10月1日発売|高藏蒸留所2年目REBORN詳報
ベストカレンダー編集部
2025年9月2日 21:44
高藏REBORN新作発売
開催日:10月1日

60年ぶりに甦った高藏蒸留所とプレスリリースの要点
明利酒類株式会社は、2025年9月2日17時30分付のプレスリリースにて、2022年に再稼働した高藏蒸留所からの新商品リリースを発表しました。代表取締役は加藤高藏氏、本社は茨城県水戸市にあります。高藏蒸留所は、かつて火災で焼失した蒸留所を60年ぶりに復活させた施設であり、復活後のウイスキー造りは国内外で評価を受けています。
今回の発表は、TWSC(The Whisky & Spirits Competition)2025での金賞受賞を経た流れの中での〈2本目のオフィシャルリリース〉にあたります。前年度の1年物ニューボーン『高藏 REBORN PLUM WINE CASK FINISH』は、梅酒樽由来のフルーティな香りと繊細な味わいが評価され、TWSC洋酒部門で金賞を受賞しました。この記事では、発表された製品の詳細、販売スケジュール、蒸留所の特徴と技術背景、企業情報や問い合わせ先まで、プレスリリースの全情報を漏れなく整理して伝えます。

2025年10月1日発売、2種類の『高藏 REBORN』の詳細
明利酒類は2025年10月1日より、2年目のオフィシャルボトルを同時発売します。今回はバーボン樽熟成を用いた製品が中心で、数量限定のラインナップとなっています。販売は直売所と公式オンラインショップで行われます。
以下に、リリースされた2種類の製品概要を具体的に示します。

高藏 REBORN AGED 2 YEAR FIRST FILL BOURBON BARREL
このボトルは、バーボン樽での熟成を経た2年物を4樽バッティングした製品です。水戸の気候により、バーボン樽由来のバニラ香が素直に表現されることを狙って熟成されました。来年発売予定のシングルモルト『高藏 The First』へとつながる重要な1本と位置づけられています。
製品仕様は以下の通りです。
- 価格:3,800円(税込)
- 本数:限定4,100本
- アルコール度数:50%

高藏 REBORN AGED 2 YEAR FIRST FILL BOURBON BARREL NATURAL CASK STRENGTH
こちらは高藏蒸留所のバーボン樽の中からブレンダーが選び抜いた“一樽”を、加水せずに原酒(カスクストレングス)として限定リリースするボトルです。400丁ある高藏蒸留所の中でも特に個性が光った一樽であると説明されています。
製品仕様は以下の通りです。
- 価格:4,500円(税込)
- 本数:限定690本
- アルコール度数:62%

販売方法・販売場所と入手に関する注意事項
両製品の発売日は2025年10月1日です。販売チャネルと開始時刻は次の通り発表されています。
直売所および公式オンラインショップは販売数量が限られており、早期完売となる可能性がある旨が明記されています。店舗とオンライン、双方の販売開始日時は下記のとおりです。
- 明利酒類直売所:別春館
- 所在地:茨城県水戸市元吉田町327。
発売日:10月1日より限定販売開始。 - 明利酒類「高藏蒸留所 TAKAZO DISTILLERY」ホームページ
- 発売日時:10月1日 17時より限定販売開始。
オンラインショップURL:https://takazo.meirishurui.com/

高藏蒸留所の特徴と開発背景 ─ Terroir、Craftsmanship、Attempts
高藏蒸留所の独自性は、プレスリリースで「Terroir」「Craftsmanship」「Attempts」の三つの視点から説明されています。それぞれの要素はウイスキーの味わいに直結する要素として整理されています。
以下に、三つの視点と具体的な取り組みを詳細に示します。
Terroir:水の都・水戸が育む味わい
水戸は那珂川と千波湖に囲まれた豊かな水脈を持つ「水の都」であり、地下から湧き出るマグネシウムを豊富に含む水をウイスキー造りに使用しています。明利酒類は清酒製造でも使用しているこの水を自社で毎日汲み上げており、一定の水質を保つ取り組みを行っています。
また、水戸の気候は夏は暑く冬は厳しい寒さになります。こうした気候条件がウイスキーの熟成に影響し、60年ぶりに呼吸し始めた蒸留所での熟成によって得られる味わいが一つの特徴とされています。
Craftsmanship:酵母開発から蒸留までの技術
明利酒類は酵母を独自に開発・培養しており、ウイスキー造りにおいてもその技術を生かしています。プレスリリースでは、2023年に独自のウイスキー酵母を開発したことを明記しています。
発酵から蒸留に至るまでの各工程で実験と研究を重ね、フルーティな味わいを生み出すことを目指していると説明されています。原材料の水や大麦のみならず、酵母や発酵工程の管理にも重点を置く姿勢が示されています。
Attempts:多様な樽と日本的な熟成表現
高藏蒸留所ではミズナラ樽、バーボン樽、シェリー樽、ポートワイン樽、ラム樽などさまざまな樽を熟成に使用しています。中でも特徴的なのは、「百年梅酒」を熟成したプラムワイン樽の使用です。
このプラムワイン樽による熟成は、梅酒由来の芳醇な香りを樽に移し、日本ならではのフルーティな味わいの骨格を作る手法として説明されています。600種類の商品を手がける明利酒類の経験・知見を活かした多様な熟成実験が行われています。
企業情報と受賞歴、問い合わせ先の明記
明利酒類株式会社は江戸時代から続く酒蔵で、日本酒、梅酒、焼酎、ジン、ウォッカ、リキュールなど幅広い酒類を製造・販売しています。企業スローガンは「明るい利益を追求する」であり、商品を通じた生活の豊かさを目指す企業活動を行っています。
前述したとおり、1年物のニューボーン『高藏 REBORN PLUM WINE CASK FINISH』はTWSC洋酒部門で金賞を受賞しています。TWSCはアジア最大級のウイスキー&スピリッツコンペティションであり、今回の金賞は再開後の取り組みが外部評価された事例です。
- 会社名
- 明利酒類株式会社
- 本社所在地
- 茨城県水戸市
- 代表者
- 代表取締役:加藤高藏
- 企業ウェブサイト
- https://meirishurui.com
- お問い合わせ
- 担当者:加藤木、加藤
メールアドレス:meiri@atlas.plala.or.jp
以上がプレスリリースに記載された全情報の整理です。以下に、本記事で扱った主要項目を表形式でまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
リリース日(プレスリリース) | 2025年9月2日 17時30分 |
発表会社 | 明利酒類株式会社(本社:茨城県水戸市、代表取締役:加藤高藏) |
蒸留所名 | 高藏蒸留所(TAKAZO DISTILLERY。2022年立ち上げ、60年ぶりに復活) |
受賞歴 | 『高藏 REBORN PLUM WINE CASK FINISH』がTWSC2025洋酒部門で金賞受賞 |
発売日(新製品) | 2025年10月1日(直売所は当日開始、オンラインは同日17時開始) |
製品A | 高藏 REBORN AGED 2 YEAR FIRST FILL BOURBON BARREL:価格3,800円/限定4,100本/度数50% |
製品B(原酒) | 高藏 REBORN AGED 2 YEAR FIRST FILL BOURBON BARREL NATURAL CASK STRENGTH:価格4,500円/限定690本/度数62% |
販売場所 | 明利酒類直売所 別春館(茨城県水戸市元吉田町327)、および高藏蒸留所公式オンラインショップ(https://takazo.meirishurui.com/) |
注意事項 | 販売数量に限りがあり、早期完売の可能性あり |
企業サイト | https://meirishurui.com |
問い合わせ | 明利酒類株式会社 担当:加藤木、加藤 メール:meiri@atlas.plala.or.jp |
この記事は、明利酒類株式会社のプレスリリースに記載された情報を忠実に整理して伝えたものです。製品の仕様、発売時期、販売チャネル、蒸留所の技術的背景と企業情報まで、発表に含まれるすべての項目を網羅しています。