等では元本を上回る損失が発生するおそれがあります。

商号等
株式会社SBI証券(金融商品取引業者、商品先物取引業者)
登録番号
関東財務局長(金商)第44号
加入協会
日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会

投資に際しては、各商品の取扱ページや金融商品取引法等に係る表示、契約締結前交付書面等を確認し、手数料やリスクについて十分に理解することが求められます。

今回の記事内容の要点まとめ

以下の表は、本記事で取り上げたSBI証券の発表内容、キャンペーンの要点、サービスの主要項目を整理したものです。表の後に、まとめの文章を付します。

項目 詳細
発表者 株式会社SBI証券(代表取締役社長:髙村正人)
発表日時 2025年8月29日 15時00分
外貨建債券残高 2025年7月末時点の時価ベースで1兆円超(為替は2025年7月31日レートで円換算、仕組債・ユーロ円債除外)
取り扱い銘柄数 既発債250銘柄以上(2025年8月29日時点)。米国国債は常時約100銘柄程度
取扱通貨 米ドルを中心に、米ドルの他に11通貨(合計12通貨分野の取り扱い)
販売単位 米国国債は額面100米ドル単位(円換算で約5,000円程度から取引可能)
キャンペーン名 もれなく米ドルプレゼント&豪華景品が当たる!米ドル債デビュー・再デビューキャンペーン
キャンペーン期間(エントリー) 2025年8月28日 17:00 ~ 2025年9月30日
対象取引期間 2025年8月28日 17:00 ~ 2025年9月30日 14:00
参加条件 2025年7月末時点でSBI証券で米ドル建債券を保有していないこと、エントリーと受渡金額100米ドル以上の購入
特典(キャンペーン1) 購入した受渡金額の0.1%相当の米ドルをもれなくプレゼント(小数第3位以下切捨て)
特典(キャンペーン2) キャンペーン1達成者から抽選で10名に豪華景品(希望商品を選択してエントリー)
参照URL キャンペーン詳細ページ
注意事項・リスク 商品の価格変動や手数料、契約前交付書面の確認が必要。口座開設料・管理料は無料だが商品毎の費用あり

上表は発表資料に基づく主要事項を整理したものである。投資判断に際しては、掲載されたキャンペーン条件や商品特性、手数料およびリスク説明を参照し、必要に応じて公式の案内ページや交付書面等で詳細を確認することが望ましい。

参考リンク: